踊る大捜査線 | |
---|---|
ジャンル | 刑事ドラマ |
脚本 | 君塚良一 |
演出 |
本広克行 澤田鎌作 |
出演者 |
織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里 水野美紀 ユースケ・サンタマリア いかりや長介 |
オープニング |
松本晃彦 「Rhythm And Police」 |
エンディング |
織田裕二withマキシ・プリースト 「Love Somebody」 |
製作 | |
プロデューサー |
亀山千広 東海林秀文 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送チャンネル | フジテレビ系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
公式ウェブサイト | |
連続ドラマ | |
放送期間 | 1997年1月7日 - 3月18日 |
放送時間 | 火曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル | |
放送期間 | 1997年12月30日 |
放送時間 | 火曜 21:00 - 23:18 |
放送分 | 138分 |
回数 | 1 |
フジテレビ番組基本情報 | |
踊る大捜査線 番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル | |
放送期間 | 1998年6月19日 |
放送時間 | 金曜 21:00 - 22:52 |
放送枠 | 金曜エンタテイメント |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル | |
放送期間 | 1998年10月6日 |
放送時間 | 火曜 21:00 - 23:14 |
放送分 | 134分 |
回数 | 1 |
フジテレビ番組基本情報 | |
深夜も踊る大捜査線 湾岸署史上最悪の3人! | |
放送期間 | 1998年10月12日 - 10月16日 |
放送時間 | 1:10 - 1:20 |
放送分 | 10分 |
回数 | 5 |
踊る大ソウル線 | |
放送期間 | 2001年9月21日 |
放送時間 | 金曜 19:00 - 20:54 |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
深夜も踊る大捜査線2 | |
放送期間 | 2003年7月14日 - 7月18日 |
放送時間 | 0:35 - 0:50 |
放送分 | 15分 |
回数 | 5 |
前日も交渉人 真下正義 | |
放送期間 | 2005年5月6日 |
回数 | 1 |
逃亡者 木島丈一郎 | |
放送期間 | 2005年12月10日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 22:54 |
放送枠 | プレミアムステージ |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
弁護士 灰島秀樹 | |
放送期間 | 2006年10月28日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 22:54 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
警護官 内田晋三 | |
放送期間 | 2007年1月27日 |
回数 | 1 |
深夜も踊る大捜査線3 | |
放送期間 | 2010年6月28日 - 7月1日 |
放送時間 | 23:30 - 23:40 |
放送分 | 10分 |
回数 | 4 |
踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件 | |
放送期間 | 2012年9月1日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
回数 | 1 |
フジテレビ番組基本情報 | |
深夜も踊る大捜査線 THE FINAL | |
放送期間 | 2012年9月3日 - 9月6日 |
放送時間 | 0:45 - 0:55 |
放送分 | 10分 |
回数 | 4 |
特記事項: 本項目における本文中の放送時間はすべて日本標準時(JST)。また特記のない限り、放送時間・放送期間はフジテレビ(制作局、関東広域圏)でのそれに準拠するものとする。 連続ドラマの初回は21:03 - 22:24の81分。 最終回は21:02 - 22:14の72分。 |
『踊る大捜査線』(おどるだいそうさせん)は、フジテレビ系列で放送された日本の刑事ドラマシリーズ。
連続ドラマとして1997年1月7日から3月18日まで「火曜9時」枠で放送された。シリーズ化されテレビドラマ・映画・舞台で展開された。その後も「踊るレジェンド」としてテレビドラマや映画のスピンオフ作品が作られた。
本作のタイトルは、映画『夜の大捜査線』と『踊る大紐育』に由来する[注 1]。
織田裕二が演じる青島俊作巡査部長(後に係長、警部補に昇進)が主人公の「警察ドラマ」。連続ドラマ版放映開始当時までの刑事ドラマは、犯人の逮捕までを追う描写が多く、また銃撃戦やカーチェイスといった派手な追跡劇や所轄警察署が広域事件・テロ事件を解決させるといったような、エンターテイメント性を重視した描写が主流であったが、当作品ではそれらの要素を可能なかぎり排除し現実の警察組織と近い業務形態や実情を採用した作風となっている。より現実味ある描写をメインとし、警察機構を会社組織に置き換え、署内の権力争いや本店(=警視庁)と支店(=所轄署)の綱引きなどを、湾岸警察署を中心に描いている。本作品で登場した具体的な例としては、刑事のことを「デカ」ではなく「捜査員」と呼ぶ、加害者のことを「ホシ」ではなく「被疑者」と呼ぶ、「発砲許可」に対して手続きが存在するなどである。
青島刑事以外にも恩田すみれ(深津絵里)・和久平八郎(いかりや長介)・真下正義(ユースケ・サンタマリア)などの湾岸警察署員や事件の被害者でのちに刑事となる柏木雪乃(水野美紀)、湾岸警察署の署長ら三人組(通称『スリーアミーゴス』)、警察庁のキャリア・室井慎次(柳葉敏郎)らにもスポットライトが当てられる。
事件を追うだけでなく、警察の抱えるさまざまな内部矛盾、特に警察組織の厳格なキャリア制度の問題、官僚主義の問題、縦割り行政の問題、民事不介入の問題も大きなテーマとなっている。これら警察に関するリアルな描写は、以降の刑事ドラマ全般にも多大な影響を与えた。
連続ドラマ版(1997年)放映当初は決して高視聴率とは言えなかった。しかし、ドラマの視聴率が次第に上昇する中でプロデューサーの亀山が上司に対して「最終回の視聴率が20%を超えたら映画化してよい」との約束を取り付け、実際に最終回の視聴率が20%を超えたため映画化が実現した[1]。連続ドラマ終了後、2本のスペシャルドラマ版と1本の番外編ドラマを経て映画化され、第1作・第2作ともに記録的なヒットとなった。映画の第1作から第2作までの間は、見えないストーリーが進行されていて、色々なエピソードが第2作で刑事らのセリフとして登場する(潜水艦事件など)。
2005年には映画版第2作の内容と連動した外伝的物語「踊るレジェンド」として『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』が映画公開された。さらに、2005年から2006年にかけて『交渉人 真下正義』の前日談として『逃亡者 木島丈一郎』が、『容疑者 室井慎次』の後日談として『弁護士 灰島秀樹』が、2007年には『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』との共同制作である短編『警護官 内田晋三』がテレビ放送された。
2010年に7年ぶりに、『THE MOVIE 3』を映画公開。その、スピンオフとして『係長 青島俊作』を携帯ドラマとして発信。
2012年、14年ぶりとなるスペシャルドラマ『THE LAST TV』を放送、『THE FINAL』を映画公開、シリーズ15年の歴史に一旦幕を閉じた。
2023年12月、本作の続編が2025年の映画公開に向けて早ければ2024年2月にもクランクインする予定だと報じられた[2]。
2024年3月18日、劇場版最終作の公式サイトが「映画『室井慎次』公式サイト」に変更され、「『踊るプロジェクト』再始動――2024年秋公開.」などとする情報が解禁された[3][4]。10月11日に前編『室井慎次 敗れざる者』、11月15日に後編『室井慎次 生き続ける者』が相次いで公開された。
同年12月3日、公式ホームページで謎のカウントダウンが行われ、翌日4日に最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』が2026年に公開することが発表され[5]、21時から3時間限定で東宝のYouTubeチャンネルで特報映像が公開された。『踊る』本編としては14年ぶりの復活となる。
「織田裕二主演の刑事もの」という企画[6]。当時は『あぶない刑事』などのバディものが流行っていたが、亀山千広プロデューサーは、「それをやってもまがい物で勝てないし、刑事部屋が動くというと『太陽にほえろ』を越えられない」と考えた[6]。また当時、高村薫の『マークスの山』などの小説が話題になり、作品中、"管理官"という言葉をはじめ警視庁の中に色々な役職があり、初めて世の中の人がそれを知った。そうした流れの中で、組織論をやるのはどうかなと考え、脚本の君塚良一に伝えたら、君塚が自宅の書棚から笠原和夫の本を持って来て「『仁義なき戦い 代理戦争』って何も起こらず、ただ組のメンツをかけて役者同志が喋ってる。それだけ。それでいいんだ」と言った[6]。亀山は「警視庁のメンツと所轄のメンツ、それが本作のテーマ。だから私と君塚さん二人の間では『踊る』は半分『仁義なき戦い』なんです。ダメな署長は金子信雄さんです」などと述べている[6]。
元敏腕営業マンの青島俊作は脱サラして警察官となり、交番勤務を経てようやく念願の刑事課勤務となる。だが、青島の配属された警視庁湾岸署は「空き地署」と陰口を言われる東京の僻地。配属直後に管内で事件が発生し、青島は意気込んで現場に向かうものの、「所轄刑事」として現場検証すらさせて貰えない。青島は強行犯係の大先輩で定年間際のベテラン刑事和久平八郎から所轄刑事の心得を叩き込まれる。それは青島が思い描いていた理想の刑事像と大きくかけ離れた地味で冴えないものだった。
管内で殺人事件が発生した場合には所轄署に「帳場が立ち」(捜査本部設置)、本庁刑事部の腕利きと共に国家公務員一種(キャリア)の管理官が送り込まれる。聞き込みや取り調べ、犯人確保といった事件捜査の主役はあくまで彼らの仕事だった。青島が初めて出会った警察官僚が室井慎次管理官だった。青島は室井の指名で運転手役をやらされ、冷たくあしらわれる。室井は被害者の娘で通報者の柏木雪乃にも詰問口調で迫る。雪乃は父親を失ったショックで失声症に陥っていた。青島は室井の乱暴さに反感を覚え、雪乃を優しくフォローする。
一方、湾岸署は個性派揃い。俗物で昼行灯の神田総一朗署長を筆頭に、署長の腰巾着秋山春海副署長。そして、事なかれ主義の刑事課長袴田健吾などなど、良くも悪くも青島にとっては営業マン時代とそう変わらぬ人間関係となる。同じ強行犯係には東大卒のキャリアで年齢は青島より下だが階級は遙かに上、親の七光りまで持つ真下正義が昇進試験の「腰掛け」として在籍中。そして盗犯係には小さい体に似合わず男勝りの迫力を持つ紅一点恩田すみれが居た。熱血が空回りすることの多い青島は和久、真下、すみれら仲間たちに励まされながら奮闘することになる。
やがて、すみれの過去が明らかになる。逮捕した犯人からの逆恨みでストーカー被害に遭い、体にも心にも大きな疵を抱えていた。「正しいことをしたければ偉くなれ」和久のその言葉は重い意味を含んでいた。青島は仲間たちや自分を頼ってくれる人々を守る為、強くなろうと胸に誓う。また、鉄面皮の冷血漢に見えた室井も秋田出身で東北大卒という異色のエリートで、優秀であるが故に身内に敵も多い孤独な男だった。室井は次第に青島を認め、目を掛けるようになるがそれはお互いにとって辛く険しい道程となってゆく。
雪乃は青島やすみれの励ましを受け、父親の事件を乗り越えて、日本で生活していた。ところがそんな彼女に麻薬密輸の重要参考人という嫌疑がかけられる。雪乃を本庁の手に渡してはならない。青島は咄嗟の機転で雪乃を口汚く侮辱し、怒った雪乃から平手打ちを食らう。「公務執行妨害による逮捕」その場合、勾留権は所轄署が優先される。真下やすみれの協力により「取り調べと称する時間稼ぎ」で雪乃を保護する一方、青島は和久と共に真犯人を追う。そこで和久が見せたのはグレーゾーンに生きる人間たちと繋がりを持ち、彼らから巧みに情報を引き出す所轄刑事ならではの裏技だった。青島は和久から継承者に指名される。二人の活躍により被疑者は確保され、本庁刑事に引き渡された。だが、本庁や警察上層部の間で青島は悪名高き存在となる。 雪乃は、この事件をきっかけに警察官を目指すようになる。
管内で発砲事件が発生。職質しようとした真下が銃撃され、重体に陥る。仲間の窮地に湾岸署は結束し全力をもって捜査に尽力する。そして、室井と青島のコンビにより事件は無事解決する。だが、室井は警備部に左遷され、青島は交番勤務に戻される。「市民に信頼されるお巡りさん」という自身の原点に戻った青島はやがて再起することになる。
この物語は、異色の経歴と特技を持つ青島刑事を軸に、彼を取り巻く人々が時代の変化により起きる数々の難事件と対決する、壮大なドラマとなってゆくのだった。
初期の構想段階では、すでに引退したベテラン刑事和久の娘をすみれ(監察医)に設定し、和久宅に居候する青島との恋愛も一案にあった[7]。その後は、青島と雪乃、室井とすみれの二本立てでの恋愛路線、青島と雪乃とすみれの三角関係も構想されている。実際、青島・雪乃間での恋愛に発展しそうな伏線や、すみれが青島に惹かれてゆく描写もちりばめられており、室井とすみれの二人きりのシーンも幾度かあった[8]。
この路線は、第1話が放映された時点で取りやめが決定された[9] が、これは同クールにフジテレビが放映していた恋愛ドラマ(月曜9時枠「バージンロード」の視聴率がよかったため、同じ恋愛ものをぶつけるのは足の引っ張り合いになりかねないという亀山プロデューサーの判断であったと脚本家・君塚良一は著書「テレビ大捜査線」にて語っている。このとき第4話までは脱稿していたので第5話からのプロットが変更され、以後は警察ドラマとしての視点に重点を置いていくこととなり、そこで雪乃の設定に変更が加えられている(血液型まで変更された[注 2])。
『踊る大捜査線』
話数 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|
第1話 | 1997年1月7日 | サラリーマン刑事と最初の難事件 | 18.7% | |
第2話 | 1997年1月14日 | 愛と復讐の宅配便 | 16.4% | |
第3話 | 1997年1月21日 | 消された調書と彼女の事件 | 16.5% | |
第4話 | 1997年1月28日 | 少女の涙と刑事のプライド | 15.7% | |
第5話 | 1997年2月4日 | 彼女の悲鳴が聞こえない | 18.1% | |
第6話 | 1997年2月11日 | 張り込み 彼女の愛と真実 | 18.7% | |
第7話 | 1997年2月18日 | タイムリミットは48時間[注 3] | 18.2% | |
第8話 | 1997年2月25日 | さらば愛しき刑事 | 17.3% | |
第9話 | 1997年3月4日 | 湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪 | 16.3% | |
第10話 | 1997年3月11日 | 凶弾・雨に消えた刑事の涙 | 19.0% | |
第11話 (最終話) |
1997年3月18日 | 青島刑事よ永遠に | 23.1% | |
平均視聴率 18.2%[11](視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
「踊るレジェンド」やミニドラマなど「踊る」シリーズの世界設定・時間軸で作られた正規の関連ドラマを含む。特に明記されていないものはフジテレビでの放送である。
映画の公開などと絡めた関連番組が数多く作成された。出演者、スタッフへのインタビュー、メイキング映像などが多いが中には本格的にドラマ仕立てになっているものもある。設定本などの公式資料ではテレビシリーズの再編集版である『ザッツ踊る大捜査線』や「踊る」シリーズの時間軸上で作られたスペシャルドラマなどと特に区別することなく放送日順に列挙されていることが多い。特に明記されていないものはフジテレビでの放送である。基本的に映像商品化はされていないが、一部はDVDの特典映像などになっている。
THE ODORU LEGEND CONTINUESを含む。
『プロジェクトK』、『デカウォーズ』、『観光案内』の3本は「THE MOVIE 2」のための「湾岸署3大VTR」として作成され、湾岸署観光者相談係のモニター映像として「THE MOVIE 2」の中で使用されたほか「歳末特別警戒スペシャル完全版+α」の中でも放送された。「踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2」の特典ディスクに収録された。
踊る大捜査線シリーズはこの世界設定上の時間軸での1997年1月の出来事を実際の1997年1月に放送する話で始まり、「THE MOVIE」までは放送・公開時期とほぼ同じ時期の出来事を描く形で作られてきた。亀山プロデューサーによれば踊る大捜査線シリーズのコンセプトの一つである「リアリティー」の表れの一つで、映画についても当初はテレビシリーズ第1話のリメイクや[21] 青島が会社員を辞めて刑事を目指すようになる話など時間軸を大きく遡った時期の話を描くことも検討されたが、結局は上記の原則を踏襲する形となったとされている。
2009年3月の「踊る大捜査線 THE MOVIE 3」の制作発表においては、時間軸がリアルに進んでいることを前提に青島が係長に昇進している可能性や、新人が配属される可能性について言及されており、実際にその通りになった。その後は、描かれている時期と放送・公開時期が次第に離れてきており、「逃亡者 木島丈一郎」では初めて時系列を遡る話になった。
「THE MOVIE」以後は、映画で描かれた話の前日譚や後日譚をテレビドラマ、舞台、DVD特典映像といったさまざまな手段で描く形をとっており、それぞれの話の前後関係が複雑になっているため、下に作中の時系列に沿った一覧表を掲げる。
時間軸 | 初放送・公開日 | 区分 | タイトル | 事件名 |
---|---|---|---|---|
1983年9月 - 1985年1月 | 2005年9月17日 | 本 | 野口江里子の日記 | |
1997年1月 | 1997年1月7日 | テレビシリーズ | 第1話サラリーマン刑事と最初の難事件 | 会社役員絞殺事件 |
1997年1月 | 1997年1月14日 | テレビシリーズ | 第2話愛と復讐の宅配便 | 湾岸署爆弾未遂事件 |
1997年1月 | 1997年1月21日 | テレビシリーズ | 第3話消された調書と彼女の事件 | 盗難傷害事件 |
1997年1月 | 1997年1月28日 | テレビシリーズ | 第4話少女の涙と刑事のプライド | 連続強盗傷害事件(本編より2年前に発生)・クラブ傷害事件 |
1997年2月 | 1997年2月4日 | テレビシリーズ | 第5話彼女の悲鳴が聞こえない | 広域連続傷害事件 |
1997年2月 | 1997年2月11日 | テレビシリーズ | 第6話張り込み 彼女の愛と真実 | 大麻密輸事件・営業マン殺人事件 |
1997年2月 | 1997年2月18日 | テレビシリーズ | 第7話タイムリミットは48時間 | 同上 |
1997年2月 | 1997年2月25日 | テレビシリーズ | 第8話さらば愛しき刑事 | 栗の木坂男性刺殺事件・空き巣窃盗事件 |
1997年3月 | 1997年3月4日 | テレビシリーズ | 第9話湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪 | 品川主婦殺人事件 |
[注 5] | 1997年3月18日1997年3月11日 | テレビシリーズ | 第10話凶弾・雨に消えた刑事の涙 | 警察官殺人未遂事件 |
1997年3月18日 | 1997年3月18日 | テレビシリーズ | 第11話(最終話)青島刑事よ永遠に | 同上 |
1997年12月29日 - 31日 | 1997年12月30日 | テレビスペシャル | 歳末特別警戒スペシャル | 第一興和銀行強盗人質事件・海峰小学校傷害事件・大凪町マンション強盗殺人事件・湾岸署刑事課占拠事件 |
1998年4月 | 1998年6月19日 | テレビスペシャル | 初夏の交通安全スペシャル | 小凪町会社役員射殺事件 |
1998年10月 | 1998年10月6日 | テレビスペシャル | 秋の犯罪撲滅スペシャル | 会社内連続婦女暴行事件・曙荘放火殺人未遂事件 |
THE MOVIEの直前 | 1998年10月12日 - 16日 | テレビスペシャル | 深夜も踊る大捜査線 | |
[22]※ | 1998年11月4日 - 6日1998年10月31日 | 映画 | THE MOVIE | 副総監誘拐事件・猟奇殺人事件・署内連続窃盗事件 |
THE MOVIEの後日譚 | 2003年12月29日 | DVD特典映像 | プロジェクトK | |
2001年9月 | 2001年9月21日 | テレビスペシャル | 踊る大ソウル線 | ゴージャス姉妹強盗殺人事件 |
2002年3月 | 2010年7月15日 | ニンテンドーDS用ソフト | THE GAME 潜水艦に潜入せよ! | ストーカー殺人未遂事件・家電製品盗難事件・潜水艦事件 |
2003年11月16日 - 20日 | 2003年7月14日 - 18日 | テレビスペシャル | 深夜も踊る大捜査線2 | |
[22][注 6]※ | 2003年11月22日 - 24日2003年7月19日 | 映画 | THE MOVIE 2 | 台場役員連続殺人事件・連続婦女暴行事件・連続スリ事件 |
THE MOVIE2の直後※ | 2003年8月15日 - 17日 | 舞台 | 舞台も踊る大捜査線 | |
2004年10月30日 - 31日 | 2005年12月10日 | テレビスペシャル | 逃亡者 木島丈一郎 | 警察官殺害事件・マンション立て篭もり事件 |
2004年12月23日 | 2005年5月6日 | テレビスペシャル | 前日も交渉人 真下正義 | |
2004年12月24日 | 2005年5月7日 | 映画 | 交渉人 真下正義 | 地下鉄実験車両乗っ取り事件・地下鉄車両基地爆破事件・新宿シンフォニーホール爆破未遂事件 |
地下鉄事件進行中 |
2004年12月24日2007年1月27日 | テレビスペシャル (トリビアの泉の企画) |
警護官 内田晋三 | |
交渉人 真下正義の直後 | 2005年12月17日 | DVD特典映像 | 広報人 矢野君一 | |
2005年2月 | 2005年8月27日 | 映画 | 容疑者 室井慎次 | 新宿3丁目強盗殺人事件 |
2006年3月 | 2006年10月28日 | テレビスペシャル | 弁護士 灰島秀樹 | 海洋博覧会建設反対訴訟(民事)、秋葉原大学生殺害事件(刑事) |
2006年12月 | 2012年9月7日 | 映画 | THE FINAL 新たなる希望 | 北品川少女誘拐殺人事件(本編より6年前に発生) |
THE MOVIE3以前 | 2010年6月28日 - 7月1日 | テレビスペシャル | 深夜も踊る大捜査線3 | ブラジルサンバ老婆殺人事件(想像上の事件) |
2010年3月 | 2010年6月1日 - 7月9日 | ドコモ動画 | 係長 青島俊作 | 会社員殴打事件、社長痴漢事件、中国人集団スリ事件 |
THE MOVIE3直前 | 2010年6月28日 - | ドコモ動画 | スリーアミーゴス THE MOBILE | |
2010年3月28日 - 31日 | 2010年7月3日 | 映画 | THE MOVIE 3 | しおかぜ銀行台場支店金庫破り事件、港区台場路線バスジャック事件、湾岸署拳銃三丁盗難事件、盗難拳銃発砲殺人事件、盗難拳銃連続殺人事件、新湾岸署毒ガス噴霧事件、TNT爆弾爆破予告事件、新湾岸署占拠事件 |
2012年10月 | 2012年8月27日 - | NOTTV | 係長 青島俊作2 | なぎさ商店街殴打事件 |
2012年11月 | 2012年9月1日 | テレビスペシャル | THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件 | 台場偽装自殺殺人事件、ネットオークション盗難品売買事件 |
[注 7] | 2012年12月2012年9月7日 | 映画 | THE FINAL 新たなる希望 | 台場トンネル拳銃殺人事件、真下勇気くん誘拐事件 |
THE FINAL 新たなる希望の後 | 2012年9月3日 - 9月6日 | テレビスペシャル | 深夜も踊る大捜査線 THE FINAL | |
[23] | 2023年9月 - 2024年1月2024年10月11日/11月15日 | 映画 | 室井慎次 敗れざる者/生き続ける者 | 北大仙市三ツ池における男性死体遺棄事件 |
※「THE MOVIE」は事件の数日後に入院している青島を室井と和久が見舞うシーンで、「THE MOVIE 2」は事件の数ヶ月後(2004年1月)に室井と青島が表彰されるが青島が新たな事件の捜査のために表彰式をすっぽかすシーンで終わっている。「舞台も踊る大捜査線」では、「THE MOVIE 2」で発生した事件と表彰式との間のひとこまを描いている。
お台場地区を主要な舞台とする本作品は1996年から1997年にかけてフジテレビ本社が新宿区河田町からお台場地区に移転した(撮影当時は本格移転前で、撮影スタジオのみ先行して使用していた)ことを受けて「フジテレビお台場移転第1回記念作品」として作られテロップまで作成されたが、系列局からの「フジテレビだけで放送するんじゃないから」との反対で最終的には外された[25]。
第2作公開後、重要メンバーである和久平八郎役のいかりや長介が病没。スピンオフ作品である『容疑者 室井慎次』では、和久の健在を匂わす台詞があるが、MOVIE3での和久は故人の設定で、甥っ子として和久伸次郎が登場する。
前述の「ハイパーリンク」をはじめ、劇中には様々な"遊び心"が盛り込まれている。
劇中に登場する架空の運送会社のブランド名(正式社名は新日本運搬)で、カエルのロゴマークが特徴である。毎回、カエル急便が登場すると、何かしら事件が発生する。番外編(『湾岸署婦警物語』)ではカエル急便の社屋も画面上に登場している。映画『新たなる希望』では、カエル急便の倉庫も登場している。
テレビアニメ版の『学校の怪談』には、新聞にカエル急便の広告が載っていた[いつ?]。(テレビアニメ『GTO』第15話にも理事長の読んでる新聞にカエル急便の広告があった。)テレビアニメ『GTO』の第17話「悪い夢! 逃亡者・鬼塚!」にカエル急便のダンボールが山積みにされていた。
劇中に出てくる居酒屋の名前。TVシリーズ第1話和久の台詞から登場している。署長らの接待でたびたび利用されているほか、『初夏の交通安全スペシャル』で篠原夏美の歓迎コンパでも利用されている寿司屋「和之竹」が隣にある。『THE MOVIE 3』のスピンオフムービー『係長 青島俊作 THE MOBILE』では、傷害事件の現場になった。
湾岸署管轄区域唯一の架空の名産品で署長たちが接待するときに必ず差し出す七色の最中。レインボーブリッジとかけた名前で、劇中で何度か使われ、その後も「レインボーせんべい」等の派生品も登場した。
「キムチラーメン」「わさびラーメン」など架空のもの、実在のもの含めて様々なカップ麺が登場する。『THE MOVIE 2』公開の際には「湾岸ラーメン」というカップ麺が劇中に登場した。
2005年8月には、劇場公開された『容疑者 室井慎次』において舞台となる新宿北署にあった明星食品の自販機の中に入っていたカップ麺のうち、「北新宿キムチ麺」と「北新宿トムヤム麺」2つのエスニック系カップ麺が、実際に明星食品から商品として全国展開された。
2010年6月21日、劇場公開される『THE MOVIE 3』の劇中登場にあわせて「踊る大捜査線 ザ・湾岸ラーメン 海鮮キムチコク塩味」が、明星食品より全国発売された[26]。
2012年8月27日、劇場公開される『THE FINAL』に合わせて、劇中にも登場する「踊る大捜査線 ザ・湾岸ラーメン ワンタン麺 エビ塩味」が明星食品より全国発売された[27]。
THE MOVIE 2の冒頭、青島刑事の通勤シーンはテレビシリーズ第1話で青島が初めて湾岸署に向うシーンと同一の経路を辿っており、「空き地」から「観光地」への変貌振りがよくわかる演出になっている。
番外編で“女青島”こと篠原巡査(内田有紀)が通勤するシーンも、第1話のこれと同一のカット割になっており、青島と女青島との対比が描かれている。
テレビシリーズのオープニングで、それぞれの役柄の出身地や現住所、役職といったプロフィールが書かれている。
劇中に出てくる登場人物の誕生日は演者と同じである。その他にも生年や出身地、血液型まで同じ人物もいる。
プロデューサーの亀山千広、東海林秀文をはじめ、多くの製作スタッフが『内トラ(内部エキストラ)』(業者に依頼し端役を発注するエキストラに対し、端役を内部のスタッフでまかなうこと)としてテレビ・映画全てにおいて多くのシーンに出演しており、一部の役(死体発見者、ボクサーとトレーナーなど)は準レギュラー化している。このほかに番組内で使用されている「前科者リスト」や「容疑者リスト」にもスタッフの写真が使用されるなどしている。スタッフの子供が出ているケースもある。
プロデューサーの亀山千広は「深夜も踊る大捜査線」では脚本家の君塚良一とともに「管内で刑事ドラマを撮影する許可(設定上、フジテレビ本社は湾岸署の管轄内となる)をもらいに湾岸署に来る」という設定で本人役で出演している。
『秋の犯罪撲滅スペシャル』で、青島たちが調べている被疑者所有ビデオテープの中の1本に、『東京ラブストーリー』が登場。夢中になって見入る面々の中で織田演じる青島が同じく織田演じるカンチのことを「何だかはっきりしない男ッスよね」とメタ的な発言をし、周囲から視線を集めるという演出がある。
本作の捜査本部などの場面用に製作された楽曲『危機一髪』は新世紀エヴァンゲリオンの戦闘シーン用の楽曲『Decisive Battle (EM20)』の特徴的なティンパニーパートのリズムをほぼそのまま使用している[注 8]。これについて作・編曲者である松本晃彦は、本楽曲が収録されている『RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK II SOUND FILE』ブックレット内の記事にて「某アニメシリーズ?多くは語りませんがスタッフがファンなのは確かです」と関連を匂わせている。また、TV放送版の最終回・第11話で緊急逮捕された安西を湾岸署に連行してくるシーンにて「Decisive Battle」自体がそのままBGMとして使用されている[注 9]。
『歳末特別警戒スペシャル』の冒頭、オーストリア大統領夫人による杉並区の病院訪問を報道するTVリポーターの名前が「綾波
『歳末特別警戒スペシャル』のクライマックスでは、BGMとしてベートーヴェンの第九をバックに青島たちが犯人と格闘するシーンがあるが、映画「ダイ・ハード」や『新世紀エヴァンゲリオン』、後の『相棒』のシーンと似た手法がとられている[独自研究?]。
「踊る大捜査線 THE MOVIE」のクライマックスで、青島が煙突から出るピンクの煙によって監禁された和久を探すシーンがある。そのシーンの画面が白黒になり煙突からのピンク煙だけを着色しているのは、黒澤明の映画「天国と地獄(1963年)」に出てくる煙突シーンとほぼ同じである(「天国と地獄」は全篇白黒作品だが、煙突からの煙のみ着色している。このような映画を「パートカラー作品」ということがある)。そのためそのシーンで青島は「天国と地獄だ」というセリフを言う。このモチーフの使用や劇中での「黒澤塗料」の名称使用などについては撮影前に権利者である黒澤プロダクションより正式な使用許諾を受けている(本広克行監督が「THE MOVIE」DVDのコメンタリーにて発言)。ラストでは、いきなり背中を刺されているが、これも「振り返れば奴がいる」のオマージュと考えられる。
『THE MOVIE 2』のOPではジャッキー・チェンのファースト・ミッションの実技訓練。犯人グループの一人が東北訛りで「蒲田」のことを「カメダ」と発音するシーンがあるが、松本清張原作の「砂の器」に出てくる件とまったく同じ手法である。すみれがそのシーンの後「砂の器……」とつぶやくセリフがある。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
本作の劇中用語はいずれも、過去の刑事ドラマではあまり用いられることのなかったものである。それまでの刑事ドラマでは犯人のことを「ホシ」[28]、事件のことを「ヤマ」などという隠語で呼ぶようにしていた。「踊る」においては全面的にこのような隠語が一般的な呼称として用いられていない。劇中では犯人のことを「被疑者・マル被」、容疑者の身柄を拘束することを「確保」と言い換えていた。
刑事課のみならず、警察内で警察官が使う「任同」「機捜」「現着」「追尾」「ローラー」「害者」「123」などの職業用語も多数引用され、一部は世間一般にも広まった。犯人と「被疑者」とは同義語ではないが、「マル被」という言い方は実際の警察の捜査員も使用する。「確保」はあくまで身柄確保の意味であり、逮捕のみを指すとは限らない。
実際に警察官(特に私服警官である刑事)は外部で仕事の話をする場合、「会社」「社長」などビジネス用語を用い、警察官であることを悟られないようにしている。しかし、これが原因で 副総監誘拐事件が発生した。
劇中で「労災」という言葉が頻繁に登場する。公務員である警察官は同様の制度である「公務災害」が適用される[注 11]。
劇中で「拳銃携帯命令」と呼ばれる署員に拳銃を所持させる命令が出されているが、実際には拳銃携帯に特別な許可や命令は存在しない。
TVシリーズ第7話で、「拘留(こうりゅう)期限まで○時間○分」というテロップが複数回発現するが、これは誤りで、「勾留(こうりゅう)〜」が正しい。 どちらも読み方は同じ「こうりゅう」であるが、意味がまったく異なる。 前者は刑罰としての身柄拘束を、後者は被疑者(または被告人)の逃亡や証拠隠滅を防ぐための身柄拘束をそれぞれ指す。
作品の舞台となる警察署。「WPS/湾岸署」の2段書きはフジテレビの登録商標である(第4728692号)[29]。
通称 WPS=Wangan Police Station。警視庁第一方面本部に属する1995年になって新設された警察署である。所在地は、東京都港区台場3丁目2番8号(実際には台場は2丁目までしかない)。「THE MOVIE 2」のパンフレットや公式本「踊る大捜査線研究ファイル」によれば地図上での位置はフジテレビがある位置になっているが、テレビシリーズ第1話や「THE MOVIE 2」冒頭での湾岸署への出勤シーンでは最寄り駅であるりんかい線東京テレポート駅を出てフジテレビとは逆方向の夢の大橋方面に向かって歩いている。ロケ地は江東区潮見にある潮見コヤマビル(後にDSBグループ潮見ビルに改称)で、外観、1階ロビー、屋上、生活安全課のシーンなどがここで撮影されている。なお、劇場版3は"新湾岸署への引っ越し作業中に事件が起こる"という設定の為、同作に於ける湾岸署の撮影場所(外観、1階ロビーなど)は、冒頭シーンを除いて現存する東京湾岸警察署の隣に位置する"the SOHOビル"に移動している。
新設された当時は、臨海副都心といってもほとんど建設予定地ばかりで人もまばらであった。そのため他の所轄署(特に勝どき署)や警視庁の捜査員などからは「空き地署」と呼ばれ蔑まれていた。大規模所轄の部類には入るが、割合開けてきた2003年ころ(「THE MOVIE 2」の時点)でもエリートコースなどではなく、相変わらず本庁の駒にされる立場の弱い所轄である。署長は延々と神田が務めているが(2010年の新湾岸署移転時に真下に交代)、神田自身は丸の内署への栄転を希望している。青島の責任を問われいつも先送りとなる。署内には神田による署訓 「私あっての湾岸署」「ミスのない捜査とスキのない接待」が配布されている。新設だけあって外部も内装も新しく、およそ警察署といったイメージではないモダンな作りとなっている。
以上は作中の「湾岸署」の設定であるが、実際にも東京水上警察署を移転改築し近隣署と管轄を調整、臨海副都心全体を管轄する「東京湾岸警察署」 (Tokyo Wangan Police Station) が2008年3月31日に開署した[注 12]。
「Love Somebody」は本来クリスマスソングとして作られた。[要出典]
「Love Somebody-CINEMA Version II-」では歌詞の一部が変更されており、「誰かを愛せたとき」から「あなたを愛せたとき」になっているが「Love Somebody-CINEMA Version III-」 では「誰かを愛せたとき」に戻された。
ドラマ版から『容疑者 室井慎次』を担当しているのは松本晃彦、『THE MOVIE 3』『THE FINAL』を担当しているのは菅野祐悟である。松本はスピンオフムービー「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」も手掛けており2005年12月に放映された「逃亡者 木島丈一郎」も担当した。アルバム『RHYTHM AND POLICE』は、IからVを合わせて100万枚以上販売されている[30]。フェイス・ワンダワークスが2015年に発表したGIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において、「Rhythm And Police」は10位にランクインされた[31]。
メインテーマ曲「Rhythm And Police」(日本音楽著作権協会(JASRAC)作品コード049-0585-7)の原曲は、メキシコの作曲家ロレンソ・バルセラータ(Lorenzo Barcelata Castro;二つ目の姓である「カストロ」は母方の姓)(1889 - 1943)が作曲作詞した『エル・カスカベル』(El Cascabel;日本音楽著作権協会(JASRAC)作品コード0K3-4404-1)[32][33][34] である。すでに著作者であるロレンソ・バルセラータの死後50年が経過しているため、1994年の時点で、日本国内における『エル・カスカベル』の著作権は消滅している。日本国外でのBAYSIDE SHAKEDOWN 2の上映には国および地域によっては問題が残る。Rhythm And Policeにサンプリングとして使われているのはボイジャー(1977年)に搭載された「地球の音 (The Sounds of Earth)」と同一の編曲のもので、このレコードの音源は1992年にWarner New MediaからCD化され聴くことができる。
スピンオフである『踊るレジェンド』作品(「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」「逃亡者 木島丈一郎」「弁護士 灰島秀樹」「警護官 内田晋三」)では『Rhythm And Police』は使用されていない。※ただし、DVD特典として収録された「警護官〜」では権利上の関係からか、タイトルバックの曲が『Rhythm And Police』に差し替えられている。
このほかにも、過去のフジテレビで使われた演奏曲も使われている。第10話の最後のシーンで真下が撃たれた時に流れていた曲は、「NIGHT HEAD」でも使われているので、踊るのサントラ独自のものではない。
『RHYTHM AND POLICE』はコナミのBEMANIシリーズのアーケードゲームでは『ポップンミュージック11』に、アレンジ版である「Rhythm & Police (K.O.G G3 Mix)」(CJ Crew feat. Christian D.)が『Dance Dance Revolution 5thMIX』で収録されている。ほか、トミーのヴァイオリン型電子玩具『evio』の外部メディアにも「踊る大捜査線のテーマ」として収録されている。また、日本を含めて世界的に行われているフィットネスプログラム「ボディコンバット」でも使用されている。
テレビシリーズでBGMとして、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の戦闘シーン「DECISIVE BATTLE」「Spending Time in Preparation」のアレンジを使用している。番組の音響担当者がエヴァ製作者に了解を得て製作した(DVD「踊る大捜査線1」より)。第1話のみアレンジの時間がなく庵野秀明に本広克行が電話で了解を得てエヴァサントラの曲をそのまま使用した。
スピンオフ作品関係を含む。
販売元は株式会社ポニーキャニオン
販売元はポニーキャニオン
※は英語字幕付き。
販売元はすべてポニーキャニオン
タイトル | 脚本 | 演出・監督 | 音楽 | その他 |
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テレビシリーズ第1話 | 君塚良一 | 本広克行 | 松本晃彦 | |
テレビシリーズ第2話 | ||||
テレビシリーズ第3話 | 澤田鎌作 | |||
テレビシリーズ第4話 | ||||
テレビシリーズ第5話 | 本広克行 | |||
テレビシリーズ第6話 | 澤田鎌作 | |||
テレビシリーズ第7話 | 本広克行 | |||
テレビシリーズ第8話 | 澤田鎌作 | |||
テレビシリーズ第9話 | 本広克行 | |||
テレビシリーズ第10話 | 澤田鎌作 | |||
テレビシリーズ第11話 | 本広克行 | |||
歳末特別警戒スペシャル | ||||
初夏の交通安全スペシャル | 尾崎将也 | 原案・君塚良一 | ||
秋の犯罪撲滅スペシャル | 君塚良一 | 澤田鎌作 | ||
THE MOVIE | 本広克行 | |||
深夜も踊る大捜査線 | ||||
踊る大ソウル線 | 大田一水(構成・脚本)※ | 本広克行・菅剛史・澤田鎌作 | 原案・君塚良一 | |
THE MOVIE 2 | 君塚良一 | 本広克行 | ||
深夜も踊る大捜査線2 | 本広克行・長瀬邦弘・河合勇人 | |||
舞台も踊る大捜査線 | 本広克行 | |||
交渉人 真下正義 | 十川誠志 | 原案・君塚良一 | ||
前日も交渉人 真下正義 | 波多野貴文 | |||
容疑者 室井慎次 | 君塚良一 | 脚本・監督兼務 | ||
逃亡者 木島丈一郎 | 十川誠志 | 波多野貴文 | プロデューサー・本広克行 | |
弁護士 灰島秀樹 | 君塚良一 | 小林大策 | 梅堀淳 | |
警護官 内田晋三 | 本広克行 | 松本晃彦 | ||
THE MOVIE 3 | 菅野祐悟 | 脚本協力・金沢達也、オリジナルテーマ曲・松本晃彦 | ||
深夜も踊る大捜査線3 | 松川嵩史 | 松本晃彦 | ||
係長 青島俊作1・2 | 金沢達也 | 長瀬国博 | 原案・君塚良一 | |
深夜も踊る大捜査線FINAL | 十川誠志 | |||
THE LAST TV | 君塚良一 | 本広克行 | 菅野祐悟 | シリーズ音楽・松本晃彦 |
THE FINAL | ||||
室井慎次 敗れざる者 | 武部聡志 | |||
室井慎次 生き続ける者 |
※「踊る大ソウル線」のうち、終盤の「THE MOVIE」と「踊る大ソウル線」の間に起きた出来事を登場人物が語るシーンは、君塚がノンクレジットで執筆した(君塚の著書「裏ドラマ」[要ページ番号]による)。
「踊る大捜査線」シリーズが好評であったことから、本シリーズのタイトルやキャラクターを使用したドキュメンタリー番組や選挙特別番組が放送された。
バラエティー番組を始めとする様々なテレビ番組で「踊る大○○線」といった名前を持ったパロディーが作られた。一部の番組には本物のキャストが出演している。
このほか、1999年[いつ?]に「めちゃ×2イケてるッ!」内のコーナーフジテレビ警察に筧利夫が新城賢太郎管理官として本庁からやってきたという設定で出演したことがある。
ラジオ
フジテレビ 火曜9時枠連続ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
こんな私に誰がした
(1996年10月15日 - 12月17日) |
踊る大捜査線
(1997年1月7日 - 3月18日) |
総理と呼ばないで
(1997年4月8日 - 6月17日) |