進藤 尚美(しんどう なおみ、1972年11月9日[7] - )は、日本の声優、舞台女優、ナレーター[5]。京都府出身[2][3]。青二プロダクション所属[2][3]。
当初は小説家になりたかったが、「小説を書きたいなら、舞台の脚本を書いて欲しい」と頼まれて大学の演劇同好会に入部[8]。当時は表に出るのは嫌だったため、「役者はしない」という条件だったが、進藤達が入らないと潰れてしまうような、女子大の少人数サークルだったという[8]。「人数も少なくて女子しかいない……」となると、芝居をするのに役者が足りず、結局、舞台袖から声だけ聞こえてくる役を作り、声を担当していた[8]。当時はお老さんから男の子、色々な役を演じていた[8]。その時、舞台を見に来てくれた友人の母が「進藤さんってすごいね」と誉めてくれたと聞いたところ、仕方なく演じても嬉しかったという[8]。「声で表現する面白さに目覚めたのは、このサークルだったんじゃないかな」と語っている[8]。
声優になる以前は大学卒業後、児童向け劇団に所属し、舞台役者として活躍していた[8][9]。芝居の世界を選んだのは、バブル崩壊で就職先がないという状況から出た偶然の結果であり、元々安定志向のため、あと1年早く卒業していたらOLをしていたと語る[8]。しかし肝心の就職先がなくその時、大学の求職情報の掲示板に劇団の貼り紙を見つけたという[8]。4年間芝居に関わり、役者として経験も少しだけ積んだことで、自分の中で何かが変わり始めていたのかもという[8]。また「常々子供たちに向けて何かをしたい」と思っていたこともあり、プロの役者としての厳しさに耐えられるか試してみて、続けていく意思が固まったら「声優になろう」と思ったという[8]。舞台は良い作品を作っても、観るのにお金が掛かるが、アニメーションなら子供たちはテレビの前に座るだけであり、「だったら私はアニメを通して良い作品を届けたい」と思っていたという[8]。
青二塾大阪校15期生[3]。初レギュラーは『GEAR戦士電童』の主人公、草薙北斗役となる[8]。
声優としては、多数のアニメ、洋画、ゲーム、CDドラマ等に出演している[5]。
ハスキーボイスが特徴であり、ハスキーな声色を生かして小悪魔的な声を出すこともできる[9]。
方言は京都弁で[3]、『舞-HiME』の藤乃静留役は進藤が京都弁が話せるからという理由でオファーが来た。静留役では狂気がかった演技で、アフレコ現場を視察していた制作スタッフを震え上がらせたとされている。さらに、アニメ『アスタロッテのおもちゃ』でも京都弁話せるからという理由でエンヤ・ニウハーレ役のオファーを受けた。また、『ぷるるんっ!しずくちゃんシリーズ』でも、京都・宇治出身という設定のみどりこさん役で京都弁を披露している。
2002年放送の『機動戦士ガンダムSEED』のカガリ・ユラ・アスハ役において、男勝りな部分と女性らしい部分を合わせ持つ思春期の少女を演じ[9]、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でもカガリ役を続投した[2]。その後のゲーム作品などでもカガリ役を担当していたが、2024年上映の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では降板となり、森なな子へ変更された[10]。
『釣りバカ日誌』とその後番組である『ボボボーボ・ボーボボ』、その時間枠移動後の後番組の『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』と、3作続けてメインキャラクター役で出演した。
特技はテニス[5]。資格は秘書技能検定2級[5]。
好きな食べ物は親子丼。好きな酒は芋焼酎。嫌いな食べ物は餅で、理由はもちもちした食感が嫌いだから[11]。
菓子作りが得意で、大抵のものは作れるが、チョコレートだけは溶かして固めるだけのものでも上手く固まらないため苦手という[12]。所持資格は秘書技能検定2級[3]。
同じ青二プロダクションの置鮎龍太郎と仲が良い。歌手・西川貴教が言うには、進藤は西川の母親に似ているとのこと[13]。クリスマスに『機動戦士ガンダムSEED』に登場するアスラン・ザラのヌードの画像イラストをもらったことがある[14]。
太字はメインキャラクター。
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- 風光る(小夜)
- GEAR戦士電童シリーズ(草薙北斗)
- ヴォーカルベストアルバム BEST DRIVE〜Song Collection
- CDドラマFile.1 - 3
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- 舞-HiMEシリーズ(藤乃静留)
- 初恋方程式〜第2楽章
- ドラマCD 実録!『裏』風華学園史 第一章・第二章
- 2006年
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- あまつき(白練)
- かみさまのいうとおり!(黒野美砂子)
- 召喚士マリア(フィリップ)
- 貧乏姉妹物語(越後屋金子)
- 舞-乙HiMEシリーズ(シズル・ヴィオーラ)
- ドラマCD ミス・マリアはみてた ガルデローベ秘裏日誌Vol.1・2
- ミカ☆アミの乙女ちっく放送局 〜お姉さまと一緒スペシャル〜
- 2007年
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- 2008年
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- はやて×ブレード DRAMA CD Vol.3(上条槙)
- 舞-HiME★DESTINY 龍の巫女 シリーズ(藤乃静留)
- 2009年
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- 2010年
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- The Epic of Zektbach Novel CD Series 〜Blind Justice〜(マラキア)
- はやて×ブレード シリーズ(上条槙)
- 13巻特装版ドラマCD
- ウルトラドラマCD いちばん星!絶叫つめあわせ!
- beatmania IIDX spin-off drama ROOTS26S [suite] Vol.3(梅桐緋浮美)
- 方言恋愛2 京都府・山口県 第3話「京都府」(西園寺薫子)
- 2011年
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- 英雄伝説 零の軌跡 シリーズ(ソーニャ)
- レン物語 〜陽光のぬくもりに抱かれて〜
- 第一章 〜神狼たちの午後〜
- 虫が演じるシェイクスピア ロミオとジュリエット(ロミオ)
- バナフェス!タウン「華劇」(神楽千秋)
- avex mode(2004 - 2008) - CM最後のサウンドロゴ
- パチンコ『Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED』(2023年、カガリ・ユラ・アスハ)
シリーズ一覧
- ^ 第1期(2006年 - 2007年)、第2期『あはっ☆』(2007年 - 2008年)、第3期『ぴっちぴち♪しずくちゃん』(2012年 - 2013年)
- ^ 第1期(2008年)、第2期『銀魂’』(2012年)
- ^ 第2期『巴里編』(2008年)、第3期『フィナーレ』(2010年)
- ^ 第1期(2010年)、第3期(2019年)
- ^ 第1期(2010年 - 2012年)、第2期(シーズン2)第1クール(2012年)、第2期(シーズン2)第2クール『エピソードN』(2013年)、第2期(シーズン2)第3クール『デコロラアドベンチャー』(2013年)
- ^ 第2作『阿知賀編 episode of side-A』(2012年)、第3作『全国編』(2014年)
- ^ 第1作(2012年 - 2013年)、第2作『-1000年の真宝-』(2013年)
- ^ 第1期(2012年)、第3期『3』(2019年 - 2020年)
- ^ 第1期『マギ The labyrinth of magic』(2012年 - 2013年)、第2期『マギ The kingdom of magic』(2013年)
- ^ 第1期(2013年)、第2期(2013年)
- ^ 第1期(2014年)、第2期『VSR』(2016年)、第3期『VSRF』(2016年 - 2017年)
- ^ 第1期(2014年)、第2期『SC』(2015年)
- ^ 第2期『GRANDE ROAD』(2014年 - 2015年)、第4期『GLORY LINE』(2018年)、第5期『LIMIT BREAK』(2023年)
- ^ 第1期(2015年)、第3期後半『餐ノ皿 遠月列車篇』(2018年)
- ^ 第1期(2018年)、第3期『SEASON3』(2024年)
- ^ 『SEED』(2004年)、『PORTABLE』(2006年)、『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『CROSSRAYS』(2019年)
- ^ 『戦国無双』、『猛将伝』
- ^ 『爆闘ハジケ大戦』(2004年)、『脱出!!ハジケ・ロワイアル』(2005年)
- ^ 『運命の系統樹』(2005年)、『運命の系統樹〜修羅』(2006年)、『爆裂!風華学園激闘史?!』(2006年)、『真 風華学園激闘史!!』(2006年)
- ^ 『2』(2006年)、『3 THE FINAL』(2007年)
- ^ 『戦国無双2』(2006年)、『Empires』(2006年)、『猛将伝』(2007年)
- ^ 『サバイバー』(2006年)、『サバイバー2』(2008年)
- ^ 『戦国無双3』(2009年)、『猛将伝』(2011年)、『Z』(2011年)、『Empires』(2011年)
- ^ 『北斗無双』(2010年)、『真』(2012年)、『モバイル』[39](2020年)
- ^ 『2』(2011年)、『Special』(2012年)、『Hyper』(2012年)、『Ultimate』(2013年)
- ^ 『零の軌跡 Evolution』(2012年)、『碧の軌跡 Evolution』(2014年)、『閃の軌跡 II』(2015年)、『閃の軌跡 III』(2017年)、『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』(2018年)
- ^ 『-錯乱パラノイア-』、『-狂爛モラトリアム-』
- ^ 『フルブースト PS3版』(2014年)、『マキシブースト』(2014年)、『マキシブースト ON』(2016年)
- ^ 『4』(2014年)、『Ⅱ』(2015年)、『Empires』(2015年)
- ^ 『3』(2018年)、『Ultimate』(2019年)
- ^ 『エクストリームバーサス2』(2018年)、『クロスブースト』(2021年)、『オーバーブースト』(2023年)