鄭州日産汽車有限公司(ていしゅうにっさんきしゃ、Zhengzhou Nissan Co., Ltd.; ZNA)は、中華人民共和国河南省鄭州市に本社を構える商用車メーカーで、東風汽車と日産自動車の合弁会社である。
本社は鄭州経済技術開発区に所在し、工場は鄭州市中牟県の第一工場(年産9万台)と鄭州経済技術開発区に建設された第二工場(年産12万台)がある[1]。2013年時点での出資比率は東風汽車股份有限公司 (DFAC) が51%、東風汽車有限公司 (DFM) が28.651%、日産自動車が20.349%である[2]。
元々は日産自動車の中国市場向け小型商用車 (LCV) 生産拠点であったが、東風汽車傘下に入ってからはダブルブランド戦略を採用し、上級LCVセグメントを日産ブランドで、台数規模が大きいセグメントを東風ブランドで市場拡大を図っている[3]。このうち、東風ブランド系列の車種については海外市場(ラテンアメリカなど)でもZNAブランドで販売が行われている[4]。