酒場(さかば)とは、主にアルコール飲料を提供する飲食店の総称で、一般に「接待」を伴わない飲酒店のこと。日常的な表現では飲み屋ともいう。中世においては様々な立場、職業の人間が集まり、互いに情報を提供し、交流を深める社交場としての役割も果たしていた。
酒の種類、メニューや飲食形態、店の雰囲気などによって、居酒屋、パブ、バー、スナック、立ち飲み(角打)などに呼び分けられるが明確な区別はない。しかし、スナックには接待を伴う場合が多い。
異性が接待する飲酒店には、ラウンジ、クラブ、キャバクラ、キャバレー、ホストクラブ等があるが、これらは風適法で風俗営業の内の接待飲食等営業とされ、法律上区分されている。
西日本の一部では酒造場(酒蔵・造り酒屋)の意味で呼ばれることがある。島根県西端部の益田市・津和野町、山口県、福岡県などで会社名に「酒場」が入っている酒造業者が存在する。また現在は酒造をやめているが、かつて酒造業であった酒屋にもその名残で店名に「酒場」が入る場合もある。