静岡県立清水東高等学校(しずおかけんりつしみずひがしこうとうがっこう)は、静岡県静岡市清水区に所在する県立高等学校。
1923年に静岡県立庵原中学校として開校した。2004年度に文部科学省より3年の期限付きで(後に延長)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。通称は清高(きよこう)、東高。
校歌は土井晩翠が作詞、信時潔が作曲したものである。
各学年1クラスのみ。約40人の編成で、3年間クラス変えは行われず、原則として担任教師も固定されている。
理科は理数物理・理数化学・理数生物とも必修のため3科目を履修することになる。実際的には物理基礎、化学基礎、化学、生物基礎の内容は必修で本人の選択によって物理か生物を選択履修することになる。数学・理科・スーパーサイエンスについては文部科学省が定める書式での調査書でも「理数数学」・「理数物理」等と記載され、「専門教育に関する教科・科目」に属する単位認定となる。
理数科は例年、2年次の春頃から3年次の始め頃までに、「理数科課題研究」という形で自分たちが立てた自然科学分野の課題についての研究を行う。
平成16年度以降に入学した理数科の生徒はスーパーサイエンスハイスクール活動の一環として研究を行った。2006年8月にパシフィコ横浜で開催された2006年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会において、県内初となる科学技術振興機構理事長賞を受賞している。
全国の高校生1300人以上が参加した全国高校科学グランプリ2006では、同校理数科生が金賞、銀賞、銅賞を各1名ずつ受賞した。また、2007年度も2名が金賞を受賞した。
また、2010年度、同校理数科生徒が日本数学オリンピックにおいて日本一(川井杯)になった。
2011年4月、同生徒が数学オリンピックにおいて国内6人のうちの1人に選ばれ、同年7月にオランダで行われる国際数学オリンピックに参加した。
- 学校祭
- 6月の第一金・土曜日に開かれる。土曜日は一般に公開される。日曜開催がないのは、毎年6月の第一日曜日にサッカーの全国高校総体県大会決勝が行われるからであるが、最近はその場に立てていない。
- 体育祭
- 10月に静岡県草薙総合運動場で行われる。
- 実際はほぼ陸上大会である。
- 修学旅行
- 基本的には2年生の10月又は、12月に実施される。行く先は普通科と理数科で異なり、普通科は台湾、理数科はアメリカ合衆国に行くようになっている。理数科は、ヨセミテ国立公園、スタンフォード大学等を訪れ、現地高校との交流を、普通科は台北周辺と現地校との交流を実施している。
- 校舎は職員室・保健室・学級教室などのある校舎(管理教室棟)と、図書室・化学室・物理室などのある校舎(特別教室棟)の二棟である。また、それぞれの校舎は二本の渡り廊下で接続されている。但し現在はグラウンド側の渡り廊下が取り壊されている。
- 職員室・図書室・生物室は冷暖房完備。その他本館の教室は冷房完備。
- しかし冷房の導入時期が異なるため、校舎の西側5教室は電気エアコン、それより東側の教室はガスエアコンとなっている。
- その他の施設としては、講堂・新体育館(2階建てで、1階は武道場・文化部部室・卓球場・トレーニング室、2階は体育館)・旧体育館・別館・駐輪場・25mプール(現在は使われていない)・合宿所・部室などがある。管理教室棟は講堂・旧体育館と、特別教室棟は新体育館と接続している。
- なお、管理教室棟・特別教室棟・新体育館・旧体育館、講堂は耐震補強工事が既に完了している。
- 管理教室棟の各教室にはプロジェクター、マグネット貼付式ホワイトボード兼スクリーンが整備されている。またApple TVの導入によりApple端末の画面を共有して展開する授業が可能となり、多くの授業で活用されている。また、黒板は半局面黒板が採用されている。
- 全国高等学校サッカー選手権大会
- 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会
- 山形大会(1972年度)優勝
- 愛媛大会(1980年度)優勝
- 神奈川大会(1981年度)優勝
- 静岡大会(1991年度)優勝
- 夏の甲子園
- 春の甲子園出場
- 静岡県高校総体ハンドボール競技
- 静岡県高校総体ハンドボール競技
- 第3位(2016年度) 東海総体出場
- 第2位(2017年度) 東海総体出場
- 第2位(2019年度) 東海総体出場
- 静岡県選手権大会
- 静岡県高等学校弓道対抗戦
- 東海高等学校弓道選抜大会
- 全国高等学校総合文化祭 自然科学部門
- 第43回大会さが総文(2019年)
- 第44回大会こうち総文(2020年)
- 日本学生科学賞
- 全国高等学校総合文化祭 自然科学部門
- 第43回大会さが総文(2019年)
- 第44回大会こうち総文(2020年)
- 第45回大会わかやま総文(2021年) 奨励賞
- 第46回大会とうきょう総文(2022年)
- 全国高等学校総合文化祭 写真部門
- 全国高等学校総合文化祭 新聞部門
- 第43回大会さが総文(2019年)
- 第44回大会こうち総文(2020年)
- 第45回大会わかやま総文(2021年) 優良賞
- 第46回大会とうきょう総文(2022年) 優良賞
- パソコン甲子園 プログラミング部門
- 日本情報オリンピック 本選
- 全国高等学校囲碁選手権大会
- 第42回東海地区高等学校囲碁選手権大会
- 男子個人戦 4位・6位入賞(2022年)
- 女子個人戦 5位・6位入賞(2022年)
- 男子団体戦 3位(2022年)
- 女子団体戦 3位(2022年)
- 全国高等学校総合文化祭 器楽・管弦楽部門
- 第43回大会さが総文(2019年)
- 第46回大会とうきょう総文(2022年)
- NHK全国高等学校放送コンテスト
- 鈴木悳夫 - 元プロ野球選手
- 漆畑勝久 - 元プロ野球選手
- 山下大輔 - 元プロ野球選手
- 岩崎優 - プロ野球選手(阪神タイガース、東京オリンピック2020日本代表 金メダリスト)
- 牧田匡平 - プロ野球審判員
関東地区同窓会、北海道支部同窓会、関西支部同窓会、由比東高会、岳南清水東高会の5つの地区同窓会が活動している。この他にも清水東高校卒業生のネットワークを広げるための交流会として日本全国の卒業生を対象に番外交流会が実施されている。
部活動実績 |
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