頓馬パルーカ | |
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Palooka | |
映画の宣伝ポスター | |
監督 | ベンジャミン・ストロフ |
脚本 |
ジャック・ジェヴン アーサー・コーバー ガートルード・パーセル マレー・ロス ベン・ライアン |
原作 | ハム・フィッシャー |
製作 |
エドワード・スモール ハリー・M・ゲッツ |
出演者 |
スチュアート・アーウィン ルーペ・ヴェレス ジミー・デュランテ |
撮影 | アーサー・エディソン |
編集 | グラント・ホワイトック |
製作会社 | リライアンス・ピクチャー・コーポレーション |
配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
公開 | 1934年1月26日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『頓馬パルーカ』(とんまパルーカ、原題: Palooka)は、ハム・フィッシャーのコミック・ストリップを原作とする1934年のアメリカ合衆国のプレコード・コメディ映画。ベンジャミン・ストロフ監督、スチュアート・アーウィン、ルーペ・ヴェレス、ジミー・デュランテ出演。この映画はジャック・ジェヴン、アーサー・コーバー、ガートルード・パーセル、マレー・ロス、ベン・ライアンによってコミック・ストリップから脚色された。
素朴な青年ジョー・パルーカ(スチュアート・アーウィン)の父親ピート(ロバート・アームストロング)はボクシングのチャンピオンであったが、放蕩三昧の生活がたたり母親のメイム(マージョリー・ランボー)は幼いジョーを連れて田舎に逃げていた。ジョーは素直に育ち、幼馴染のアンと恋仲となった。しかし怪しげなボクシングマネージャーのノビー・ウォルシュ(ジミー・デュランテ)がジョーの素性に気付いて言葉巧みに近付き、ジョーは彼に付いて大都会へ行く決心をする。彼は八百長でチャンピオンとなり、玉の輿を狙う魅力的なキャバレー歌手ニナ・マデロ(ルーペ・ヴェレス)と父親同様の放蕩の道を歩み始める。本作にはジェームズ・キャグニーの弟ウィリアム・キャグニーがノビーの敵対者役で出演している。そして母親がジョーを諫めるためにアンを連れて大都会にやって来る。父親のピートまで現れてトレーナーを買って出るが、当然のように鍍金が剥がれたジョーは王座から転落する。ニナはジョーのもとから去り、夢から醒めたジョーは田舎に戻ることになった。
本作はエドワード・スモールがユナイテッド・アーティスツとの契約に基づきプロデュースした2作目の映画である[1]。スモールは映画のために楽曲「インカ・ディンカ・ドゥー」の権利を特別に購入した[2]。