一般国道自動車専用道路(B)[注釈 1] (有料) | |
---|---|
C4 / E66 首都圏中央連絡自動車道 (圏央道) | |
地図 | |
路線延長 | 約300 km (うち269 kmが開通済み) |
開通年 | 1996年(平成8年) - |
起点 | 神奈川県横浜市金沢区 釜利谷JCT(北緯35度21分10.59秒 東経139度35分46.41秒) |
主な 経由都市 |
神奈川県 茅ヶ崎市、藤沢市、海老名市、厚木市、相模原市 東京都八王子市、青梅市 埼玉県狭山市、鶴ヶ島市、桶川市、久喜市 茨城県つくば市、阿見町、稲敷市 千葉県成田市、東金市、大網白里市、茂原市、長南町、市原市 |
終点 | 千葉県木更津市 木更津JCT(北緯35度22分35.41秒 東経139度58分47.48秒) |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
首都圏中央連絡自動車道(しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどう、英語: KEN-O EXPWY[1])は、日本の首都圏において神奈川県横浜市金沢区から東京都・埼玉県・茨城県を経由して千葉県木更津市に至り、東京都心からおおむね半径40 - 60キロメートル (km) の位置を環状に結ぶ高規格幹線道路(国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線))である。国道468号に指定されている。略称は圏央道(けんおうどう)、圏央(けんおう)[注釈 2]。
高速道路ナンバリングによる路線番号は 「C4」 が割り振られているが、横浜環状南線のうち栄IC/JCT - 戸塚IC間に限り 「E66」 が割り振られている[2]。
東京都心から40 - 60 km圏内の、神奈川県の横浜市・厚木市・相模原市、東京都八王子市、埼玉県川越市・久喜市、茨城県つくば市、千葉県成田市・茂原市・木更津市などの東京郊外の諸都市を結ぶとともに、複数の放射道路を相互に連絡する(横浜横須賀道路、新東名高速道路、東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道、千葉東金道路、千葉外房有料道路、館山自動車道など。第三京浜道路とは連絡しない)。首都圏の3環状9放射の一番外側の環状道路である(外環道、中央環状線とともに3環状の一つ)。法律上では、海老名IC付近の一部区間を除くほとんどの区間が、高速自動車国道ではなく一般国道の自動車専用道路の扱いとしている[3]。
2017年(平成29年)2月26日時点で、圏央道として茅ヶ崎JCT - 大栄JCT間、松尾横芝IC - 木更津JCT間が開通しており、NEXCOが管理・運営を行っている。なお、久喜白岡JCT - つくばJCT、つくば牛久IC - 大栄JCT、松尾横芝IC - 木更津東ICの区間は「暫定2車線での開通」となっている。また未開通区間については、NEXCOと国土交通省が共同で建設・整備を進めている。このうち、藤沢ICとあきる野ICを境として、西側の藤沢IC - あきる野IC間をNEXCO中日本が、その他の区間をNEXCO東日本が、それぞれ建設・管理を担当している。[4]
一般国道の路線を指定する政令[5][注釈 3]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
海老名南JCT - 海老名IC間は国道468号ではなく、第一東海自動車道とされており[8]、道路規格は基本的に変わらないものの、境界部には「ここから一般有料道路」(上記区間から外に出る時)、「ここから高速自動車国道」(上記区間外から中に入る時)の標識が設置されている。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
備考 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 茅ヶ崎JCT | E84 C4 新湘南バイパス | 0.0 | 神奈川県 | 茅ヶ崎市 | |||
26 | 寒川南IC | 県道44号伊勢原藤沢線 | 1.9 | 東名高速・中央道方面出入口 | 高座郡 寒川町 | |||
27 | 寒川北IC | 県道46号相模原茅ヶ崎線 県道410号県道湘南台大神伊勢原線(事業中) |
5.1 | ETC専用 | ||||
1 | 海老名南JCT | E1A 新東名高速道路 | 7.9 | 海老名市 | ||||
4-2 | 海老名JCT | E1 東名高速道路 | 9.4 | |||||
31 | 海老名IC | 県道43号藤沢厚木線 | 11.3 | |||||
32 | 圏央厚木IC/JCT | 国道246号(厚木秦野道路)(事業中) 国道129号 |
16.2 | JCTの接続時期は未定 | 厚木市 | |||
32-1 | 厚木PA/SIC | 17.3 | ETC専用 | |||||
33 | 相模原愛川IC | 国道129号 県道52号相模原町田線 |
21.4 | 相模原市 | 南区 | |||
34 | 相模原IC | 県道510号長竹川尻線(津久井広域道路) | 30.3 | ETC専用 | 緑区 | |||
35 | 高尾山IC | 国道20号(八王子南バイパス) | 36.2 | ETC専用 | 東京都 | 八王子市 | ||
6 | 八王子JCT | E20 中央自動車道 | 38.2 | |||||
41 | 八王子西IC | 都道61号山田宮の前線 都市計画道路左入美山線(北西部幹線道路)) |
42.6 | ETC専用 関越道方面出口と中央道方面出入口とは 別に関越道方面入口が存在 | ||||
42 | あきる野IC | 国道411号(新滝山街道) | 47.8 | あきる野市 | ||||
43 | 日の出IC | 都道184号奥多摩あきる野線(永田橋通り) | 49.8 | 西多摩郡 日の出町 | ||||
44 | 青梅IC | 都道44号瑞穂富岡線 | 58.5 | 青梅市 | ||||
45 | 入間IC | 国道16号 | 63.3 | 埼玉県 | 入間市 | |||
- | 狭山PA | - | 67.4 | 狭山市 | ||||
46 | 狭山日高IC | 県道397号堀兼根岸線 | 69.3 | |||||
47 | 圏央鶴ヶ島IC | 76.1 | 鶴ヶ島市 | |||||
50 | 鶴ヶ島JCT | E17 関越自動車道 | 78.3 | 関越道のJCT番号は「4-1」 | ||||
51 | 坂戸IC | 県道269号上伊草坂戸線 | 83.5 | ETC専用 | 坂戸市 | |||
52 | 川島IC | 国道254号 | 86.0 | 比企郡 川島町 | ||||
60 | 桶川北本IC | 国道17号(上尾道路) | 91.7 | 新大宮上尾道路との接続計画あり | 桶川市 | |||
61 | 桶川加納IC | 県道12号川越栗橋線 | 96.4 | |||||
- | 菖蒲PA | - | 99.2 | 上下線集約型・給油所設置 | 久喜市 | |||
62 | 白岡菖蒲IC | 国道122号(騎西菖蒲バイパス) | 102.5 | 一部は久喜市 | 白岡市 | |||
70 | 久喜白岡JCT | E4 東北自動車道 | 105.8 | 一部は白岡市 東北道のJCT番号は「3-2」 |
久喜市 | |||
71 | 幸手IC | 県道383号惣新田幸手線 | 114.3 | 幸手市 | ||||
72 | 五霞IC | 国道4号(新4号国道春日部古河バイパス) | 118.5 | ETC2.0搭載車限定で 道の駅ごかへの一時退出実験実施中 五霞IC以北の春日部古河BPは茨城西部・宇都宮広域連絡道路 五霞IC以南では東埼玉道路延伸部との接続構想あり |
茨城県 | 猿島郡 | 五霞町 | |
73 | 境古河IC | 国道354号(境岩井バイパス) | 125.4 | 境町 | ||||
74 | 坂東IC | 県道20号結城坂東線(バイパス) | 134.5 | 坂東市 | ||||
- | 坂東PA[11] | - | 内回りのみ、外回りは供用開始時期未定[12][13] | |||||
75 | 常総IC | 国道294号(常総バイパス) | 143.4 | ETC2.0搭載車限定で道の駅常総への一時退出実験実施中 | 常総市 | |||
- | つくばSIC(仮称) | 県道45号つくば真岡線バイパス(内回り) 県道123号土浦坂東線(都市計画道路島名上河原崎線)(外回り) |
150.4 | 事業中[14] | つくば市 | |||
76 | つくば中央IC | 県道19号取手つくば線(サイエンス大通り) | 153.9 | |||||
80 | つくばJCT | E6 常磐自動車道 | 158.2 | 常磐道のJCT番号は「4-1」 | ||||
81 | つくば牛久IC | 国道6号(牛久土浦バイパス) | 159.7 | |||||
82 | 牛久阿見IC | 県道48号土浦竜ヶ崎線 | 165.8 | 稲敷郡 阿見町 | ||||
83 | 阿見東IC | 県道34号竜ヶ崎阿見線(バイパス) | 171.7 | 牛久市 | ||||
- | 江戸崎PA | - | 175.1 | 稲敷市 | ||||
84 | 稲敷IC | 県道49号江戸崎新利根線 | 177.7 | |||||
85 | 稲敷東IC | 県道103号江戸崎下総線 | 183.7 | |||||
86 | 神崎IC/PA | 国道356号(下総神崎バイパス) | 188.3 | PAは2026年度供用開始予定[15][16][17][18] | 千葉県 | 香取郡 神崎町 | ||
87 | 下総IC | 県道63号成田下総線 | 192.1 | ETC専用 | 成田市 | |||
90 | 大栄JCT | E51 東関東自動車道 | 198.0 | 東関東道のJCT番号は「10-1」 | ||||
- | (主)成田小見川鹿島港線IC(仮称)[19] | 県道44号成田小見川鹿島港線 | 200.9 | 2026年度開通予定[20][21] | ||||
- | IC | 成田空港平行滑走路横断道路(構想[注釈 8]) | 香取郡 多古町 | |||||
- | 国道296号IC(仮称)[19] | 国道296号 | 207.1 | |||||
93 | 松尾横芝IC | 国道126号(銚子連絡道路) 県道62号成田松尾線(芝山はにわ道) |
216.1 | 山武市 | ||||
- | 山武PA | 検討中[24][18] | ||||||
94 | 山武成東IC | 県道76号成東酒々井線 | 223.5 | |||||
100 | 東金JCT | E82 千葉東金道路 | 232.2 | 千葉東金道のJCT番号は「5-1」 | 東金市 | |||
101 | 東金IC | 国道126号 | 千葉東金道のIC番号は「6」 | |||||
101-1 | 大網白里SIC | (間)県道20号千葉大網線 | 239.7 | ETC専用 | 大網白里市 | |||
102 | 茂原北IC | 県道21号五井本納線 | 243.1 | 茂原市 | ||||
102-1 | 茂原長柄SIC | (間)県道14号千葉茂原線 | 248.6 | ETC専用 | ||||
103 | 茂原長南IC | 国道409号(茂原一宮道路) | 253.8 | 長生郡 長南町 | ||||
104 | 市原鶴舞IC | 国道297号 | 262.6 | 市原市 | ||||
- | 高滝湖PA | - | 264.4 | |||||
105 | 木更津東IC | 国道410号(久留里馬来田バイパス) | 275.1 | ETC2.0搭載車限定で 道の駅木更津 うまくたの里への一時退出実験実施中 |
木更津市 | |||
- | かずさIC(仮称) | 県道33号君津平川線 | 計画中[25][26] | 袖ケ浦市 | ||||
110 | 木更津JCT | E14 館山自動車道 | 282.2 | 館山道・アクアラインのJCT番号は「16」 | 木更津市 | |||
CA 東京湾アクアライン連絡道 |
1988 | (3月)(新湘南バイパスとして)茅ヶ崎JCT - 藤沢IC |
---|---|
1989 | |
1990 | |
1991 | |
1992 | |
1993 | |
1994 | |
1995 | |
1996 | (3月)青梅IC - 鶴ヶ島JCT |
1997 | |
1998 | (3月)(千葉東金道路として)東金IC - 松尾横芝IC |
1999 | |
2000 | |
2001 | |
2002 | (3月)日の出IC - 青梅IC |
2003 | (3月)つくばJCT - つくば牛久IC |
2004 | |
2005 | (3月)あきる野IC - 日の出IC |
2006 | |
2007 | (3月)つくば牛久IC - 阿見東IC、木更津東IC - 木更津JCT (6月)八王子JCT - あきる野IC |
2008 | (3月)鶴ヶ島JCT - 川島IC |
2009 | (3月)阿見東IC - 稲敷IC |
2010 | (2月)海老名JCT - 海老名IC (3月)川島IC - 桶川北本IC (4月)つくば中央IC - つくばJCT |
2011 | (5月)白岡菖蒲IC - 久喜白岡JCT |
2012 | (3月)高尾山IC - 八王子JCT |
2013 | (3月)海老名IC - 相模原愛川IC (4月)茅ヶ崎JCT - 寒川北IC、東金IC - 木更津東IC |
2014 | (4月)稲敷IC - 神崎IC (6月)相模原愛川 - 高尾山IC |
2015 | (3月)寒川北IC - 海老名JCT、久喜白岡JCT - 境古河IC (6月)神崎IC - 大栄JCT (10月)桶川北本IC - 白岡菖蒲IC |
2016 | |
2017 | (2月)境古河IC - つくば中央IC |
首都圏中央連絡自動車道の今後の開通予定は、以下の通りである。
環状道路は、目的地ではない都心寄りを経由せずに他の地域へ向かうことができる。国土交通省は交通渋滞の緩和による物流の円滑化、観光振興などに効果があったと分析している[91]。埼玉県は、2005年に本格的に始めた企業誘致の件数が2018年9月末までに目標の1000件を超え、圏央道の効果が大きかったと発表している[92]。
あきる野IC付近の事業認定を巡って、東京地方裁判所平成12年(行ウ)第349号事業認定取消請求事件を第一審とする行政訴訟が提訴された。一審では、市民団体寄りの判決を多く出していた藤山雅行が裁判長を務め、原告側の請求を認め、土地収用法上の事業認定を取り消す判決が下った(東京地判平16・4・22)。
この判決に対し、行政側は東京高等裁判所へ2004年(平成16年)4月27日に控訴した。二審の平成16年(行コ)第205号事業認定取消・収用裁決取消請求控訴事件においては、行政側が逆転勝訴し、裁判は終結した[93]。
八王子JCT - 高尾山IC間に関し、平成14年(行ウ)第296号等の事業認定の取消しを求めた行政訴訟が起きた。原告は高尾山周辺や八王子城址付近の環境破壊、税金の無駄遣いを理由として、圏央道高尾山トンネル建設に対し、団結小屋の設置など、激しい建設反対運動が起き、東京都知事や国土交通大臣を提訴したものの、行政側が勝訴し裁判は終結した[94]。
区間 | 車線 | 規制最高速度 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
上下線 | 上り線 | 下り線 | 大特 三輪・牽引 |
大型貨物 特定中型貨物 |
左記を除く車両 | ||
茅ヶ崎JCT - 海老名南JCT | 4 | 2 | 2 | 80 km/h (指定) |
|||
海老名南JCT - 海老名IC | 80 km/h (指定) |
80 km/h (指定) |
80 km/h (指定) |
※1 | |||
海老名IC - 川島IC | 80 km/h (指定) |
||||||
川島IC - 久喜白岡JCT | 100 km/h (指定) |
※2 | |||||
久喜白岡JCT - 幸手IC | 80 km/h (指定) |
||||||
幸手IC - 境古河IC | 2 | 1 | 1 | 70 km/h (指定) |
※3
※6 | ||
境古河IC - 坂東IC | 4 | 2 | 2 | 80 km/h (指定) |
|||
坂東IC - つくばJCT | 2 | 1 | 1 | 70 km/h (指定) |
※3
※6 | ||
つくばJCT - つくば牛久IC | 4 | 2 | 2 | ※4 ※5 | |||
つくば牛久IC - 江戸崎PA | 2 | 1 | 1 | ※3
※6 | |||
江戸崎PA - 稲敷IC | 4 | 2 | 2 | ||||
稲敷IC - 大栄JCT | 2 | 1 | 1 | ※3
※6 | |||
(大栄JCT - 松尾横芝IC間未開通) | |||||||
松尾横芝IC - 木更津東IC | 2 | 1 | 1 | 70 km/h (指定) |
※3
※7 | ||
木更津東IC - 木更津JCT | 4 | 2 | 2 | 80 km/h (指定) |
圏央道にはサービスエリア (SA) は設置されていない。計画当初は高滝湖PA がSAの予定であった[97]。また、高滝湖PAと江戸崎PAには売店は設置されておらず、公衆便所・飲料自動販売機のみ(高滝湖PAは公衆便所のみ)が設置されている。売店は厚木PA、狭山PA、菖蒲PAに設置されており、このうち厚木PAの売店は24時間営業である。
江戸崎PAと菖蒲PAの間の距離は76 kmあり[98]、江戸崎PAと東北道蓮田SAの間は78.4 km、江戸崎PAと東北道羽生PAの間は86 km離れており、この間には休憩施設が設置されておらず、しかも暫定2車線区間で追い越しが困難で、渋滞や低速車両があると時間がかかるため、利用者から不満が挙がっていた[99]。また、厚木PAと狭山PA間は50 kmに渡って休憩施設がなく、これはNEXCO中日本管内で、休憩施設間の距離が最も長い[98]。坂東PAの内回りが2024年(令和6年)4月23日に供用開始された[12]。
ガソリンスタンドは菖蒲PAのみの設置で、圏央道を経由して100 km以上にわたってガソリンスタンドがない区間が複数あり、周辺の各SA・PAでは圏央道の利用者に対して、ガス欠防止のため事前給油や休憩を促す標識やポスターを設置している[99]。
久喜白岡JCT - 大栄JCT間の4車線化に合わせて坂東PA[100]が整備されたほか、大栄JCT - 松尾横芝IC間の開通を見越して、新たな休憩施設として神崎PA[17]、PA設置の候補箇所として松尾横芝IC - 山武成東IC間に山武PAが挙げられている[24]。
なお、ETC2.0搭載車対象の休憩施設一時退出実験が、2018年(平成30年)3月24日より五霞IC付近にある道の駅ごかで、2024年(令和6年)3月29日より常総IC付近にある道の駅常総でそれぞれ行われている[101][102][103]。
トンネル・橋梁名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
---|---|---|---|
圏央相模川橋 | 300 m | 海老名IC - 圏央厚木IC | |
上依知第1トンネル | 内回り:554 m 外回り:652 m |
厚木PA - 相模原愛川IC | |
上依知第2トンネル | 内回り:256 m 外回り:265 m |
||
愛川トンネル | 内回り:2,677 m 外回り:2,719 m |
相模原愛川IC - 相模原IC | |
小倉山トンネル | 内回り:2,100 m 外回り:2,098 m |
||
城山トンネル | 417 m | 相模原IC - 高尾山IC | |
相模原八王子トンネル | 内回り:3,577 m 外回り:3,572 m |
圏央道最長のトンネル | |
高尾山トンネル | 内回り:1,348 m 外回り:1,470 m |
高尾山IC - 八王子JCT | 外回り南浅川トンネル(延長118 m)+ 高尾山トンネル(延長1,329 m)、総延長約1,470 m |
八王子城跡トンネル | 内回り:2,386 m 外回り:2,382 m |
八王子JCT - 八王子西IC | |
恩方トンネル | 内回り:735 m 外回り:715 m |
||
天合峰トンネル | 内回り:1,363 m 外回り:1,354 m |
八王子西IC - あきる野IC | |
川口トンネル | 内回り:1,952 m 外回り:1,957 m |
||
菅生トンネル | 内回り:2,360 m 外回り:2,362 m |
日の出IC - 青梅IC | |
友田トンネル | 内回り:382 m 外回り:407 m |
||
圏央道多摩川橋 | 352.0 m | ||
青梅トンネル | 内回り:2,059 m 外回り:2,094 m |
||
入間西トンネル | 255 m | 青梅IC - 入間IC | |
入間中トンネル | 100 m | 入間IC - 狭山PA | |
入間東トンネル | 200 m | ||
入間川高架橋 | 内回り:1,391 m 外回り:1,386 m |
||
越辺川橋 | 423.0 m[106] | 坂戸IC - 川島IC | |
圏央道荒川橋 | 971 m | 川島IC - 桶川北本IC | |
JR高崎線トンネル | 339 m | 桶川北本IC - 桶川加納IC | |
旧中山道トンネル | 133 m[注釈 9] | ||
国道17号トンネル | 350 m |
トンネル・橋梁名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
---|---|---|---|
圏央中川橋 | 376.0 m[注釈 10] | 幸手IC - 五霞IC | |
圏央利根川橋 | 1,295.0 m[107][注釈 11] | 五霞IC - 境古河IC | |
鬼怒川高架橋 | 1,503.3 m | 坂東IC - 常総IC | |
小貝川高架橋 | 2,376.0 m | 常総IC - つくば中央IC | |
新利根川橋 | 3,125 m | 稲敷東IC - 神崎IC | |
養安寺トンネル | 115 m | 東金IC/JCT - 大網白里SIC | |
山辺トンネル | 796 m | ||
茂原第一トンネル | 75 m | 茂原北IC - 茂原長柄SIC | |
茂原第二トンネル | 927 m | ||
笠森鶴舞トンネル | 2,420 m | 茂原長南IC - 市原鶴舞IC | 千葉県内の道路トンネルでは最長 |
山口トンネル | 675 m | 高滝湖PA - 木更津東IC | |
真里谷第一トンネル | 222 m | ||
真里谷第二トンネル | 267 m | ||
真里谷第三トンネル | 180 m | ||
真里谷第四トンネル | 886 m |
※ 久喜白岡JCT - 木更津JCT間は対面通行(暫定2車線)
ここでは圏央道として開通している区間について述べる。
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|---|---|---|
茅ヶ崎JCT - 寒川南IC | 調査当時未開通 | 11,954 | 21,144 | ||
寒川南IC - 寒川北IC | 18,404 | 32,735 | |||
寒川北IC - 海老名南JCT | 21,060 | 38,094 | |||
海老名南JCT - 海老名JCT | 38,094 | ||||
海老名JCT - 海老名IC | 調査当時未開通 | 12,885 | 66,264 | 84,312 | |
海老名IC - 圏央厚木IC | 調査当時未開通 | 59,583 | 80,944 | ||
圏央厚木IC - 厚木PASIC | 54,876 | 75,207 | |||
厚木PASIC - 相模原愛川IC | 75,207 | ||||
相模原愛川IC - 相模原IC | 44,586 | 63,367 | |||
相模原IC - 高尾山IC | 45,670 | 65,964 | |||
高尾山IC - 八王子JCT | 50,747 | 70,540 | |||
八王子JCT - 八王子西IC | 調査当時未開通 | 26,490 | 49,222 | 67,994 | |
八王子西IC - あきる野IC | 23,913 | 46,272 | 65,267 | ||
あきる野IC - 日の出IC | 調査当時未開通 | 8,282 | 29,907 | 50,389 | 69,049 |
日の出IC - 青梅IC | 12,527 | 31,370 | 50,541 | 67,846 | |
青梅IC - 入間IC | 10,346 | 17,676 | 33,826 | 51,128 | 68,337 |
入間IC - 狭山日高IC | 21,210 | 26,641 | 40,823 | 55,923 | 74,242 |
狭山日高IC - 圏央鶴ヶ島IC | 25,046 | 29,891 | 43,955 | 58,663 | 78,465 |
圏央鶴ヶ島IC - 鶴ヶ島JCT | 24,970 | 30,003 | 45,894 | 61,249 | 83,702 |
鶴ヶ島JCT - 坂戸IC | 調査当時未開通 | 13,888 | 23,034 | 61,564 | |
坂戸IC - 川島IC | 12,952 | 21,710 | 61,507 | ||
川島IC - 桶川北本IC | 7,851 | 15,343 | 62,420 | ||
桶川北本IC - 桶川加納IC | 調査当時未開通 | 59,401 | |||
桶川加納IC - 白岡菖蒲IC | 59,401 | ||||
白岡菖蒲IC - 久喜白岡JCT | 調査当時未開通 | 15,343 | 61,727 | ||
久喜白岡JCT - 幸手IC | 10,791 | 35,657 | |||
幸手IC - 五霞IC | 8,740 | 28,503 | |||
五霞IC - 境古河IC | 7,060 | 19,359 | |||
境古河IC - 坂東IC | 調査当時未開通 | 18,679 | |||
坂東IC - 常総IC | 18,679 | ||||
常総IC - つくば中央IC | 18,679 | ||||
つくば中央IC - つくばJCT | 調査当時未開通 | 3,423 | 6,635 | 20,190 | |
つくばJCT - つくば牛久IC | 調査当時未開通 | 6,227 | 16,789 | 25,550 | 28,204 |
つくば牛久IC - 牛久阿見IC | 調査当時未開通 | 11,801 | 20,948 | 22,842 | |
牛久阿見IC - 阿見東IC | 7,596 | 16,014 | 17,479 | ||
阿見東IC - 稲敷IC | 4,923 | 13,960 | 15,220 | ||
稲敷IC - 稲敷東IC | 調査当時未開通 | 11,516 | 13,112 | ||
稲敷東IC - 神崎IC | 10,807 | 12,254 | |||
神崎IC - 下総IC | 9,976 | 11,764 | |||
下総IC - 大栄JCT | 9,700 | 11,757 | |||
大栄JCT - 松尾横芝IC間 | 未開通 | ||||
松尾横芝IC - 山武成東IC | 5,930 | 6,793 | 9,242 | 9,907 | 9,608 |
山武成東IC - 東金JCT | 7,173 | 28,127 | 10,693 | 11,318 | 11,137 |
東金JCT - 東金IC | 8,606 | 7,279 | |||
東金IC - 大網白里SIC | 調査当時未開通 | 7,279 | |||
大網白里SIC - 茂原北IC | 7,269 | ||||
茂原北IC - 茂原長柄SIC | 4,240 | 5,004 | |||
茂原長柄SIC - 茂原長南IC | 5,004 | ||||
茂原長南IC - 市原鶴舞IC | 3,316 | 5,425 | |||
市原鶴舞IC - 木更津東IC | 4,963 | 10,315 | |||
木更津東IC - 木更津JCT | 調査当時未開通 | 5,685 | 11,339 | 13,257 |
(出典:「平成17年 道路交通センサス 一般交通量調査結果」(関東地方整備局ホームページ)「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
開通区間の延伸に伴い、交通量が増大しており、それに伴って各所で渋滞が発生するようになっている。
このうち、海老名JCTではJCT内の車線減少区間がボトルネックとなり、内回りが慢性的に海老名IC付近まで渋滞しており[117]、NEXCO中日本では、暫定的に白線を引き直して車線を増やす対策を行っている。また、八王子JCTでは以前、本線部分の1車線となる区間がボトルネックとなり、交通量の多い時期に渋滞が発生することがあったが、2017年12月20日に内回り・外回りともに2車線化された[76]。
さらに、久喜白岡JCT - 大栄JCT間の暫定2車線区間では、2017年2月26日の久喜白岡JCT - つくばJCT間の全通を機に交通量が大幅に増加し、付加車線の車線減少部を先頭とする渋滞が多く発生して、運転手から「日本一混雑している暫定2車線」との指摘も出ている[99][118]。区間によっては4車線化目安となる24時間交通量10,000台の2倍の20,000台を上回る区間もあり、休日の午前中には外回りの坂東ICや常総IC、夕方には阿見東IC・つくば中央IC・坂東IC・幸手ICを先頭とする渋滞が発生しており、このうち内回りの幸手IC付近を先頭とする渋滞は、平日の夕方にも発生している。
このほか、週末や休日を中心に、東名の伊勢原バス停、中央道の小仏トンネル、関越道の高坂SA、東北道の羽生PA、常磐道の土浦北ICなどを先頭とする、他の高速道路の下りの渋滞が接続する各JCTを過ぎて、圏央道へ最大で10 km前後伸びてくることもある。
※ 特記のない限り料金は普通車のもの。1 kmあたりの料金(距離単価)および固定額は消費税抜きで記す。藤沢IC - 茅ヶ崎JCT間については、新湘南バイパスを参照。
海老名南JCT - 海老名IC間を除き一般有料道路であり、40 km以下の区間では1 kmあたりの距離単価が34 - 40円と、高速自動車国道の大都市近郊区間に比べてかなり割高になっており、首都高速道路経由で利用する方が、圏央道を利用するより通行料金が安くなっていた[119]。
圏央道とその内側で料金水準を統一する方針により、2016年(平成28年)4月1日、高速自動車国道大都市近郊区間と同じ料金水準 (距離【km】×距離単価【29.52円/km】+利用1回あたりの固定額【150円】)[注釈 12]に変更された[120][121]。
ETC2.0を使用して「より賢く使うため」[124]、ETC2.0搭載車に限定して適用される割引が、2016年4月1日から実施されている[120]。
なお、これらの割引は、料金所通過時の料金通知には反映されず、請求時に割引後料金となる。
高速自動車国道より割高であったため、料金差・割高感を緩和し、環状道路として有効活用するために、以下のETC割引が2016年3月31日まで設定されていた。2007年(平成19年)8月に開始された社会実験割引[126][127]が発展したものである。
なお、2016年(平成28年)4月1日以降は、これらの割引が適用された料金を上回らないよう、激変緩和措置としての割引が設定される。
通過区間\車種 | 軽自動車等 | 普通車 | 中型車 | 大型車 | 特大車 |
---|---|---|---|---|---|
海老名IC - 八王子JCT | 240円 | 300円 | 360円 | 500円 | 830円 |
八王子JCT - 鶴ヶ島JCT | 420円 | 510円 | 620円 | 850円 | 1,420円 |
海老名IC - 鶴ヶ島JCT | 420円 | 510円 | 620円 | 850円 | 1,420円 |
斜め文字は2021年(令和3年)現在、通過予定の自治体である。