東京ヤクルトスワローズ #47 | |
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2018年5月29日 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府亀岡市 |
生年月日 | 1997年5月14日(27歳) |
身長 体重 |
180 cm 83 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト3位 |
初出場 | 2018年9月5日 |
年俸 | 5800万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2023年 |
この表について
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獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
日本 | ||
ワールド・ベースボール・クラシック | ||
金 | 2023 |
高橋 奎二(たかはし けいじ、1997年5月14日 - )は、京都府亀岡市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。東京ヤクルトスワローズ所属。
亀岡市立安詳小学校1年から軟式野球を始める。亀岡市立東輝中学校では軟式野球部に入っていた[3]。当時はとにかく華奢で体も固かった[4]。
龍谷大学付属平安高等学校では1年秋からベンチ入り。甲子園出場経験は3度。2年春の第86回選抜大会では4試合に登板し、3勝を挙げ、初優勝に貢献し優勝投手となった。3年春の第87回選抜大会では浦和学院戦で延長戦で2失点を喫し、初戦敗退[5]。3年夏の京都大会では、京都翔英戦で7失点を喫し、敗退[6]。2学年下に岡田悠希がいた。
2015年10月22日に行われた2015年度ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け、11月27日に契約金5000万円、年俸600万円で合意し、入団[7]。背番号は47。
プロ1年目の2016年シーズンは、一軍登板なし。
2017年シーズンは、若手成長株として期待されていたが左肩を痛め、リハビリ生活を送り、ようやく癒えたところで今度は腰痛を発症した[8]。
2018年シーズンは、一軍初登板となる9月5日の中日ドラゴンズ(明治神宮野球場)戦で5回を投げ、5失点だった[9]。10月2日の対横浜DeNAベイスターズ戦(明治神宮野球場)では5回1失点8奪三振の好投でプロ初勝利を挙げた[10]。筒香嘉智を3打席連続三振に打ち取っている[9]。
2019年シーズンは、先発ローテーション入りし、4月3日の対DeNA戦(明治神宮野球場)でシーズン初先発[11]。6月23日の対千葉ロッテマリーンズ戦(明治神宮野球場)では6回2失点でシーズン初勝利を挙げた[12]。最終的に防御率5.76ながら19試合に先発し、4勝を挙げた。ほぼ二回に一四球を与えるなど制球難を露呈した[13]。
2020年シーズンは、7月30日の対阪神タイガース戦(明治神宮野球場)でシーズン初勝利を挙げる[14]。コンディション不良もあり、10試合の登板に終わった[15]。
2021年シーズンは、春季キャンプでカットボールの習得を目指した[15]。キャンプから結果が出ず、二軍スタートになり、交流戦まではセットポジションから投球する新フォームで登板を重ね、安定感を見せるようになると一軍に合流。6月13日の対福岡ソフトバンクホークス戦(PayPayドーム)でシーズン初勝利を挙げた[16]。その後は先発ローテーションに定着[17]。打線の援護に見放され勝敗は4勝1敗に留まったが、防御率2.87、WHIP1.07と安定した投球を披露し、後半戦からは奥川恭伸と先発陣を引っ張り、優勝に貢献した。シーズン終盤は首位を争った阪神タイガース戦への登板に合わせ、奥川と共に登板間隔を開けて調整し、10月9日は5回1失点と試合を作り、10月20日は7回無失点の好投で引き分けに持ち込み、マジックを減らす立役者になる[18]。優勝が懸かった10月26日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)ではリリーフを待機し、5回からの2イニングを無失点に抑え、優勝決定試合の勝利投手となった[19][20]。シーズン最終戦で炎上し[21]、不安を覗かせたがクライマックスシリーズでは第2戦の先発を任され、読売ジャイアンツ相手に6回8奪三振の快投をみせ、初登板初勝利を記録[22]し、チームの日本シリーズ進出に貢献した[23]。シリーズでも11月21日の第2戦目に先発し、オリックス・バファローズを相手に133球を投げ、プロ初完投・初完封勝利を挙げ[24]、優秀選手賞を受賞した[25]。同年のシーズンオフには、750万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[26]。
2022年6月12日の福岡ソフトバンクホークス戦(PayPayドーム)では和田毅との投手戦を制し、3-0で勝利。レギュラーシーズン初の完封勝利を挙げた[27][28][29]。最終的に17試合に先発登板し、8勝2敗、防御率2.63を記録[30][31]。12月2日、2800万円増となる推定年俸5000万円で契約を更改した[30][31]。
2023年、1月26日に2023 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表に選出され[32]、3月12日の1次リーグ・オーストラリア戦で2回を無失点で抑えた[33]。レギュラーシーズンでは20試合に登板し、4勝9敗、防御率4.60を記録[34]。12月20日、200万円減となる推定年俸4800万円で契約を更改した[34]。
高校時代は最速145km/hを記録[35]。プロ入り後の直球の最速は155km/h[36]。変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブを持つ[37]。他にもカットボール、少し曲がるスライダー[38]も投じる[39]。
高校時代は「古都のライアン」、「左のライアン」と呼ばれていたように右足を大きく上げるダイナミックなフォーム[40][41]。
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2018 | ヤクルト | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 69 | 15.0 | 14 | 4 | 8 | 0 | 2 | 20 | 0 | 0 | 10 | 5 | 3.00 | 1.47 |
2019 | 20 | 19 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 0 | .400 | 438 | 95.1 | 99 | 14 | 53 | 2 | 8 | 99 | 5 | 0 | 68 | 61 | 5.76 | 1.59 | |
2020 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 212 | 48.0 | 47 | 6 | 21 | 1 | 4 | 51 | 1 | 0 | 24 | 21 | 3.94 | 1.42 | |
2021 | 14 | 13 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | .800 | 320 | 78.1 | 59 | 9 | 25 | 3 | 6 | 80 | 4 | 1 | 25 | 25 | 2.87 | 1.07 | |
2022 | 17 | 17 | 2 | 1 | 1 | 8 | 2 | 0 | 0 | .800 | 416 | 102.2 | 75 | 9 | 37 | 3 | 9 | 113 | 1 | 0 | 32 | 30 | 2.63 | 1.09 | |
2023 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 0 | .308 | 445 | 101.2 | 104 | 20 | 47 | 3 | 6 | 94 | 3 | 0 | 53 | 52 | 4.60 | 1.49 | |
2024 | 21 | 20 | 0 | 0 | 0 | 8 | 9 | 0 | 1 | .471 | 504 | 115.2 | 116 | 12 | 38 | 0 | 8 | 106 | 1 | 0 | 55 | 46 | 3.58 | 1.33 | |
通算:7年 | 105 | 101 | 2 | 1 | 1 | 30 | 31 | 0 | 1 | .492 | 2404 | 556.2 | 514 | 74 | 229 | 12 | 43 | 563 | 15 | 1 | 267 | 240 | 3.88 | 1.33 |
年 度 |
代 表 |
登 板 |
先 発 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ | ブ |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ | ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 日本 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 2.0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2018 | ヤクルト | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2019 | 20 | 3 | 12 | 2 | 2 | .882 | |
2020 | 10 | 2 | 7 | 0 | 0 | 1.000 | |
2021 | 14 | 3 | 18 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 17 | 4 | 12 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 20 | 3 | 13 | 1 | 4 | .941 | |
2024 | 21 | 4 | 14 | 0 | 2 | 1.000 | |
通算 | 105 | 20 | 77 | 3 | 8 | .970 |