『鷲の爪』 | ||||
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スティーヴ・ミラー・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州サンフランシスコ CBSスタジオ | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
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プロデュース | スティーヴ・ミラー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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スティーヴ・ミラー・バンド アルバム 年表 | ||||
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『鷲の爪』(原題:Fly Like an Eagle)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、スティーヴ・ミラー・バンドが1976年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。
前作『ジョーカー』(1973年)収録曲「イーヴル」でもベースを弾いていたロニー・ターナーと、新ドラマーのゲイリー・マラバーを迎えたトリオ編成のバンドを基本とし、ジェイムズ・コットンやジョン・マクフィー等のゲストも起用してレコーディングされた[5]。サンフランシスコで行われたセッションでは2ダース以上の曲が録音され、うち12曲は本作、残りの曲の殆どは次作『ペガサスの祈り』(1977年)で発表された[5]。
「ユー・センド・ミー」はサム・クックのカヴァーで、本作のヴァージョンにはチーチ&チョンのアルバム『Cheech & Chong's Wedding Album』(1974年)からの引用が挿入されている[6]。
アメリカのBillboard 200では3位に達し、前作『ジョーカー』に続く自身2作目の全米トップ10アルバムとなった[1]。また、1977年には『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートで19位を記録している[1]。バンドは本作で自身初の全英アルバムチャート入りも果たし、合計17週トップ100入りして最高11位を記録した[3]。
本作からの第1弾シングル「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」は全米11位に終わるが[5]、続く「ロックン・ミー」は全米1位[5]・全英11位[7]の大ヒットとなり、その後「フライ・ライク・アン・イーグル」が全米2位を記録した[5]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「焦点が絞り込まれたことで、ミラーの作品の中でも特に強力な曲(オリジナル及びカヴァーの両方)、それにいかなる場面でも適切な、綿密で雰囲気に富んだ音作りがもたらされた」と評している[8]。『ローリング・ストーン』誌が選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500では445位にランク・インした[9]。
特記なき楽曲はスティーヴ・ミラー作。
アディショナル・ミュージシャン