海賊じいちゃんの贈りもの | |
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What We Did on Our Holiday | |
監督 |
アンディ・ハミルトン ガイ・ジェンキン |
脚本 |
アンディ・ハミルトン ガイ・ジェンキン |
製作 |
デヴィッド・M・トンプソン ダン・ウィンチ |
製作総指揮 |
クリスティーン・ランガン ジギー・カマサ アンドリュー・オアー ノーマン・メリー ピーター・ハンプデン ジェームズ・エアー |
出演者 |
デヴィッド・テナント ロザムンド・パイク ビリー・コノリー セリア・イムリー |
音楽 | アレックス・ヘッフェス |
撮影 | マーティン・ホーキンズ |
編集 |
スティーヴ・テンピア マーク・ウィリアムズ |
製作会社 |
BBCフィルムズ バックウェル・プロダクションズ リップシンク・プロダクションズ オリジン・ピクチャーズ |
配給 |
ライオンズゲートUK エスパース・サロウ |
公開 |
2014年9月26日 2015年10月10日 |
上映時間 | 95分[1] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 | $3,753,965[2] |
『海賊じいちゃんの贈りもの』(かいぞくじいちゃんのおくりもの、原題:What We Did on Our Holiday)は2014年に公開されたイギリスのドラマ映画である。監督はアンディ・ハミルトンとガイ・ジェンキン、主演はデヴィッド・テナントが務めた。
ダグ・マクラウドは父親(ゴーディ)の誕生日パーティーに出席するため、妻(アビー)と3人の子供(ロティ、ミッキー、ジェス)を連れて故郷のハイランド地方に帰ることにした。ダグの不倫が原因でアビーは既に離婚を決意していたが、ゴーディは末期がんで余命幾ばくもない状態にあり、アビーが同伴しないというわけにもいかなかったのである。
一家はパーティー会場(ダグの兄、ギャヴィンの邸宅)に到着したが、ダグとアビーの間どころか、ダグとギャヴィンの間にも険悪な雰囲気が漂い始めた。見かねたゴーディは孫たちを連れて散歩に出かけることにした。浜辺を歩きながら、ゴーディは「俺の体にはバイキングの血が流れている。俺はもう少しであの世に行くわけだが、その時は遺骨を海に撒いて欲しい。ご先祖様たちはそうやって旅立っていったのだから。俺の死にざまを見れば、ダグとギャヴィンも少しは仲直りできるかもしれん」と3人に語った。その後、ゴーディは3人に見守られながら息を引き取った。
ロティはゴーディの遺体をミッキーとジェスに任せ、その死をダグたちに伝えに戻った。ところが、大人たちはなおも醜悪な口論を繰り広げており、それを見たロティの不信感は頂点に達した。そこで、ロティはミッキーやジェスと共にゴーディの最期の願いを自分たちだけで叶えることにした。しかし、これが思わぬ騒動を引き起こしてしまう。
2013年5月11日、デヴィッド・テナントとロザムンド・パイクが本作に出演することになったと報じられた[3]。2014年4月23日、アレックス・ヘッフェスが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[4]。6月11日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[5]。8月1日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[6]。
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには52件のレビューがあり、批評家支持率は73%、平均点は10点満点で6.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「キャスト陣の演技は上々のもので、軽妙な笑いもある。『海賊じいちゃんの贈りもの』は扱いの難しいダークなテーマを扱っているが、そこに似つかわしくないはずの可笑しみをストーリーにうまく注入することができている」となっている[7]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は54/100となっている[8]。