ジャンル | 横スクロールアクション |
---|---|
対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
開発元 | カプコン |
発売元 |
カプコン ロムスター |
ディレクター |
リー・ウォン 藤原得郎 |
音楽 |
河本圭代 藤田晴美 |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (1.84メガバイト) |
稼働時期 |
1987年11月 1987年12月 |
デバイス |
4方向レバー 2ボタン |
CPU | MC68000 (@ 6 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 4 MHz) YM2203 (@ 3.579545 MHz)×2 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 256×224ピクセル 60.00Hz パレット576色 |
『虎への道』(とらへのみち)は、1987年にカプコンより発売されたアーケード用アクションゲーム。日本国外では『Tiger Road』のタイトルで稼働された。
後に欧州ではAmiga、Amstrad CPC、Atari ST、コモドール64、PC/AT互換機、ZX Spectrumに移植された他、日本国内および北米ではPCエンジンに大幅にアレンジされた形で移植された。
その他、PlayStation 2およびXbox用ソフト『Capcom Classics Collection Vol. 2』(2006年)にアーケード版が収録された。
5面構成2周エンド。主人公「リー・ウォン」を操作し、さらわれた子供たちを救い出し、天下を狙う龍拳王を倒すのが目的。
バイタリティー制とストック制の併用だが、落とし穴や吊天井といった一撃死のトラップもある。初期状態でバイタリティーは20ゲージ与えられ、1面終了後の修行をクリアすることにより最大値が4増加する。
また2面終了後の修行に成功すると、虎の形をした気功弾を撃つ「虎気功」という技が使用可能となる。
王林寺拳法。それは中国の長い歴史の中で現れた数多くの武術の中でも最強といわれる拳法である。特に武器を使う武術ではこれ以上のものはないといわれるくらいである。そこの若き武術の達人“李王(リー・ウォン)”は、王林寺きっての使い手であった。
彼は己のワザにみがきをかける為の旅の途中、王林寺が何者かに襲撃を受け、門下生は全滅、老師も瀕死の重傷を受けてしまったというウワサを聞き、急いで王林寺に帰った。彼の目の前に広がるのは無惨に荒れ果てた王林寺の姿だった。
彼は老師に会い、事のいきさつを聞いた。老師の話によると、李王が旅に出た後、龍王拳という拳法の使い手が町の子供達を次々と誘拐していくという事件が起った。これを聞いた王林寺拳法の使い手達は子供達を助け出す為に、龍王に立ち向かったが、彼の支配下の四天王にことごとく倒されてしまった。そしてついには龍王自ら王林寺に現れ、老師も打ち破り、王林寺の秘伝の書である“虎気功の巻物”を持ち去ったという。
「もうお前しかおらん、李王。お前なら王林寺拳法の究極奥義“双頭虎気功”を使えるじゃろう。それを使えばきっと龍王に勝てる。しかし双頭虎気功をつかう為には秘伝の書を全て取り返さねばならぬ。行け、李王、龍王をみごと倒し、子供達を助け出すのじゃ」
こうして彼は単身敵地に乗り込む事になった。はたして彼は見事龍王を倒し、子供達を助け出す事が出来るのであろうか[1]。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Tiger Road | 1989年 |
Amiga Amstrad CPC Atari ST コモドール64 PC/AT互換機 ZX Spectrum |
Probe Software | GO! | フロッピーディスク | - | - | |
2 | 虎への道 | 1990年2月23日 1990年 |
PCエンジン | アドバンスコミュニケーション | ビクター音楽産業 | 3メガビットHuCARD[2] | JC63004 TGX030044 |
- | アレンジ移植 |
3 | Capcom Classics Collection Vol. 2 | 2006年11月24日 2007年4月13日 |
PlayStation 2 Xbox |
Digital Eclipse | カプコン | DVD-ROM | PS2: SLUS-21473 SLES-54561 |
- | アーケード版の移植 |
4 | カプコンアーケード2ndスタジアム Capcom Arcade 2nd Stadium Capcom Arcade 2nd Stadium |
2022年7月22日[3] 2022年7月22日 2022年7月22日 |
Nintendo Switch PlayStation 4 Xbox One PC(Steam) |
カプコン | カプコン | ダウンロード | - | - | アーケード版の移植 |
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』の紹介文では、「子供たちをさらった龍拳王を倒すため坊さんが戦うアクションゲーム。グラフィックは最高だが、ジャンプの空中制御ができず難しい」とグラフィックに関しては肯定的だが、操作性に関して否定的な評価が下されている[12]。
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは6・6・7・4の合計23点(満40点)[8]、『月刊PCエンジン』では80・80・70・75・70の平均75点、『マル勝PCエンジン』では5・5・6・6の合計22点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.34点(30点満点)となっている[2]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で315位(485本中、1993年時点)となっている[2]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では「難易度がかなり高めで、かなりの腕が要求されるゲーム」と紹介されている[2]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.58 | 3.26 | 3.54 | 3.60 | 3.14 | 3.23 | 20.34 |