AD.POLICE / A.D.POLICE | |
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OVA:ANOTHER STORY OF BUBBLEGUM CRISIS AD.POLICE | |
原作 | 鈴木敏光 |
監督 | 池上誉優、西森明良 |
脚本 | 会川昇 |
キャラクターデザイン | 小田不二夫、中杉透 |
アニメーション制作 | アートミック、AIC |
製作 | アートミック、バンダイ、ユーメックス |
発表期間 | 1990年5月25日 - 11月22日 |
話数 | 全3話 |
アニメ:A.D.POLICE | |
原作 | AIC |
監督 | うえだひでひと |
シリーズ構成 | 星川泰子 |
キャラクターデザイン | 紺野直幸 |
メカニックデザイン | まみやなつき、青樹零夢、高橋徹 |
音楽 | 平岩嘉信 |
アニメーション制作 | プラム |
製作 | A.D.POLICE製作委員会 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 1999年4月7日 - 6月30日 |
話数 | 全12話 |
OVA:PARASITE DOLLS | |
監督 | 吉永尚之、中澤一登 |
脚本 | 小中千昭 |
キャラクターデザイン | 恩田尚之 |
アニメーション制作 | AIC |
製作 | IMAGICAエンタテインメント、クロックワークス |
発表期間 | 2003年5月22日 - 7月24日 |
話数 | 全3話 |
映画:PARASITE DOLLS | |
監督 | 吉永尚之、中澤一登 |
制作 | AIC、パラサイト製作委員会 |
封切日 | 2004年1月17日 |
上映時間 | 85分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
『AD.POLICE』(アドバンスドポリス、エーディーポリス)は、1990年に発売されたオリジナルビデオアニメ。『A.D.POLICE』は、1999年にテレビ東京で放送されていたテレビアニメ。
登場人物の重複は少なく、ストーリーも互いに関わりが薄いが、『バブルガムクライシス』および『バブルガムクライシス TOKYO 2040』の外伝作品であり、世界設定などは同シリーズと共有している。
1999年に東京都心を大地震が襲い、東京は廃墟と化してしまうが、ゲノムコーポレーションの開発したアンドロイド・ブーマによって飛躍的な復興を遂げる。しかし、東京には以後もブーマが住み着き、また、経済的な面ではゲノム社が支配的なシェアを占める事になり、東京はゲノム・シティと化していった。
そんな中、次第にブーマが故障により原因不明の暴走を始める事件や、それを利用した凶悪犯罪が多発して深刻な問題となったため、国はブーマが関係する事件のみを専門的に扱う警察組織「AD.POLICE」を設立する。
正式タイトルは『ANOTHER STORY OF BUBBLEGUM CRISIS AD.POLICE』。『バブルガムクライシス』のナイトセイバーズ結成よりも5年前の設定。人間とサイバードロイドの崩れ行く境界線というハードなテーマのため、同キャストであるレオンなどは『バブルガム』とはかなり印象が異なっている。
原作者となるトニーたけざきは、園田健一の同人仲間のつてで『バブルガム』の初期メカ設定に参加した経緯を経て原作を執筆。OVAでも世界観統一を図るため、数多くの設定作業に関わった。
2027年、メガTOKYO。ブーマの氾濫に対し、軍隊並の武装を持った特殊警察機構AD.ポリスが設立された。新人のAD.ポリス隊員であるレオンは、連日ブーマ狩りやテロ鎮圧に出動していた。
重傷を負いながらも暴走した女ブーマを駆除したことでノーマルポリスからADポリスへと配置換えになったレオンは、しかしその初出動でブーマの拘束に失敗し、同僚アルースを殉職させてしまう。今回の暴走ブーマも女性型であり、レオンは先の一件で女性との接触にトラウマを抱えていたのだ。加えてアルースが生前に借金を抱えていた事と、たまたまその暴走ブーマと事前に接触していた事から、保険金目当ての自殺ではないかという疑惑がかかり保険金の支払いが却下されてしまう。これに異を唱えた同僚ジーナとともに調査に乗り出したレオンは、頻発する暴走ブーマに事件を引き起こす何らかの共通点があるはずだと推理するうちに、いずれのブーマも違法に再生された中古品であることを突き止める。しかしジーナと別れて捜査を進めていたレオンは、突如として謎の女ブーマから襲撃を受ける。そのブーマこそはかつてレオンにトラウマを刻み込んだ暴走ブーマであり、彼に殺害された記憶が消去できなかったため違法再生後に暴走、執拗にレオンに襲いかかってきたのである。レオンは必死に女ブーマに抗うが、負傷して逃亡もできず、さらに弾切れになり窮地に立たされるも、駆けつけたジーナによって女ブーマが駆除された事で九死に一生を得る。生きながらえたレオンは、この狂ってしまった都市には、むしろブーマたちの方が住人として似つかわしいのではないかと独白する。
地下鉄で連続娼婦惨殺事件が発生し、ノーマルポリスの捜査が難航していることを受けてADポリスも犯人追跡に動員される。ADポリスが犯人をブーマだと断定するのに対し、ノーマルポリスの女性警官アイリスはこれは憎悪を抱いた人間による犯行だと考えていた。そんなある日、右目の異常からサイバーアイへの置換を行おうと病院を訪れたアイリスは、そこで食料品大手企業グリーン社のCEOであるキャロライン・エヴァンズが生身に戻りたいと医師に訴えている現場を目撃する。彼女が事件に関係しているのではと直感したアイリスは、ノーマルポリス時代に友人だったレオンと彼の相棒ジーナに協力を求めてキャロラインを追跡し、彼女が体の大部分をサイバネティクスに置き換えていたことを突き止める。男性ライバルとCEOの座を争っていたキャロラインは、生理に伴って業績が落ちるという疑惑を払拭するために全身の大部分を機械化したが、それ故に夫から「やっぱり人間の女が良い」と言われ浮気されたという。キャロラインは嫉妬と憎悪に駆られ、夫の浮気相手である娼婦たちへ無差別に復讐を行っていたのだ。真実を突き止めたアイリスをも殺そうとするキャロラインだったが、レオンとジーナによって妨害され、そのまま地下鉄へと逃亡する。人体の70%以上を置換したキャロラインはもはやブーマに等しいブーマロイドであると告げるレオンに対し、アイリスはキャロラインは人間であり逮捕される権利があると主張してキャロラインを追跡する。だがADポリスが停車させた地下鉄車両にアイリスが踏み込むと、そこには人間の女として扱われる事を望んだがため、チンピラたちにレイプされて殺されたキャロラインの姿があった。ジーナはキャロラインは望み通り女として死ねたのだろうと呟き、レオンはこの街では人間もブーマも変わりないと言う。そしてアイリスはサイバーアイへの置換手術を受ける事を決意し、「人間」を少し捨てるのだった。
ADポリス特別機動部隊隊長ビリー・ファンワードはブーマとの戦いで瀕死の重傷を負うも、脳と舌だけを機械の体に移植されて蘇生に成功し、対ブーマ戦闘サイボーグの実験体第一号として生まれ変わる。だがそれによってあらゆる感覚を失ってしまったビリーは、唯一残された生身の部分である舌を噛むことで、その痛みを人間である証とするようになる。しかしビリーは戦闘において残虐にブーマを破壊するようになり、周囲の人々の声も耳に届かなくなりつつあった。ビリーの元恋人であるジーナはビリーの異変に気づいて、開発者であるタカギ博士を追求する。タカギ博士は同僚からの「無感動による性能低下はビリーの心の問題である」という忠告を無視し、不足した刺激を補うためビリーに興奮剤DA-27の過剰投与を行っていたのだ。結果、ビリーはもはや麻薬中毒者と変わらない有様に陥っていた。やがてタカギ博士が虚栄心から自身を改造し、名声を手に入れた後は今度こそ殉職させるつもりだと知ったビリーは、DA-27を自ら大量に投与して暴走。タカギ博士を惨殺し、ADポリス警官を殺害しながら基地内で暴れ始める。事態を察知して駆けつけたジーナは対戦車ライフルを手にしてビリーと対峙し、もはや自分が何者かすらわからなくなったビリーは、痛みをくれ、自分は人間なんだ、自分の舌を撃ち抜いて殺してくれとジーナに懇願する。ジーナはビリ―の頭を吹き飛ばし、片腕を機械に置換している自分もいつかこんなふうに死ぬのだろうかと恐怖に震え、涙する。そして晴れた空の下で埋葬されるビリーの葬式の風景を映し、物語は幕を閉じる。
『A.D.POLICE』の題で、1999年4月7日から同年6月30日までテレビ東京で放送。全12話。放送時間は毎週水曜 25:45 - 26:15 (日本標準時)。同年3月まで水曜25:15枠で放送されていた『バブルガムクライシス TOKYO 2040』の派生作品である。DVDはビームエンタテイメントから発売された。
A.D.POLICEに勤める佐々木健児は、刑事としての腕前は一流だが他人とのチームワークが苦手で、しばしば相棒を事故に巻き込ませたり、同僚とトラブルを起こしたりしていた。今回も相棒であるポールが仕事中に重症の怪我を負い、人知れず失意の中にいた健児だったが、突然ドイツの警察本部から異動してきたハンスとペアを組まされることになり…。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 相棒 | 星川泰子 | うえだひでひと | 紺野直幸 | |
2 | 暴走 | 大野木寛 | 古川順康 | 藤本ジ郎 | 山沢実 |
3 | 取引 | 根元歳三 | 高田淳 | 糸賀慎太郎 | 祝浩司 |
4 | 約束 | 星川泰子 | うえだひでひと | 佐藤英一 | 松下純子 前澤弘美 |
5 | 策謀 | 大野木寛 | 小林哲也 | 畠山茂樹 | 岸本誠司 |
6 | 家族 | 根元歳三 | 香川豊 | うえだひでひと | 戸部敦夫 |
7 | 血痕 | 星川泰子 | 横田和 | 藤本ジ郎 | 山沢実 |
8 | 記憶 | 大野木寛 | うえだひでひと | 中川聡 | 金紀杜 |
9 | 確信 | 根元歳三 | 小林哲也 | 糸賀慎太郎 | 及川博史 |
10 | 略奪 | 大野木寛 | 佐藤英一 | 畠山茂樹 | 岸本誠司 |
11 | 表裏 | 根元歳三 | 小林哲也 | 中西伸彰 | 山沢実 |
12 | 証明 | 星川泰子 | うえだひでひと | 佐藤英一 | 前澤弘美 |
テレビ東京 水曜25:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
火魅子伝
(1999年1月6日 - 1999年3月31日) |
A.D.POLICE
(1999年4月7日 - 1999年6月30日) |
『PARASITE DOLLS』(パラサイト・ドールズ)。『A.D.POLICE』の番外編スピンオフ作品となるOVAシリーズ。全3巻。この作品は、再編集された上で劇場公開もされた。
西暦2034年、ブーマ犯罪を取り締まる高機動対テロチームA.D.POLICEに、難事件専門特務部隊ブランチを構成した。捜査官バズ=ニクヴェストと相棒のブーマ・キンボールは、ある薬品が関わるブーマ連続暴走事件、高級娼婦ブーマの猟奇破壊事件等の難事件を追う。しかし、ブランチのタカハシ部長失踪を追ううち、バズはゲノムシティ連続テロの容疑者として指名手配を受けることになる。