『aurora arc』 | ||||
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BUMP OF CHICKEN の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | BUMP OF CHICKEN & MOR | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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BUMP OF CHICKEN アルバム 年表 | ||||
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『aurora arc』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
『aurora arc』(オーロラ・アーク)は、BUMP OF CHICKENのメジャー7作目、通算9作目のオリジナルアルバム。2019年7月10日にトイズファクトリーから発売された。
前作『Butterflies』から約3年5ヶ月ぶり、元号が令和に改められてからは初めてのオリジナルアルバムとなった。通常盤、初回限定盤A(DVD付属)、初回限定盤B(Blu-ray付属)の3形態での発売となり、初回限定盤A・Bには2018年12月28日に出演したCOUNTDOWN JAPAN 18/19のライブ映像およびミュージックビデオ全11曲が収録されている。また、3形態とも、初回生産分にはロゴステッカーが特典として封入されるほか、本作をCDショップやオンラインショップで予約または購入すると、先着でオリジナル特典(A5サイズのクリアファイル)がプレゼントされた。
収録曲は14曲(無音・隠しトラック除く)で、そのうち9曲がシングル曲(配信限定でリリースされた楽曲も含む)となっている。タイアップ曲数も11曲と過去のアルバムに比べ非常に多い。ミュージック・ビデオが制作された楽曲数は12曲で、これも過去最多となっている。なお、「月虹」を除く11曲のMVはYouTubeで公開されている。
本作のアートワークは、デザイナーのVERDYが率いるVK DESIGN WORKSと、写真家の太田好治による共作。太田がカナダ・イエローナイフにて撮影したオーロラの写真の上に、VK DESIGN WORKSによるロゴが描かれたデザインとなっている。なお、同梱されるブックレットにはオーロラ撮影に同行したメンバーの写真が収録される[1]。
本作を提げ、2019年7月12日よりツアー「aurora ark」が開催された(後述)。
オリコンチャートでは、2019年7月22日付週間アルバムランキングおよびデジタルアルバムランキングの2部門で初登場1位を獲得(初週20.2万枚、1.4万ダウンロード)。週間アルバム部門での首位獲得は前作『Butterflies』に続いて4作連続7作目のことであった[2]が、週間デジタルアルバム部門での首位獲得はバンド初のことであった[3]。また、CD売上、デジタル配信、ストリーミング配信のポイントを合算した「週間合算アルバムランキング」でも初登場1位を獲得した[4]。さらに、2019年7月度において月間2位、2019年度において年間11位を記録しており自己最高のアルバム年間順位となった。
Billboard JAPANでは、7月22日付の週間CDアルバムセールスチャートの「Top Albums Sales」、ダウンロードアルバムチャート「Download Albums」で1位を記録(初週売上198,254枚、ダウンロード数は14,625DL)[5][6]。総合アルバムチャートである「Hot Albums」でも首位を獲得した。なお、「Hot Albums」では、同チャートを構成する3つの指標(CDセールス、PC読み取り回数、ダウンロード)がすべて1位となったが、これは2019年発売のアルバムでは3例目となった[7]。また、2019年度の年間チャート(「Hot Albums of the Year 2019」)では10位を記録した[8]。
収録曲単位では、「月虹」が7月22日付の「Billboard JAPAN Download Songs」で初登場1位(17,315ダウンロード)を獲得したほか、「新世界」も同チャートで10位を記録している[9]。
全作詞・作曲: 藤原基央、全編曲: BUMP OF CHICKEN。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「aurora arc」 | |
2. | 「月虹」 | |
3. | 「Aurora」 | |
4. | 「記念撮影」 | |
5. | 「ジャングルジム」 | |
6. | 「リボン」 | |
7. | 「シリウス」 | |
8. | 「アリア」 | |
9. | 「話がしたいよ」 | |
10. | 「アンサー」 | |
11. | 「望遠のマーチ」 | |
12. | 「Spica」 | |
13. | 「新世界」 | |
14. | 「流れ星の正体」 | |
合計時間: |
2018年12月28日に出演したCOUNTDOWN JAPAN 18/19で演奏した全10曲が収録される。
# | タイトル |
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1. | 「スノースマイル」 |
2. | 「望遠のマーチ」 |
3. | 「記念撮影」 |
4. | 「話がしたいよ」 |
5. | 「ギルド」 |
6. | 「虹を待つ人」 |
7. | 「天体観測」 |
8. | 「ray」 |
9. | 「メーデー」(アンコール) |
10. | 「ガラスのブルース」(アンコール) |
「月虹」はアニメ『からくりサーカス』との、「新世界」はロッテ創業70周年記念スペシャルアニメとコラボしたアニメーション映像が収録される[10]。
# | タイトル |
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1. | 「アリア」 |
2. | 「アンサー」 |
3. | 「リボン」 |
4. | 「記念撮影」(リリックビデオ) |
5. | 「望遠のマーチ」 |
6. | 「シリウス」 |
7. | 「Spica」(リリックビデオ) |
8. | 「話がしたいよ」 |
9. | 「Aurora」 |
10. | 「月虹」 |
11. | 「新世界」 |
週間[編集]
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年間[編集]
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国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
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日本 (RIAJ) | プラチナ[27] | 254,000(フィジカルCD) (オリコン)[28] |
日本 (RIAJ) | — | 32,200(デジタル配信)(オリコン)[29] |
* 認定のみに基づく売上数 |
本作リリース後の2019年7月12日より、ツアー「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」が開催された[30]。
最初にベルーナドーム・京セラドーム大阪・バンテリンドーム ナゴヤにてそれぞれ2日間公演を行う日程が発表され[31]、のちに全国5都市のライブハウスでの公演と東京ドーム公演が日程に追加された[32]。
なお、ドーム公演自体はバンドとしては2016年(ツアー「BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 "BFLY"」)以来の開催となったが、東京ドーム公演は5年ぶり(「WILLPOLIS 2014」のツアーファイナルとして2014年7月31日に開催して以来)となった。
ツアーのうち、11月4日の東京ドーム公演を中心に収録したライブ映像作品『BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME』が2020年11月4日に発売された。
日程 | ツアータイトル | 会場 | 備考 |
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2019年7月12日 - 11月4日 | BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark | 9会場18公演
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福岡・宮城・東京・大阪・北海道でのライブハウス公演は追加公演、東京ドーム公演は再追加公演。 |
藤原がアルバムのタイトルを決める際、直前に書いた曲が『Aurora』だったため漠然とオーロラに関連した言葉にしたいと思い、ネットで調べていると『オーロラアーク』という言葉を発見した。当初は『aurora ark(オーロラの箱舟)』だと勘違いしたが、その後よく調べると『aurora arc(オーロラの弧)』だということがわかった。しかしその言葉の響きや勘違いの内容も気に入ったため、アルバムタイトルを『aurora arc』、ツアータイトルを『aurora ark』とした。