M67破片手榴弾(英:M67 grenade)は、アメリカ軍およびカナダ軍で使用されている破片手榴弾である。 1950年代から使用され続けていたM61手榴弾の後継として導入された。弾殻の内面には細かいスタンプ加工が施されており、炸裂の際に破片の大きさが均等になるよう考慮されている。その形状と梨地仕上げの本体の印象から「アップル・グレネード(リンゴ型手榴弾)」「ベースボール(ここでは野球ボールの意味)」とも呼ばれる。
約40メートルの距離まで投げることが可能で、信管に点火後約5秒で爆発する。 爆発時5メートル範囲以内の人間は致命傷を受け、15メートル範囲に殺傷能力のある破片が飛散する。更に、一部の細かな破片は230メートルまで飛散したとの記録もあり、威力の大きさがうかがえる。