作者 | パンデ研究室 |
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初版 | 2008年9月9日 |
最新版 |
7.4.2
/ 2020年5月26日 |
プログラミング 言語 | C, C++, Fortran, Python |
対応OS | Microsoft Windows, macOS, Linux |
種別 | ライブラリ |
ライセンス | MIT。ただしCUDAとOpenCLプラットフォームに関してはLGPL。 |
公式サイト |
openmm |
OpenMMは、分子動力学シミュレーションのためのオープンソースのライブラリであり[1]、パンデ研究室[2]によって管理されている[3]。Python、C++、Fortranなどの言語に対応しており、GPUで高速化する機能を持っている。また、AMOEBA、GROMACS、AMBERなどの他の分子シミュレーションツールとのインタフェースも可能である。スタンフォード大学の研究者ビジェイ・S・パンデが作成したこのプロジェクトは、GitHubで自由に利用できるようになっている[4]。
プログラムの最初のバージョンであるプレビューリリース1は2008年9月にリリースされ[5]、最初の安定版である1.0は2010年1月にリリースされ[6]、すでにOpenCLとCUDA GPU言語のサポートが含まれている[7]。最終公開バージョンは2020年5月の7.4.2である[8]。
OpenMMライブラリは、その柔軟性と精度の高さから、理論化学からアルツハイマー病やハンチントン病などの病気の研究まで、様々な分野の研究に利用されている[9]。
Folding@home分散コンピューティングプロジェクトでは、科学者が様々な疾患に対する新しい治療法を開発できるよう支援することを目的に、タンパク質の動的なふるまいをシミュレーションするためにOpenMMライブラリを用いている[10]。