X-28はアメリカ海軍がインドシナ各国の現地警察のパトロール用にテストした小型飛行艇。
エアースキマー計画の一環として開発された。有視界飛行を行なう小型・低廉な機体が求められ、既存のホームビルト機を改造する事となり、7社の比較審査の結果ジョージ・ペレイラが開発したオスプレイ Iが選定された。1971年に実施された飛行テストでも良好な性能を示したが、ベトナム戦争の情勢が悪化したため、1971年に計画は中止された。
機体は、小型の飛行艇であり、胴体部分が艇体となっている。エンジンはレシプロエンジン単発であり、胴体中央部に太い支柱が立てられ、その上部に設置されている。プロペラは2翅でエンジン後部にあり推進式、コックピットはエンジン設置支柱の直前にあり、開放式となっている。有視界方式で飛行し、価格は5千ドルを切ることを目標としていた。