![]() 「Zephyr Project」のロゴマーク。 | |
開発者 | Linux Foundation、ウインドリバー・システムズ |
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プログラミング言語 | C、アセンブリ言語 |
OSの系統 | リアルタイムオペレーティングシステム |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | オープンソース |
初版 | 2016年2月17日[1] |
最新安定版 |
4.0.0 / 2024年11月15日 [2] [3] |
リポジトリ | |
対象市場 | IoT・Internet of things・Embedded Systemなど。 |
使用できる言語 | 英語 |
プラットフォーム | ARM (Cortex-M0、Cortex-M3、Cortex-M4、Cortex-M23、Cortex-M33、Cortex-R4、Cortex-R5)、x86、x86-64、ARC、RISC-V、SPARC、Nios II、Xtensa |
カーネル種別 | モノリシックカーネル |
ライセンス | Apache License 2.0 |
ウェブサイト |
www |
サポート状況 | |
サポート中です。 |
Zephyr(ゼファー)は、通信機能を備えた省リソースのマイクロコントローラーで動作する組み込み機器向けリアルタイムオペレーティングシステムである[4]。複数のアーキテクチャをサポートし、Apache License 2.0リリースされている。Zephyrには、カーネルだけでなく、デバイスドライバ、プロトコルスタック、ファイルシステム、ファームウェアアップデートなどのアプリケーションを開発するために必要なすべてのコンポーネントとライブラリが含まれている[5]。
2015年11月、Zephyrはウインドリバー・システムズによってモノのインターネット (IoT) デバイス向けにRocketカーネルとして開発が開始された[6][7][8][9]。
2016年2月、ZephyrはLinux Foundationのプロジェクトになった[10][1]。
これ以降、初期メンバーとサポーターにはインテル、NXPセミコンダクターズ、シノプシス 、Linaro[11]、テキサス・インスツルメンツ、DeviceTone、ノルディック・セミコンダクター、オーティコン、ボーズが参加している[12]。
Zephyrは、リソースに制約のある組み込みまたはマイクロコントローラベースのアプリケーションを開発するために必要なすべてのコンポーネントを提供する[5]。含まれるコンポーネントの例は以下であるが、これに限定されない。
Zephyrは、Linuxカーネルから継承され、非Unixオペレーティングシステムへの移植性のためにPythonで実装されたKconfigおよびデバイスツリーを構成システムとして使用している[13]。RTOSビルドシステムはCMakeに基づいており、Linux、macOS、Microsoft WindowsでZephyrアプリケーションをビルドできる[5]。
カーネルは、他の軽量OSと区別するいくつかの機能を提供する[5]:
グループは、セキュリティの維持と改善が重視されている[14]。また、コミュニティによって所有およびサポートされているということは、世界のオープンソース開発者の目がコードを精査していることを意味し、これによりZephyrのセキュリティが大幅に向上している[10]。