シャーラダー文字 (Unicodeのブロック)

シャーラダー文字 (Unicodeのブロック)
Sharada
範囲 U+11180..U+111DF
(96 個の符号位置)
追加多言語面
用字 シャーラダー文字
主な言語・文字体系
割当済 96 個の符号位置
未使用 0 個の保留
Unicodeのバージョン履歴
6.1 83 (+83)
7.0 85 (+2)
8.0 94 (+9)
13.0 96 (+2)
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コード表 ∣ ウェブページ
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シャーラダー文字(シャーラダーもじ、英語: Sharada)は、Unicodeブロックの一つ。

解説

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8世紀から20世紀ごろにかけて、インドパキスタンの領土係争地帯であるカシミールで話される、インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派インド語群に属するカシミール語の表記にかつて用いられていた[1]シャーラダー文字を収録している。現在は使われていない。グルムキー文字の祖先にあたる。

シャーラダー文字はブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち子音字単独では暗黙の随伴母音/-a/を伴って発音され、別の母音にする際に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。また、デーヴァナーガリーと同様に同じ単語は文字上部の線(シローレーカー)を繋げて書かれる。ただし、文書によってはシローレーカーを分割して書かれているものも存在する[1]

加えて、アラビア文字タイ文字などと同様に独自の数字体系(シャーラダー数字)を有している。

文字名は伝統的な名前が存在するが、Unicode上ではデーヴァナーガリーのものと互換性を保つように命名されており[1]、符号位置の順序についてもおおむね一般的なブラーフミー系文字の順序に従っている。

Unicodeのバージョン6.1において初めて追加された。

収録文字

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ラテン文字転写」の列はブラーフミー系文字のラテン文字への翻字方式の一つであるISO 15919(及び一部はIAST)に従う。

コード 文字 文字名(英語) 伝統的な文字名[1] 用例・説明 ラテン文字転写
各種記号
U+11180 𑆀 SHARADA SIGN CANDRABINDU チャンドラビンドゥ。

母音字や母音記号に付き、母音を鼻母音で発音することを表す。

U+11181 𑆁 SHARADA SIGN ANUSVARA アヌスヴァーラ

直後に音節が後続する子音字に付き、直後の子音と同じ調音点鼻音が挿入されることを表す。日本語における「」に相当する。

U+11182 𑆂 SHARADA SIGN VISARGA ヴィサルガ

音節末に[h]を伴うことを表す。

独立母音字
U+11183 𑆃 SHARADA LETTER A 短母音[a]を表す。 a
U+11184 𑆄 SHARADA LETTER AA 長母音[aː]を表す。 ā
U+11185 𑆅 SHARADA LETTER I 短母音[i]を表す。 i
U+11186 𑆆 SHARADA LETTER II 長母音[iː]を表す。 ī
U+11187 𑆇 SHARADA LETTER U 短母音[u]を表す。 u
U+11188 𑆈 SHARADA LETTER UU 長母音[uː]を表す。 ū
U+11189 𑆉 SHARADA LETTER VOCALIC R 音節主音化した短母音としてのR(IPA:[r̩])を表す。 [2]
U+1118A 𑆊 SHARADA LETTER VOCALIC RR 音節主音化した長母音としてのR(IPA:[r̩ː])を表す。 r̥̄[3]
U+1118B 𑆋 SHARADA LETTER VOCALIC L 音節主音化した短母音としてのL(IPA:[l̩])を表す。 [4]
U+1118C 𑆌 SHARADA LETTER VOCALIC LL 音節主音化した長母音としてのL(IPA:[l̩ː])を表す。 l̥̄[5]
U+1118D 𑆍 SHARADA LETTER E 長母音[eː]を表す。 e
U+1118E 𑆎 SHARADA LETTER AI 二重母音[əi̯]を表す。 ai
U+1118F 𑆏 SHARADA LETTER O 長母音[oː]を表す。 o
U+11190 𑆐 SHARADA LETTER AU 長母音[ɔː]を表す。元は二重母音[au̯]を表していた。 au
子音字
U+11191 𑆑 SHARADA LETTER KA kov ka 子音[k]を表す。 k
U+11192 𑆒 SHARADA LETTER KHA khŏnĭ kha 子音[kʰ]を表す。 kh
U+11193 𑆓 SHARADA LETTER GA gagar ga 子音[ɡ]を表す。 g
U+11194 𑆔 SHARADA LETTER GHA gŏsĭ ga 子音[ɡʱ]を表す。 gh
U+11195 𑆕 SHARADA LETTER NGA nārug na 子音[ŋ]を表す。
U+11196 𑆖 SHARADA LETTER CA tsaṭuv tsa 子音[c]を表す。 c
U+11197 𑆗 SHARADA LETTER CHA tshvŏtiñ tsha 子音[cʰ]を表す。 ch
U+11198 𑆘 SHARADA LETTER JA zȧyĭ za 子音[ɟ]を表す。 j
U+11199 𑆙 SHARADA LETTER JHA zŏśiñ za 子音[ɟʱ]を表す。 jh
U+1119A 𑆚 SHARADA LETTER NYA khŏna phuṭĭ ñĕ 子音[ɲ]を表す。 ñ
U+1119B 𑆛 SHARADA LETTER TTA ar mām̐ṭa 子音[ʈ]を表す。
U+1119C 𑆜 SHARADA LETTER TTHA sar mām̐ṭha 子音[ʈʰ]を表す。 ṭh
U+1119D 𑆝 SHARADA LETTER DDA ḍuḍ ḍa 子音[ɖ]を表す。
U+1119E 𑆞 SHARADA LETTER DDHA ḍaka ḍa 子音[ɖʱ]を表す。 ḍh
U+1119F 𑆟 SHARADA LETTER NNA nānagurĭ na 子音[ɳ]を表す。
U+111A0 𑆠 SHARADA LETTER TA tov ta 子音[t]を表す。 t
U+111A1 𑆡 SHARADA LETTER THA thöshĭ tha 子音[tʰ]を表す。 th
U+111A2 𑆢 SHARADA LETTER DA dadav da 子音[d]を表す。 d
U+111A3 𑆣 SHARADA LETTER DHA dūñ da 子音[dʱ]を表す。 dh
U+111A4 𑆤 SHARADA LETTER NA nastuv na 子音[n]を表す。 n
U+111A5 𑆥 SHARADA LETTER PA paḍurĭ pa 子音[p]を表す。 p
U+111A6 𑆦 SHARADA LETTER PHA phariñ pha 子音[pʰ]を表す。 ph
U+111A7 𑆧 SHARADA LETTER BA bub ba 子音[b]を表す。 b
U+111A8 𑆨 SHARADA LETTER BHA böyĭ ba 子音[bʱ]を表す。 bh
U+111A9 𑆩 SHARADA LETTER MA mov ma 子音[m]を表す。 m
U+111AA 𑆪 SHARADA LETTER YA yāva yĕ 子音[j]を表す。 y
U+111AB 𑆫 SHARADA LETTER RA raka ra 子音[r]を表す。 r
U+111AC 𑆬 SHARADA LETTER LA lāva la 子音[l]を表す。 l
U+111AD 𑆭 SHARADA LETTER LLA bodu dud da 子音[ɭ]を表す。
U+111AE 𑆮 SHARADA LETTER VA vashĕ va 子音[ʋ]を表す。 v
U+111AF 𑆯 SHARADA LETTER SHA śĕkar śĕ 子音[ɕ]を表す。 ś
U+111B0 𑆰 SHARADA LETTER SSA phörĭ śĕ 子音[ʂ]を表す。
U+111B1 𑆱 SHARADA LETTER SA sus sa 子音[s]を表す。 s
U+111B2 𑆲 SHARADA LETTER HA hāla ha 子音[h]を表す。 h
従属母音記号
U+111B3 𑆳 SHARADA VOWEL SIGN AA 長母音[aː]を表す。 ā
U+111B4 𑆴 SHARADA VOWEL SIGN I 短母音[i]を表す。 i
U+111B5 𑆵 SHARADA VOWEL SIGN II 長母音[iː]を表す。 ī
U+111B6 𑆶 SHARADA VOWEL SIGN U 短母音[u]を表す。 u
U+111B7 𑆷 SHARADA VOWEL SIGN UU 長母音[uː]を表す。 ū
U+111B8 𑆸 SHARADA VOWEL SIGN VOCALIC R 音節主音化した短母音としてのR(IPA:[r̩])を表す。 [2]
U+111B9 𑆹 SHARADA VOWEL SIGN VOCALIC RR 音節主音化した長母音としてのR(IPA:[r̩ː])を表す。 r̥̄[3]
U+111BA 𑆺 SHARADA VOWEL SIGN VOCALIC L 音節主音化した短母音としてのL(IPA:[l̩])を表す。 [4]
U+111BB 𑆻 SHARADA VOWEL SIGN VOCALIC LL 音節主音化した長母音としてのL(IPA:[l̩ː])を表す。 l̥̄[5]
U+111BC 𑆼 SHARADA VOWEL SIGN E 長母音[eː]を表す。 e
U+111BD 𑆽 SHARADA VOWEL SIGN AI 二重母音[əi̯]を表す。 ai
U+111BE 𑆾 SHARADA VOWEL SIGN O 長母音[oː]を表す。 o
U+111BF 𑆿 SHARADA VOWEL SIGN AU 長母音[ɔː]を表す。元は二重母音[au̯]を表していた。 au
ヴィラーマ
U+111C0 𑇀 SHARADA SIGN VIRAMA ヴィラーマ。殺母音記号。母音/-a/を発音せず子音のみが読まれることを表す。

デーヴァナーガリーのように特殊な制御文字としての動作はしない。

各種記号
U+111C1 𑇁 SHARADA SIGN AVAGRAHA アヴァグラハ。連音サンディ)によって語頭の母音 a が消えたことを表す[1]
U+111C2 𑇂 SHARADA SIGN JIHVAMULIYA 無声軟口蓋摩擦音(IPA:[x])を表す。子音字の真上に書かれ、ダイアクリティカルマークのように機能する[1][6] [6]
U+111C3 𑇃 SHARADA SIGN UPADHMANIYA 無声両唇摩擦音(IPA:[ɸ])を表す。子音字の真上に書かれ、ダイアクリティカルマークのように機能する[1][6] [6]
U+111C4 𑇄 SHARADA OM ヒンドゥー教などにおける聖音のオームを表す記号[1]

この文字の使用は推奨されず、代わりにU+1118F U+11180 (𑆏𑆀)の符号シーケンスを用いることが推奨されている[7]

約物
U+111C5 𑇅 SHARADA DANDA ダンダ。句点ピリオド(.)に相当する。韻文では半詩節の終わり(パダ)を表す。 .
U+111C6 𑇆 SHARADA DOUBLE DANDA 段落の終わりを表す記号。韻文においてスタンザ(詩節)の終わりを表す。
U+111C7 𑇇 SHARADA ABBREVIATION SIGN 省略記号。略語を表す[1] .
U+111C8 𑇈 SHARADA SEPARATOR 単語やその他の境界を示す[1]
記号
U+111C9 𑇉 SHARADA SANDHI MARK サンスクリット文書における外部サンディを示す[7]

ある単語の末尾の音と後続する単語の語頭の音が融合して一つの母音や音節を形成することを表し、例えばa+eが二重母音aiを形成したり、末子音を持つ音節に母音が後続して新たな音節が形成されることを表す[8]フランス語リエゾンに相当する。

また、二つの長母音が融合して一つの長母音になる場合には2つ連続して用いられる[8]

̟[8]
カシミール語用の記号
U+111CA 𑇊 SHARADA SIGN NUKTA ヌクター。子音字を拡張して新たな発音を表す際に用いられる[7][9]
U+111CB 𑇋 SHARADA VOWEL MODIFIER MARK 退行的なメタフォニー英語版(単語中のある母音が同化の過程において後ろにある別の母音の影響を受けて発生する音変化、ドイツ語におけるウムラウトなどに相当)を表す[7][9]
U+111CC 𑇌 SHARADA EXTRA SHORT VOWEL MARK 「マートラ母音」を書くために使用される[7]

基本母音、一般的には語末に現れる/i/と/u/の短縮を表すために使用され、多くの場合発音上はほとんど聞こえなくなるものを表す[9]

約物
U+111CD 𑇍 SHARADA SUTRA MARK バクシャーリー写本では経典の終わりを示すために使われた[7]
歴史的な母音記号
U+111CE 𑇎 SHARADA VOWEL SIGN PRISHTHAMATRA E デーヴァナーガリーにおけるU+094E ॎ DEVANAGARI VOWEL SIGN PRISHTHAMATRA Eに相当し、単独では母音eを、母音eと結合して二重母音aiを、長母音āと結合して母音oを、長母音ā及び母音eと結合して二重母音auを形成する[10]

文字の左側にレンダーされるため、符号上の文字順序と表示上の順序とが入れ替わる。

記号
U+111CF 𑇏 SHARADA SIGN INVERTED CANDRABINDU U+11180 𑆀 SHARADA SIGN CANDRABINDUの異体字[1]

マントラのテキストにおいて音節を書く際に用いられる[11]

数字
U+111D0 𑇐 SHARADA DIGIT ZERO 数字の0 0
U+111D1 𑇑 SHARADA DIGIT ONE 数字の1 1
U+111D2 𑇒 SHARADA DIGIT TWO 数字の2 2
U+111D3 𑇓 SHARADA DIGIT THREE 数字の3 3
U+111D4 𑇔 SHARADA DIGIT FOUR 数字の4 4
U+111D5 𑇕 SHARADA DIGIT FIVE 数字の5 5
U+111D6 𑇖 SHARADA DIGIT SIX 数字の6 6
U+111D7 𑇗 SHARADA DIGIT SEVEN 数字の7 7
U+111D8 𑇘 SHARADA DIGIT EIGHT 数字の8 8
U+111D9 𑇙 SHARADA DIGIT NINE 数字の9 9
約物
U+111DA 𑇚 SHARADA EKAM テキストの最初または最後で使用される祈りの言葉(invocation)を表す記号[7]

ヒンドゥー教のシャイヴィズム(シヴァ信仰)の文書で用いられる[1]

U+111DB 𑇛 SHARADA SIGN SIDDHAM テキストの冒頭で祈りの言葉(invocation)として使用される[7]

サンスクリットの सिद्धम् (siddham) 「成就した」という単語や、सिद्धिरस्तु (siddhirastu) 「成功がありますように」という言葉を表しており、स्वस्ति (svasti) 「吉祥あれ」という単語の前に置かれることが多い[12]

U+111DC 𑇜 SHARADA HEADSTROKE シャーラダー文字の上部に書かれる、一単語をつなぐ線。

不確かな写本の読みを示すために使用され[7]、元の文書の消失や摩耗によって判読不能になった箇所を表す。そのため、通常の文字に含まれるシローレーカーとは異なり、この文字が連続しても欠落した文字数が分かるようにするため線は繋がらない[13][14]

U+111DD 𑇝 SHARADA CONTINUATION SIGN 単語内の区切りを示す[7] -
節記号
U+111DE 𑇞 SHARADA SECTION MARK-1 節記号 §
U+111DF 𑇟 SHARADA SECTION MARK-2

小分類

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このブロックの小分類は「各種記号」(Various signs)、「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)、「ヴィラーマ」(Virama)、「約物」(Punctuation)、「記号」(Sign)、「カシミール語用の記号」(Signs for Kashmiri)、「歴史的な母音記号」(Historic vowel sign)、「数字」(Digits)、「節記号」(Section marks)の11個となっている[7]。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。

各種記号(Various signs

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、母音字や子音字に結合する発音記号などの様々な記号が収録されている。

独立母音字(Independent vowels

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字が収録されている。

子音字(Consonants

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、基本的な子音字が収録されている。

従属母音記号(Dependent vowel signs

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。

ヴィラーマ(Virama

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、ヴィラーマ(殺母音記号)と呼ばれる、子音字の持つ暗黙の随伴母音/-a/を読まずに子音のみを発音することを表す記号が収録されている。

約物(Punctuation

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この小分類にはシャーラダー文字で用いられる句読点などの約物類が収録されている。

記号(Sign

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、なんちゃらかんちゃらが収録されている。

カシミール語用の記号(Signs for Kashmiri

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、カシミール語の表記において用いられる、他の字母と結合して用いられる記号(ダイアクリティカルマーク)が収録されている。

歴史的な母音記号(Historic vowel sign

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、かつて使われたが廃字となった母音記号が収録されている。

数字(Digits

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この小分類にはシャーラダー文字で用いられる固有の数字が収録されている。

節記号(Section marks

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この小分類にはシャーラダー文字のうち、節記号として用いられる記号が収録されている。

文字コード

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シャーラダー文字(Sharada)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
U+1118x 𑆀 𑆁 𑆂 𑆃 𑆄 𑆅 𑆆 𑆇 𑆈 𑆉 𑆊 𑆋 𑆌 𑆍 𑆎 𑆏
U+1119x 𑆐 𑆑 𑆒 𑆓 𑆔 𑆕 𑆖 𑆗 𑆘 𑆙 𑆚 𑆛 𑆜 𑆝 𑆞 𑆟
U+111Ax 𑆠 𑆡 𑆢 𑆣 𑆤 𑆥 𑆦 𑆧 𑆨 𑆩 𑆪 𑆫 𑆬 𑆭 𑆮 𑆯
U+111Bx 𑆰 𑆱 𑆲 𑆳 𑆴 𑆵 𑆶 𑆷 𑆸 𑆹 𑆺 𑆻 𑆼 𑆽 𑆾 𑆿
U+111Cx 𑇀 𑇁 𑇂 𑇃 𑇄 𑇅 𑇆 𑇇 𑇈 𑇉 𑇊 𑇋 𑇌 𑇍 𑇎 𑇏
U+111Dx 𑇐 𑇑 𑇒 𑇓 𑇔 𑇕 𑇖 𑇗 𑇘 𑇙 𑇚 𑇛 𑇜 𑇝 𑇞 𑇟
注釈
1.^バージョン16.0時点


履歴

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以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

バージョン コードポイント[a] 文字数 L2 ID ドキュメント
6.1 U+11180..111C8,111D0..111D9 83 L2/09-074 Anshuman Pandey (10 August 2009), Proposal to encode the Sharada Script in ISO/IEC 10646 (revision 2; WG2 N3595) (英語)
L2/10-330 Shriramana Sharma (15 September 2010), Concerning the Brahmi and Sharada characters for jihvamuliya and upadhmaniya (revised) (英語)
L2/12-019 Shriramana Sharma (23 January 2012), Recommendation against use of 111C4 SHARADA OM for now (英語)
L2/12-028 SEI / Anderson (26 January 2012), Representation of JIHVAMULIYA and UPADHMANIYA in Sharada (英語)
L2/12-224 Shriramana Sharma (10 July 2012), Annotation for 111C4 SHARADA OM (英語)
7.0 U+111DA 1 L2/11-430 Anshuman Pandey (4 June 2012), Proposal to Encode the Sign EKAM for Sharada (revised) (英語)
L2/12-216 Deborah Anderson (1 August 2012), Annotation for SHARADA EKAM in nameslist (英語)
L2/12-285 Anshuman Pandey (30 July 2012), Proposal to Reallocate Sharada EKAM (英語)
U+111CD 1 L2/12-171 SEI / Anshuman Pandey (21 May 2012), Proposal to encode the SUTRA MARK for Sharada (revised) (英語)
L2/12-291 SEI / Anshuman Pandey (1 August 2012), Request for name change for U+111CD SHARADA SUTRA MARK (英語)
8.0 U+111CA..111CC 3 L2/12-124 Anshuman Pandey (25 April 2012), Proposal to Encode Signs for Writing Kashmiri in Sharada (英語)
U+111DB 1 L2/12-318 Anshuman Pandey (8 October 2012), Proposal to encode the sign SIDDHAM for Sharada (WG2 N4331) (英語)
U+111DD 1 L2/12-319 Anshuman Pandey (8 October 2012), Proposal to encode the CONTINUATION SIGN for Sharada (WG2 N4329) (英語)
U+111C9 1 L2/12-322 Anshuman Pandey (12 October 2012), Proposal to encode the SANDHI MARK for Sharada (WG2 N4330) (英語)
L2/17-247 Ken Whistler; Laurențiu Iancu (26 July 2017), Proposed Property Changes for U+111C9 SHARADA SANDHI MARK (英語)
111DC 1 L2/12-324 Anshuman Pandey (12 October 2012), Proposal to encode the HEADSTROKE for Sharada (WG2 N4337) (英語)
111DE..111DF 2 L2/12-325 Anshuman Pandey (16 October 2012), Proposal to encode section marks for Sharada (WG2 N4338) (英語)
13.0 U+111CE 1 L2/17-214 Srinidhi A; Sridatta A (15 October 2017), Proposal to encode the Prishthamatra for Sharada (revised) (英語)
U+111CF 1 L2/17-428 Anshuman Pandey (14 December 2017), Proposal to encode the INVERTED CANDRABINDU for Sharada (英語)
  1. ^ 提案されたコードポイントと文字の名前は、最終決定と異なる場合がある。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l Anshuman Pandey (2009年8月10日). “Proposal to encode the Sharada Script in ISO/IEC 10646 (revision 2; WG2 N3595)” (英語). Unicode. 2025年6月10日閲覧。
  2. ^ a b IASTではṛと表記される。
  3. ^ a b IASTではṝと表記される。
  4. ^ a b IASTではḷと表記される。
  5. ^ a b IASTではḹと表記される。
  6. ^ a b c d Shriramana Sharma (2010年9月15日). “Concerning the Brahmi and Sharada characters for jihvamuliya and upadhmaniya (revised)” (英語). Unicode. 2025年5月30日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k “The Unicode Standard, Version 15.1 - U11180.pdf” (PDF). The Unicode Standard (英語). 2025年6月10日閲覧.
  8. ^ a b c Anshuman Pandey (2012年10月12日). “Proposal to encode the SANDHI MARK for Sharada (WG2 N4330)” (英語). Unicode. 2025年6月10日閲覧。
  9. ^ a b c Anshuman Pandey (2012年4月25日). “Proposal to Encode Signs for Writing Kashmiri in Sharada” (英語). Unicode. 2025年6月10日閲覧。
  10. ^ Srinidhi A, Sridatta A (2017年10月15日). “Proposal to encode the Prishthamatra for Sharada (revised)” (英語). Unicode. 2025年6月10日閲覧。
  11. ^ Anshuman Pandey (2017年12月14日). “Proposal to encode the INVERTED CANDRABINDU for Sharada” (英語). Unicode. 2025年6月10日閲覧。
  12. ^ Anshuman Pandey (2012年10月29日). “Proposal to Encode the Sign SIDDHAM for Devanagari (revised)” (英語). Unicode. 2025年2月12日閲覧。
  13. ^ Michael Everson, Peter Scharf (2008年8月26日). “Proposal to encode two characters for Vedic (revised; WG2 N3488R3)” (英語). Unicode. 2025年2月12日閲覧。
  14. ^ Peter Scharf (2008年8月8日). “Materials for a Proposal to encode the Devanagari headstroke in the BMP” (英語). Unicode. 2025年2月12日閲覧。

関連項目

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