トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー (Trinidad Scorpion Butch T) | |
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トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーの実 | |
種 | カプシクム・キネンセ |
交配 | トリニダード・スコーピオン |
開発 | ミシシッピ州クロスビー |
辛さ |
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スコヴィル値 | 500,000 - 1,463,700 SHU |
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー、あるいはトリニダード・スコーピオン・ブッチ・T・ペッパー (英語: Trinidad scorpion Butch T pepper) はカプシクム・キネンセ Capsicum chinenseというトウガラシの一種の栽培品種であり、最も辛いトウガラシのひとつである。トリニダード・トバゴ原産のトリニダード・スコーピオンという栽培品種を親としている[1]。ヒッピー・シード・コミュニティのニール・スミスが命名した[2]。 もともとスミスはこの種子をミシシッピ州クロスビー/ウッドヴィルにあるチリソース会社ザイデコ・ファームズのオーナーであるブッチ・テイラーからもらっており、テイラーがこのトウガラシの種を広めていた主な人物であったため、名前はこれにちなんでいる[3]。「スコーピオン」種のトウガラシは、尖った先端がサソリの針に似ていると言われるため、サソリを示すスコーピオンという名で呼ばれている。
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは3年間にわたり、最も辛いトウガラシとしてギネス世界記録を保持していた[4][5]。2011年3月に行われたラボの試験では標本がスコヴィル値1,463,700を記録し、この時点で世界一辛いトウガラシとなった。土壌をミミズ堆肥を作っている農場の流去水で肥やすことにより、辛いトウガラシができるという[6]。2012年にキャロライナ・リーパーがスコヴィル値にして1,569,300 SHUを記録し、ギネス世界記録に世界一辛いトウガラシとして登録されたため、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは世界一辛いトウガラシではなくなった[7]。