ファビオ・ライマー

ファビオ・ライマー
基本情報
国籍 スイスの旗 スイス
生年月日 (1987-04-17) 1987年4月17日(37歳)
出身地 スイスの旗 スイス
同・ロートリスト
過去参加シリーズ
2006
2007
2007
2008
2008-09

2009-10-2011
フォーミュラ・BMW ADAC
ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0
フォーミュラ・ルノー2.0 イタリア
フォーミュラ・マスター イタリア
インターナショナル・フォーミュラ・マスター
GP2アジアシリーズ
選手権タイトル
2009

2013
インターナショナル・フォーミュラ・マスター
GP2シリーズ

ファビオ・ライマーFabio Leimer, 1987年4月17日 - )は、スイス出身のレーシングドライバーである。

経歴

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カート

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スイスのロートリスト生まれで、2000年に初めてカートレースに出場しレーサーとしてキャリアをスタートさせる。2003年にはスイスのジュニア選手権でタイトルを獲得、翌年には連覇も達成している。

2006年のヨーロッパ選手権に出場した後、フォーミュラ・BMWへステップアップする。

フォーミュラ・BMW

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2006年、ライマーはフォーミュラ・BMW ADACシリーズに参戦。フォーミュラカーレースデビューを果たした。チーム・ロズベルグとマトソン・モータースポーツから出走し4ポイントを獲得。総合19位でシーズンを終える。

フォーミュラ・ルノー

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2007年は、フォーミュラ・ルノーへ活動の場を移す。ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0イタリア・フォーミュラ・ルノー2.0にそれぞれ参戦し、どちらともジェンザー・モータースポーツから出走した。

ユーロカップでは総合17位となり、第4戦ドニントン・パークの第1レースにおいてファステストラップを記録した。

イタリア選手権の方では、表彰台に2度立つ活躍を見せ(2位1回、3位1回)シーズンを通して161ポイントを獲得。総合11位で終える。

インターナショナル・フォーミュラ・マスター

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2008年は、インターナショナル・フォーミュラ・マスターシリーズに参戦。前年と同様にジェンザー・モータースポーツから出走した。

この年は初参戦ながらも好調なシーズンで、第3戦エストリル、第7戦イモラ、最終戦モンツァの第1レースにおいて優勝する活躍を見せる。この年のタイトルを獲得したクリス・ヴァン・デル・ドリフトに次ぐ総合2位でシーズンを終え、その実力を遺憾なく発揮させた。

フォーミュラ・マスター・イタリア選手権にも同時参戦し、総合4位となる好成績を収めた。

同年10月には、サム・シュミット・モータースポーツからインディ・ライツの3日間に亘る合同テストに参加した。

翌年もチームに残留しチームメイトのポール・ヴァーホーグと共にシーズンを戦いレースで7度優勝を果たし、2年目にして年間タイトルを獲得した。チームも前年の3位から2位に順位を上げる。

GP2シリーズ

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2010年GP2第1戦バルセロナにて。
第2レースでGP2初優勝を飾った。
レーシング・エンジニアリングのシャシーで駆けるライマー。
2013年はGP2のタイトルを獲得した。

2008年にインターナショナル・フォーミュラ・マスターを準優勝で終えた後、同年11月にGP2に参戦しているトライデント・レーシングからテストに参加しGP2のシャシーで初走行を行った。

2009年10月、ヘレス・サーキットにてティアゴ・モンテイロが率いるオーシャン・レーシング・テクノロジーよりテスト走行をした後、GP2アジアシリーズ2009-2010シーズンのドライバーとして参戦する事が決まった。シーズン終了後は続けて同チームからGP2本戦にも出場し、アジアシリーズの第2戦でチームメイトだったマックス・チルトンと共に参戦した。開幕戦バルセロナの第2レースではファステストラップを記録、トップでフィニッシュしGP2での初優勝を決めた。しかしその後は目立った活躍がなく、総合19位で最初のシーズンを終える。

2011年、ライマーはラパックス・チームへ移籍する。GP2アジアシリーズでは総合5位で終え、本戦では優勝1回を含む総合14位で終える。10月にヤス・マリーナ・サーキットで開催されたノン・チャンピオンシップレースにおいてレーシング・エンジニアリングへ移籍し、優勝している。

2012年は、6回の表彰台を獲得するも優勝を飾る事が出来ないレースが続いた。総合順位は昨年を上回る7位となる。

2013年シーズン、前半戦では第1戦セパンの第1レース、第2戦バーレーンの第1レースともに優勝を飾るものの中々入賞圏内でフィニッシュする事が出来ないレースが続いていた。しかし中盤以降は安定した速さを見せるようになりコンスタントにポイントを重ね、2位のサム・バードに20ポイント差を付けてGP2初タイトルを獲得した[1]

WEC

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2014年、プレシーズンの合同テストに参加しレベリオン・レーシングから初走行を行った。その後正式にチームへ加入し本戦に挑んだ[2]

スーパーフォーミュラ

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当初、Team 無限より2015年のレースドライバーとして契約していた[3]。しかし、3月7日にライマー側より「契約条項を履行できない」との連絡があり、協議の結果参戦取り止めとなる事が発表された[4]

F1

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2015年6月3日、マノー・マルシャF1チームは今年度のリザーブドライバーとして契約した事を発表した[5]

フォーミュラE

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ヴァージン・レーシングで参戦中のハイメ・アルグエルスアリが第9戦モスクワ大会終了時に、脱水症状および極度の疲労により気絶するという事態が発生した。FIAは健康状態が回復し今後も出走可能か判断するまでの間、ライセンスを一時的に停止する事を決めた。その為、2015年6月23日、チームは代役としてライマーの起用を発表[6]。第10戦および最終戦の舞台となるロンドン大会に出走した。

レース戦績

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略歴

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シリーズ 所属チーム レース 勝利 PP FL 表彰台 ポイント 順位
2006 フォーミュラ・BMW ADAC チーム・ロズベルグ 18 0 0 0 0 4 18位
マトソン・モータースポーツ
2007 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 ジェンザー・モータースポーツ 14 0 0 1 0 17 17位
イタリア・フォーミュラ・ルノー2.0 14 0 0 0 2 161 11位
2008 インターナショナル・フォーミュラ・マスター 16 3 1 3 8 79 2位
フォーミュラ・マスター イタリア 2 1 1 2 1 48 4位
2009 インターナショナル・フォーミュラ・マスター 16 7 6 12 9 102 1位
2009-10 GP2アジアシリーズ オーシャン・レーシング・テクノロジー 7 0 0 0 0 0 31位
2010 GP2シリーズ 20 1 0 1 1 8 19位
2011 ラパックス・チーム 18 1 0 1 2 15 14位
GP2アジアシリーズ 4 0 0 0 1 9 5位
GP2ファイナル レーシング・エンジニアリング 2 1 1 1 1 13 1位
2012 GP2シリーズ 24 0 1 2 6 152 7位
2013 22 3 1 1 7 201 1位
2014 FIA 世界耐久選手権 レベリオン・レーシング 8 0 0 0 0 19 17位
ル・マン24時間レース 1 0 0 0 0 N/A NC
2014-15 フォーミュラE ヴァージン・レーシング 2 0 0 0 0 0 32位
2015 フォーミュラ1 マノー・マルシャF1チーム テストドライバー

インターナショナル・フォーミュラ・マスター

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エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 DC ポイント
2008年 イェンツァー・モータースポーツ VAL
1

4
VAL
2

3
PAU
1

Ret
PAU
2

18
BRN
1

4
BRN
2

13
EST
1

1
EST
2

7
BRH
1

13
BRH
2

8
OSC
1

2
OSC
2

2
IMO
1

1
IMO
2

3
MNZ
1

1
MNZ
2

2
2位 79
2009年 PAU
1

1
PAU
2

7
VAL
1

1
VAL
2

6
BRN
1

1
BRN
2

6
BRH
1

1
BRH
2

7
HUN
1

2
HUN
2

5
SPA
1

1
SPA
2

2
OSC
1

1
OSC
2

11
IMO
1

1
IMO
2

11
1位 106

GP2シリーズ

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エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 DC ポイント
2010年 オーシャン・レーシング・テクノロジー CAT
FEA

8
CAT
SPR

1
MON
FEA

Ret
MON
SPR

17
IST
FEA

13
IST
SPR

15
VAL
FEA

Ret
VAL
SPR

Ret
SIL
FEA

17
SIL
SPR

13
HOC
FEA

21
HOC
SPR

Ret
HUN
FEA

Ret
HUN
SPR

11
SPA
FEA

12
SPA
SPR

Ret
MNZ
FEA

Ret
MNZ
SPR

DNS
YMC
FEA

Ret
YMC
SPR

18
19位 8
2011年 ラパックス・チーム IST
FEA

Ret
IST
SPR

20
CAT
FEA

8
CAT
SPR

1
MON
FEA

9
MON
SPR

7
VAL
FEA

Ret
VAL
SPR

14
SIL
FEA

15
SIL
SPR

11
NÜR
FEA

DSQ
NÜR
SPR

8
HUN
FEA

11
HUN
SPR

11
SPA
FEA

Ret
SPA
SPR

Ret
MNZ
FEA

7
MNZ
SPR

2
14位 15
2012年 レーシング・エンジニアリング SEP
FEA

4
SEP
SPR

6
BHR1
FEA

7
BHR1
SPR

12
BHR2
FEA

2
BHR2
SPR

8
CAT
FEA

12
CAT
SPR

11
MON
FEA

18
MON
SPR

Ret
VAL
FEA

4
VAL
SPR

3
SIL
FEA

14
SIL
SPR

9
HOC
FEA

2
HOC
SPR

4
HUN
FEA

9
HUN
SPR

14
SPA
FEA

Ret
SPA
SPR

5
MNZ
FEA

5
MNZ
SPR

2
MRN
FEA

3
MRN
SPR

3
7位 152
2013年 SEP
FEA

1
SEP
SPR

12
BHR
FEA

1
BHR
SPR

9
CAT
FEA

18
CAT
SPR

9
MON
FEA

Ret
MON
SPR

13
SIL
FEA

4
SIL
SPR

15
NÜR
FEA

4
NÜR
SPR

3
HUN
FEA

4
HUN
SPR

3
SPA
FEA

4
SPA
SPR

5
MNZ
FEA

1
MNZ
SPR

6
MRN
FEA

5
MRN
SPR

3
YMC
FEA

4
YMC
SPR

3
1位 201

GP2アジアシリーズ

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エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 DC ポイント
2009-10年 オーシャン・レーシング・テクノロジー YMC1
FEA

17
YMC1
SPR

Ret
YMC2
FEA

Ret
YMC2
SPR

Ret
BHR1
FEA

20
BHR1
SPR

15
BHR2
FEA

Ret
BHR2
SPR

DNS
31位 0
2011年 ラパックス YMC
FEA

10
YMC
SPR

6
IMO
FEA

6
IMO
SPR

2
5位 9

F1

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エントラント シャシー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 WDC ポイント
2015年 マノー・マルシャ MR03B AUS MAL CHN BHR ESP MON CAN AUT GBR HUN
TD
BEL ITA SIN JPN RUS USA MEX BRA ABU - -

FIA 世界耐久選手権

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チーム クラス 車両 エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 ランク ポイント
2014年 レベリオン・レーシング LMP1 ローラ・B12/60 トヨタ (RV8KLM 3.4 L V8) SIL
Ret
SPA
Ret
LMS
Ret
COA
Ret
FUJ
10
SHA
8
BHR
6
SÃO
7
17位 19

ル・マン24時間レース

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チーム コ・ドライバー 車両 クラス 周回数 順位 クラス順位
2014年 スイスの旗 レベリオン・レーシング オーストリアの旗 ドミニク・クライハマー
イタリアの旗 アンドレア・ベリッチ
レベリオン・R-One-トヨタ LMP1-L 73 DNF DNF

フォーミュラE

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チーム シャシー パワートレイン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 順位 ポイント
2014-15年 ヴァージン・レーシング スパークSRT01-e SRT01-e BEI PUT PDE BUE MIA LBH MCO BER MSC LON
14
LON
Ret
32位 0

出典

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  1. ^ ファビオ・ライマー、GP2のチャンピオンを獲得”. F1-Gate.com (2013年11月3日). 2015年7月26日閲覧。
  2. ^ GP2王者ファビオ・ライマー、リベリオンからWECに参戦”. F1-Gate.com (2014年4月1日). 2015年7月26日閲覧。
  3. ^ SFのホンダエンジン車体制発表。ライマー参戦”. as-web.jp (2015年2月13日). 2015年7月26日閲覧。
  4. ^ 無限、SF参戦体制を変更。ライマーとの契約解除”. as-web.jp (2015年3月6日). 2015年7月26日閲覧。
  5. ^ 元GP2王者ライマーがマノーとリザーブ契約”. as-web.jp (2015年6月4日). 2015年7月26日閲覧。
  6. ^ ライマー、アルグエルスアリに代わってFE参戦”. as-web.jp (2015年6月24日). 2015年7月26日閲覧。