大阪工業大学 | |
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大宮キャンパス | |
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1922年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人常翔学園 |
本部所在地 |
大阪府大阪市旭区大宮五丁目16番1号 北緯34度43分50.1秒 東経135度32分38.3秒 / 北緯34.730583度 東経135.543972度座標: 北緯34度43分50.1秒 東経135度32分38.3秒 / 北緯34.730583度 東経135.543972度 |
学生数 | 8,146 |
キャンパス |
大宮(大阪府大阪市旭区) 梅田(大阪府大阪市北区) 枚方(大阪府枚方市・京都府八幡市) |
学部 |
工学部 ロボティクス&デザイン工学部 情報科学部 知的財産学部 |
研究科 |
工学研究科 ロボティクス&デザイン工学研究科 情報科学研究科 知的財産研究科 |
ウェブサイト | https://www.oit.ac.jp/ |
大阪工業大学(おおさかこうぎょうだいがく、英語: Osaka Institute of Technology、OIT)は、大阪府大阪市旭区大宮五丁目16番1号に本部を置く日本の私立大学。1922年創立、1949年大学設置。大学の略称は大阪工大(おおさかこうだい)、大工大(だいこうだい)、阪工大(はんこうだい)。特に学会では、阪工大が用いられることが多い。
1922年9月7日、実業家の本庄京三郎(甲陽園の開発を手掛けた)が設立者・校主として、建築家・都市計画家の片岡安(東京帝国大学工科大学造家学科卒業)が初代校長として創設した関西工学専修学校(のちに関西工学校に改称)が母体。関西高等工学校、関西高等工業学校、摂南高等工業学校という組織変遷を経て、1944年に旧制工業専門学校の摂南工業専門学校となった。太平洋戦争後の1949年、学制改革に際して、摂南工業専門学校を新制大学として昇格させ、設立された。
「理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人の育成」を行いたい。 時代と地域が求める真のフィールド・スペシャリストを育成する使命と情熱。
関西工学専修学校の創設当時、大阪は商都から全国屈指の大工業地帯へと変貌しており、水運から陸運への転換という工業都市化を実現するための技術者、そして工業発展するための技術者は圧倒的に不足していた。時代と地域は、まさに「理論に裏付けられた現場で即戦力となる技術専門職業人」を求め、それに対応できる技術者の確保が重要な課題となっていた。関西工学専修学校の初代校長・建築家である片岡安の情熱は、「工業化する大阪の現場に即戦力として活躍できる人材、都市改造の現場ですぐに役立つ人材を輩出すること」であった。
「現場で活躍している教員が、現場の最先端の理論・技術をまるで現場にいるかのように教授する」、これは今も誇りとしている精神である。 創立当初の学科は、建築と土木であった。「御堂筋」をはじめとする大阪の都市改造に卒業生が関わり、時代と地域のために貢献している[1]。
なお、その他の創設時の協力者については以下の通り。
大阪府建築課長 池田實、大阪府土木課長 島重治、大阪府営繕課長 中村琢治郎、大阪市都市計画部長 直木倫太郎、大阪市水道部長 澤井準一、大阪市電鉄部技師長 清水凞、大阪府土木主事 奥村泰助、大阪府技師 田上憲一、日本電力株式会社土木部長 境田賢吉、大正信託株式会社常務取締役 小野捨次郎、薬種商 大橋導雄、関西石材株式会社監査役 岡崎忠三郎
1922(大正11)年に創設した関西工学専修学校が始まり。1949年に新制大学となった。
キャンパスの詳細は#施設を参照。
2017年度の入学者1,817人中、出身高校所在地別の内訳は、近畿地方(三重県を除く)が89.9%(大阪府46.3%)と最も多く、以下、四国地方3.1%、中部地方(三重県を含む)2.6%、中国地方1.8%などとなっている。[56]
2017年5月1日時点で、工学部4,209人(553人)、ロボティクス&デザイン工学部291人(63人)、情報科学部1,679人(139人)、知的財産学部585人(69人)、工学研究科博士前期課程293人(27人)、工学研究科博士後期課程11人(0人)、ロボティクス&デザイン工学研究科博士前期課程29人(5人)、情報科学研究科博士前期課程37人(1人)、情報科学研究科博士後期課程1人(0人)、知的財産研究科専門職学位課程71人(12人)である。[57]
()内は女性学生の人数。
初年度(2017年度)[58]
「大学教育再生加速プログラム」:文部科学省が国として進めるべき大学教育改革を一層推進するため、教育再生実行会議等で示された新たな方向性に合致した先進的な取組を実施する大学を支援することを目的に公募。
大宮キャンパスでは、文化系体育系などを合わせ、計79の課外活動公認団体が活動している。また、枚方キャンパスでも、公認団体が活動している。 特に硬式野球部、ラグビー部、漕艇部は関西でも上位を争う強豪である。
体育会
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文化会 |
東京工業大学、名古屋工業大学、大阪工業大学の三工大の陸上競技部が毎年開催。この三工大戦は、1962年から半世紀以上にわたって続いている由緒ある大会。2013年大会で大阪工業大学が総合優勝している[92]。
アイスホッケー部が「第94回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)アイスホッケー競技」2021にて、1回戦で定期戦交流(1955年から半世紀以上にわたって続いている由緒ある大会)のある名古屋工業大学に勝利するなど、1953年の創部以来(創部69年目)初のセカンドディビジョンインカレ全国制覇をしている[93]。
この定期戦は半世紀以上にわたって続いている由緒ある大会であり、「第57回大阪工業大学vs東京都市大学 定期戦」2015では、大阪工業大学が総合優勝している[94]。
「第25回関西学生秋季選手権」2014(加古川レガッタ)男子舵手付きフォアの部にて3位入賞し、定期戦交流(1970年から半世紀以上にわたって続いている由緒ある大会)のある大阪府立大学より上位であった[95][96]。
硬式野球部による2019年春季I部リーグで、大阪工業大学が神戸大学に勝利し、1953年秋季以来、66年(131季)ぶりに令和初代王者に輝いた[97]。 また、枚方キャンパス野球場「OITスタジアム」では、2014年竣工記念オープニングセレモニーにおいて、元メジャーリーガーの野茂英雄氏の始球式が行われた [98]。
枚方キャンパスは、正確には第1と第2に分かれている。しかし、枚方第1キャンパスは学内外ともに八幡工学実験場の通称で呼称されることが多いため、大阪工業大学では便宜的に枚方第2キャンパスを枚方キャンパスと呼んでいる。関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)計画に呼応して設置されたため、文化学術研究地区の氷室・津田地区に近い。
また、大阪工業大学と同じ学校法人常翔学園が運営している、系列校の摂南大学枚方キャンパスも同大学の徒歩圏内に位置する。
建築学・土木工学(都市工学)の学科は、1922年創設時以来、西日本の私立大学の中で最古の歴史を有する。
大阪工業大学学園技術士会の歴史は古く、1965年に技術士有資格者30名からスタートし、合格者の推移は、2007年には800名を突破し、2016年では正確な合格者数は把握していないものの、累計で1,100名には達しているものと推定。特に技術士建設部門(土木工学)の有資格者が多い。技術士会の組織的活動歴においては、1974年の大阪工業大学技術士会発足を経て、国内大学で東京工業大学、早稲田大学、日本大学よりも長く、最古の歴史を有する[127][128]。
発表テーマは「π共役テトラチオール誘導体の汎用的合成法の開発と配位高分子の創出」(2018)、「π共役テトラチオール誘導体の合成と熱電変換材料への変換」(2019)[129][130][131]。
滑空機部門では2008年、2019年にOBチーム「Umeda Lab.」を含め優勝[139][140]。
また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年のGOSAT-2(いぶき2号)/KhalifaSat(ハリーファサット)打上げ H-IIAロケット相乗り用50kg級の超小型衛星において、東北大学、九州工業大学、大阪工業大学の3校の衛星を選定[144]。
また、アジア地区大会2006にて日本の理工系大学では、東京工業大学、大阪工業大学のみトップ10入りし、日本の私立大学では唯一のランクインだった[147]。この大会を経験した本学卒業生はGoogle、Yahoo Japanなどで活躍している[148]。
ちなみに、知的財産専門職大学院を設置している国内の大学は、東京理科大学、日本大学、大阪工業大学の3校のみ。