完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes
ジャンル
パズル 対応機種
開発元
Steel Crate Games 発売元
Steel Crate Games デザイナー
Allen Pestaluky Ben Kane Brian Fetter プログラマー
Allen Pestaluky Ben Kane Brian Fetter 音楽
Liam Sauvé 美術
Chris Taylor 人数
マルチプレイヤー 発売日
Gear VR 2015年7月16日 Microsoft Windows 2015年10月8日 OS X 2015年12月14日 Oculus Rift 2016年3月26日 PlayStation VR 2016年10月13日 Google Daydream 2016年11月10日 Linux 2017年12月19日 Oculus Go 2018年5月1日 Nintendo Switch, PS4, Xbox One 2018年8月16日 Oculus Quest 2019年5月21日 iOS, Android(非VR) 2019年8月1日 エンジン
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『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes 』(かんぜんばくだんかいじょマニュアル キープ・トーキング・アンド・ノーバディ・エクスプローズ、英 : Keep Talking and Nobody Explodes )は、カナダのスタジオであるSteel Crate Gamesが開発したパズルゲーム 。プレイヤーは、解除の手順が記されているマニュアルを見る他のプレイヤーと協力して手続き型に生成 された爆弾を解除する。
当初はバーチャル・リアリティ (VR)用に開発され、Android で動作するSamsung Gear VR でのみプレイすることができた。その後Microsoft Windows 、OS X 、PlayStation 4 、Linux の対応デバイスに移植され、VRなしでもプレイできるようになった。2018年8月に公開されたアップデートによってNintendo Switch やXbox One でのプレイにも対応した。2019年8月にはiOS やAndroid向けに非VRの移植版がリリースされた。
本作のプレイには最低2人が必要となる。1人は「処理担当者」としてデバイスでゲームをプレイし、その他のプレイヤーは「分析担当者」として爆弾の解除方法が記されたマニュアルをゲームの公式ウェブサイトから入手する[ 2] 。処理担当者はマニュアルを見ることができず、分析担当者は爆弾を見ることができないため、爆弾を解除する際は会話をしてそれぞれが見ている内容を伝える必要がある[ 3] 。
ゲーム内の各爆弾は「モジュール」と呼ばれる複数の装置で構成されている[ 3] 。処理担当者は各モジュールの特徴を分析担当者に伝え、分析担当者はマニュアルを読んで解除方法を指示する[ 3] 。全てのモジュールの解除に成功すると爆弾は解除される[ 2] 。爆弾に取り付けられたタイマーの残り時間がゼロになるか、一定回数のミスをした場合、爆弾が爆発してゲームは失敗となる[ 3] 。爆弾は手続き型に生成 されているため、解除方法は毎回異なる[ 2] [ 4] 。ステージ制のノーマルモードの他に、自由にカスタマイズした爆弾を使用するフリーモードも存在する[ 5] 。
開発者のAllen Pestaluky、Ben Kane、Brian Fetterはグローバルゲームジャム 2014のためにこのゲームを製作した[ 1] 。3人はOculus Rift のDevelopment Kitを所有していたため、バーチャル・リアリティ の真新しさを活用したいと考えていた[ 1] 。当初製作したジェットコースターのシミュレーションゲームは多くの人が興味をもってプレイしたが、ヘッドセット を装着している人は楽しんでいるものの、順番を待っている人はその楽しさを共有できていないことに3人は気付き、ヘッドセットを装着している人と、その人を見ている人の両方が楽しさを共有できるゲームというアイデアが生まれた[ 1] 。3人は複数の候補を検討した結果、爆弾解除というアイデアが最も面白く、またゲームジャムの間に完成することができると考えた[ 1] 。ゲームジャムの終わりに、3人は参加した他の開発者に向けてゲームをプレゼンし、ゲームのプレイ動画をYouTube に投稿した。ゲームジャムとYouTubeの視聴者の両方から「面白い」という反応が得られたことで、3人はゲームに需要があることを実感し、完全版を開発することを決めた[ 1] [ 4] 。当初開発した時点では、各モジュールを解除する手順も爆弾と同様に手続き型に生成されており、ゲームを始める度に変化していたが、後に固定化された[ 6] 。
2015年7月16日にAndroid で動作するSamsung Gear VR 向けにリリースされた[ 4] 。2016年10月13日にPlayStation VR 版がリリースされ[ 4] 、同年11月10日にはAndroid用のバーチャル・リアリティ・プラットフォームであるGoogle Daydream 版がリリースされた[ 4] 。2018年8月16日には非VR版であるPlayStation 4 版、Nintendo Switch 版、Xbox One 版が既存のユーザー向けに無料アップデートでリリースされた[ 7] [ 8] 。iOS とAndroidの移植版は2019年8月1日にリリースされた[ 9] 。2019年2月28日には日本語版がNintendo Switchでリリースされ、PC版もアップデートにより日本語に対応した[ 5] 。
レビュー収集サイト のMetacritic では、PC版は「賛否両論または平均的」な評価であったが[ 11] 、Nintendo Switch版とPlayStation 4版では「概ね好意的」な評価を受けた[ 10] [ 12] 。
デストラクトイド は10点中9点をつけ、「もしあなたが以前からカード・アゲンスト・ヒューマニティー 、モノポリー 、LaserdiscのボードゲームGargoylesをプレイすることに飽きているのであれば、『Keep Talking and Nobody Explodes』はあなたが求めている楽しみを間違いなく与えてくれるだろう。目前にあるタスクに取り組む準備ができている友人がいることが条件だが」と述べた[ 13] 。
Ars Technica のSam Machkovechはこのゲームを「必携」とレビューしたが、プレイヤーがある程度モジュールを理解すると、チャレンジではなく「作業のようなリズムを見出す」ことができてしまうとも指摘した[ 14] 。また、このゲームはパーティーゲーム としてのポテンシャルがあり、見ている人にとっても同様に楽しめるとも述べた[ 14] 。
2015年のNAVGTRアワードでは「Game, Strategy」を受賞した[ 15] 。このゲームは「Excellence in Design」も受賞し、2016年のインディペンデント・ゲーム・フェスティバル では「Seumas McNally Grand Prize (英語版 ) 」と「Nuovo Award」にノミネートされた[ 16] [ 17] 。このゲームを開発したSteel Crate Gamesは、2016年のゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード [ 18] と英国アカデミー賞ゲーム部門 [ 19] でベスト・デビューにノミネートされた。オフィシャルUK・PlayStationマガジン (英語版 ) は、このゲームをPlayStationのVRゲームのベスト3に挙げている[ 20] 。
2016年3月までに総売上本数は20万本を超えた[ 6] 。
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^ a b c “Nintendo Switchでリアル爆弾処理班となり極限の緊張感・思考力・チームワークを試される「完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes」 ”. GIGAZINE (2019年3月2日). 2024年8月18日 閲覧。
^ a b c d “『完全爆弾解除マニュアル』レビュー。爆弾解除のカギは“会話”し続けること。見たモノを言葉で伝えるのは思ったより難しい! ”. ファミ通 (2019年8月14日). 2024年8月18日 閲覧。
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^ a b “解除役と指示役にわかれる爆弾解除ゲー『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』がSwitchで配信開始! ”. IGN Japan (2019年2月28日). 2024年8月18日 閲覧。
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