弱虫ペダル | |
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テレビアニメのロゴ | |
ジャンル | 学園、自転車、少年漫画 |
漫画:弱虫ペダル | |
作者 | 渡辺航 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
レーベル | 少年チャンピオン・コミックス |
発表号 | 2008年12号 - |
巻数 | 既刊92巻(2024年11月8日現在) |
漫画:弱虫ペダル SPARE BIKE | |
作者 | 渡辺航 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン 別冊少年チャンピオン |
レーベル | 少年チャンピオン・コミックス |
発表号 | 週刊:2012年38号 - 2013年6号 別冊:2014年9月号 - |
巻数 | 既刊13巻(2024年1月5日現在) |
舞台 | |
原作 | 渡辺航 |
脚本 | なるせゆうせい(1・2) 西田シャトナー(2 - 18) |
演出 | 西田シャトナー(1・3 - 16) 宇治川まさなり(2) 鯨井康介(17・18) |
音楽 | manzo |
製作 | マーベラスAQL ディー・バイ・エル・クリエイション エンタテインメントプラス、東宝 |
上演劇場 | 「#公演リスト」参照 |
上演期間 | 「#公演リスト」参照 - |
ゲーム:弱虫ペダル 明日への高回転 | |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
メディア | 3DSカード |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2015年1月29日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
ドラマ:弱虫ペダル(第1期) 弱虫ペダルSeason2(第2期) | |
原作 | 渡辺航 |
監督 | 棚澤孝義 |
脚本 | 吹原幸太、山本陽将、青塚美穂、坂井優一 |
制作 | 東宝映像事業部 |
放送局 | BSスカパー! |
放送期間 | 第1期:2016年8月26日 - 10月7日 |
話数 | 第1期:全7話 第2期:全13話 |
映画 | |
原作 | 渡辺航 |
監督 | 三木康一郎 |
脚本 | 板谷里乃、三木康一郎 |
音楽 | 横山克 |
制作 | デジタル・フロンティア |
製作 | 映画『弱虫ペダル』製作委員会 |
配給 | 松竹 |
封切日 | 2020年8月14日 |
上映時間 | 112分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・ゲーム・テレビドラマ・映画 |
ポータル | 漫画・舞台芸術・ゲーム・テレビ・ドラマ 映画 |
『弱虫ペダル』(よわむしペダル)は、渡辺航による日本の少年漫画。通称『弱ペダ』[1]。自転車競技(主にロードレース)を題材にした本格的なスポーツ漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2008年12号から連載開始。話数カウントは「RIDE.〇」。2023年7月時点で累計発行部数は3000万部を突破している[2]。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2008年12号から連載開始[3]。タイトルは、作者の渡辺が自転車に乗る際、軽いギアで回転数を上げてクルクル回す乗り方を勝手に弱虫ペダルと名付けていたものを採用した[4]。
本作が誕生したきっかけは、ロードバイクを購入して間もなかった渡辺が当時の担当編集との打ち合わせの際、「最近何かハマっているものはないか」と聞かれ、「自転車」と話したことで、それを漫画にしようと言われたことが始まりだった。当初は「大桑 島乃(おおくわ しまの)」という女の子が主人公の自転車漫画を考えていたが、第一稿のネームを見た当時の編集長である沢考史の「(主人公を)男の子でやろう、少年誌だし」という一声から小野田坂道というキャラクターが生み出され、本作が完成した[注釈 1]。
本作のほかに、小野田が1年次の3年生に焦点を当てた『弱虫ペダル SPARE BIKE』が『週刊少年チャンピオン』の2012年38号から2013年6号まで連載されたのち、『別冊少年チャンピオン』(同社刊)に移籍し2014年9月号から連載中。『SPARE BIKE』は4コマ漫画のような軽いノリで連載する予定がだんだん本気になってしまったことを明かしている[注釈 2]。
2012年に舞台化、2013年にはテレビアニメが放送、2015年には劇場版アニメが公開されたほか、2016年にはテレビドラマが放送、2020年には実写映画化されるなど、様々なメディアミックス展開が行われている。
2015年第39回講談社漫画賞・少年部門受賞。『週刊少年チャンピオン』連載の作品のみならず、秋田書店の作品が同賞を受賞するのは第1回(1977年)に受賞した『ブラック・ジャック』以来39年ぶりとなる[注釈 3]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
千葉県立総北高等学校の新入生小野田坂道はアニメやゲーム、漫画や秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は、高校こそは友達を作るためアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員が足りず、活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つものの、部員は集まらなかった[5]。
そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20%以上の激坂をママチャリで、歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。
2人との出会いで今まで経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研の部員集めを諦め、自転車競技部に入部する。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちにクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。
車両メーカーの名称は劇場版を含むアニメ版では変更されているためその都度併記する。ただし一度併記したメーカーは以降は省略する。同じ人物が原作版とアニメ版でメーカーが異なる車両に乗っていたり、アニメ版のみしか車両の名称が記載されていない場合は本来のメーカー名で記載する。
文中の「〇年次」は坂道の学年を基準にしており、坂道が1年生の時の内容の場合は「1年次」と記載する。ゼッケン番号については基本的にインターハイ全国大会と劇場版アニメの「熊本火の国やまなみレース」(以下KHYレースと表記)を記載し、インターハイ県予選を含めた地方レースについては省略する。
千葉県佐倉市にある県立高校。校舎は小高い山奥の位置にあり、道幅が広く普段多くの生徒が利用している正門(幹線道路からの距離4km)と、道幅が狭く斜度が20%を超え激坂の裏門(同・2km)がある。
選手のジャージは黄色をベースに上部から横側の部分が白で、胸元に「総北高校 自転車競技部」の文字が、肩から腕にかけて赤いラインの上に白字で「SOHOKU」の文字が入る。原作版では上着横側に赤いラインの上から「KANZAKI C.S」の文字が入っているがアニメ版では省かれており、赤いラインの中に白いラインが入っている。
神奈川県足柄下郡箱根町にある高校で、ロードレースの名門校になっている。「全員がエース」を自負し、箱根特有の坂道を活かした脚力で他を圧倒する。通称「箱学(ハコガク)」。
選手が着用しているジャージは青みがかかった白地に胸元には赤い2本ラインと「箱根学園」の文字が、肩に青いラインで右側が「HAKO」、左側に「GAKU」の文字が、横側は黄色いラインに「KANAGAWA」の文字が入る(アニメ版は黄色いラインの中に白いラインに変更されている)。
京都府京都市伏見区にある高校。通称「京伏(きょうふし)」。選手のジャージは紫を基調とし、肩部分に「京」(右肩)「都」(左肩)の文字が入っている。
広島県呉市にある工業高校。略称は「クレミナ」。前年度のインターハイでは総合3位を獲得している。
熊本の県立高校。九州では名の知れた強豪自転車競技部で知られる。
メンバー全員サーヴェロの同一色(車体色は白)の車両を使用している。
アニメ劇場版ではメンバー全員が空港や駅に貼られている「熊本火の国やまなみレース」のポスターのキャラクターに起用されている。
吉本進については劇場版の項目を参照のこと。
原作通りに自転車のレースシーンが演じられるが、自転車そのものは舞台上では使用されず、スクリーンなどの映像も使用されない。演者はハンドルのみを握って舞台上に登場。中腰の姿勢や、その場での足踏みによって疾走感を表現している。なお、主人公のママチャリは、カゴ付きのハンドルとなっている[147]。また、5作目の『野獣覚醒』での箱根学園の荒北靖友がバイクに乗るという演出は、メーター部分とライトが付いたオートバイのハンドルが使用された。この独自の手法を演出の西田シャトナーは「パズルライドシステム」と呼んでいる[148]。過去の公演はdアニメストアなどでのネット配信もおこなわれている[149]。毎公演チケットが即完売になってしまうため、5作目、6作目は大千穐楽公演が全国各地の映画館でライブビューイング上映されている。その際には上映終了後にライブビューイング限定映像が放映された。
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 |
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2013年8月14日 | 舞台 弱虫ペダル サウンドコレクション | MJSA-1092 | 収録曲
ディスク:1
ディスク:2
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舞台 弱虫ペダル 箱根学園篇〜眠れる直線鬼〜 サウンドコレクション | MJSA-1094 | 収録曲
ディスク:1
ディスク:2
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2014年3月12日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The First Result サウンドコレクション | MJSA-1111/2 | 収録曲
ディスク:1
ディスク:2
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2014年10月15日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The Second Order サウンドコレクション | MJSA-1119 | 収録曲
ディスク:1
ディスク:2
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2015年3月4日 | 舞台 弱虫ペダル 箱根学園篇〜野獣覚醒〜 サウンドコレクション | MJSA-1146 | 収録曲
ディスク:1
ディスク:2
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2015年07月15日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The WINNER | TDV-25221D | 収録曲
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発売日 | タイトル | 規格品番(BD / DVD) |
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2012年6月21日 | 舞台『弱虫ペダル』 | DFZS-07215 |
2013年6月21日 | 舞台 弱虫ペダル 箱根学園篇 眠れる直線鬼 | DFZS-07294 |
2014年1月24日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The First Result | TDV-24056D |
2014年7月16日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The Second Order | TDV-24298D |
2015年1月21日 | 舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇〜野獣覚醒〜 | TDV-25006D |
2015年7月15日 | 舞台 弱虫ペダル インターハイ篇 The WINNER | TDV-25221D |
2015年8月19日 | 舞台『弱虫ペダル』ツール・デュ・スタッド Vol.1 | TDV-25363D |
2015年9月16日 | 舞台『弱虫ペダル』ツール・デュ・スタッド Vol.2 | TDV-25364D |
2016年2月17日 | 舞台『弱虫ペダル』IRREGULAR〜2つの頂上〜 | TBR-26017D / TDV-26013D |
2016年7月13日 | 舞台『弱虫ペダル』〜総北新世代、始動〜 | TBR-26180D / TDV-26181D |
2017年2月22日 | 舞台『弱虫ペダル』〜箱根学園新世代、始動〜 | TBR-27018D / TDV-27019D |
2017年7月19日 | 舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜スタートライン〜 | TBR-27185D / TDV-27186D |
2018年2月7日 | 舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜ヒートアップ〜 | TBR-28063D / TDV-28064D |
2018年8月1日 | 舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜箱根学園王者復格(ザ・キングダム)〜 | TBR-28219D / TDV-28220D |
2019年9月18日 | 舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜制・限・解・除(リミットブレイカー)〜 | TBR-29164D / TDV-29165D |
2020年6月17日 | 舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇FINAL〜POWER OF BIKE〜 | TBR-30041D / TDV-30042D |
第1期が2013年10月から2014年6月までテレビ東京ほかにて放送された。第2期が2014年10月から2015年3月までテレビ東京ほかにて放送された。第3期が2017年1月から6月までテレビ東京ほかにて放送された。第4期が2018年1月から6月までテレビ東京ほかにて放送された。第5期が2022年10月から2023年3月までNHK総合にて放送された。
また、第1期の総集編劇場版映画が2014年9月に公開された。第2期の総集編劇場版映画が2015年6月に公開された。第3期の総集編劇場版映画が2017年10月に公開された。第4期の特別総集編が2023年1月6日にNHK総合にて放送された。
また、本作のスピンオフである『弱虫ペダル SPARE BIKE』(よわむしペダル スペアバイク)が2016年9月に公開された。
『劇場版 弱虫ペダル』(げきじょうばん よわむしペダル)のタイトルで、2015年8月28日に劇場版アニメが公開された。渡辺航書き下ろしによるストーリーで[注釈 67]、「熊本火の国やまなみレース」での総北高校と箱根学園とのライバル戦に京都伏見高校や呉南工業高校などの他校が絡み、激戦を繰り広げる。
『弱虫ペダル×チーバくん『ちばペダル 〜弱虫ペダルと学ぶ自転車交通安全〜』』は、千葉県とのコラボで自転車交通安全キャンペーンとして製作された。
BSスカパー!で2016年8月26日から同年10月7日まで放送されたテレビドラマ[150]。全7話[151]。
主人公の坂道は、舞台版と同じく小越勇輝が務める他、舞台版のキャストが多く起用された[152]。
続編『弱虫ペダルSeason2』の製作が決定され、前後編の2部作として、前編は2017年8月18日21時より全7話、後編は同年11月から全6話の合計13話で放送された[153]。
弱虫ペダル | |
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YOWAMUSHI PEDAL | |
監督 | 三木康一郎 |
脚本 |
板谷里乃 三木康一郎 |
原作 | 渡辺航『弱虫ペダル』 |
製作 |
寺西史 日高峻 鴨井雄一 澤岳司 |
製作総指揮 |
吉田繁暁 臼井裕詞 |
出演者 |
永瀬廉 (King & Prince) 伊藤健太郎 橋本環奈 坂東龍汰 栁俊太郎 菅原健 井上瑞稀 竜星涼 皆川猿時 |
音楽 | 横山克 |
主題歌 |
King & Prince 「Key of Heart」 |
撮影 | 宮本亘 |
編集 | 鈴木真一 |
制作会社 | デジタル・フロンティア |
製作会社 | 映画『弱虫ペダル』製作委員会 |
配給 | 松竹 |
公開 |
2020年8月14日 2020年10月30日[154] |
上映時間 | 112分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 6億9000万円[155] |
永瀬廉 (King & Prince) 主演で実写映画化され、2020年8月14日に公開[156]。監督は三木康一郎。公開2日目の8月15日には丸の内ピカデリーとユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて舞台挨拶が開催された[157][158]。
映画が収録されたDVDと、映画および特典映像が収録された『豪華版』のBlu-ray+DVD BOX(Blu-ray1枚+DVD2枚組)およびBlu-ray BOX(3枚組)が2021年3月10日に発売された[161]。
2013年9月30日から2014年7月7日まで音泉にて配信されていたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、森久保祥太郎(巻島裕介 役)。隔週月曜日更新。
2014年9月15日から2015年9月14日まで音泉にて配信されていたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、森久保祥太郎(巻島裕介 役)。第1回から第16回まで隔週月曜日更新、第17回から第23回まで月1回不定日更新。
2016年12月26日から2017年7月10日まで音泉にて配信されていたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、代永翼(真波山岳 役)。隔週月曜日更新。
2018年1月12日から7月26日までニコニコ生放送にて配信されたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、代永翼(真波山岳 役)。月1更新。
これらの他に、アプリゲーム・嫁コレ[注釈 68]に2014年4月28日から小野田坂道をはじめとするキャラクター10名分が追加された[注釈 69]。
いずれも平和。