怪盗スライ・クーパー Sly Cooper | |
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ジャンル | 怪盗アクション |
開発元 | サッカーパンチプロダクションズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
1作目 |
怪盗スライ・クーパー (2003年3月6日) |
最新作 |
Sly Cooper: Thieves in Time (2013年(北米)) |
公式サイト | スライ・クーパー コレクション公式サイト |
『怪盗スライ・クーパー』(かいとうスライクーパー、Sly Cooper)はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が発売したテレビゲームのシリーズ、またはそれに登場するキャラクターの名前である。
代々義賊の家系の末裔として生まれた洗い熊の青年「スライ」が、亀の「ベントレー」や河馬の「マーレー」などの仲間たちの協力を得ながらフィールドを進んでいくアクションゲーム。公式には「怪盗アクションゲーム」と称されるように、主人公スライが織りなす怪盗ならではの特有の動き「怪盗アクション」をシリーズの売りとしている。
また、シリーズの特徴の1つとして、ムービーシーンが全てアメコミ調に描かれていることも挙げられる。
タイトルに怪盗とあるように、主人公スライは怪盗である。しかしゲームシステム自体は基本的に「物を盗む」という趣旨のゲームではない。特に第1作目は、クラッシュ・バンディクーを筆頭とする「ゴールに向かってルートを進む」傾向が強く、いわば「怪盗」という肩書の正義のヒーローが悪を討つといったゲーム内容である。
各ルートに点在する薄緑色の「ボトル」をすべて集め、暗号化された金庫のナンバーを相棒のベントレーに解読させると「ラクーナの秘伝書」の1ページが手に入る。これにより1つのスペシャルアクションが使えるようになり、最終的には10種類以上のスペシャルアクションを操作に応じて使い分けることが可能となる[1]。
第2作目ではゲームシステムが一新された。エピソードごとに1つの街が再現された箱庭ステージ内で、与えられたミッションを遂行する形式である。また、以前はなかったライフゲージが設定されたり、ベントレーやマーレーなどのサブキャラクターも操作可能になったりとより革新的な変更がなされている。ミッションの幅も敵アジトへの潜入から盗撮、窃盗など「怪盗」そのものに趣をおいている感がある(ただし、あくまでも狙うのは悪党のみという原則は守られている)。
第1作目にあたる『怪盗スライ・クーパー』(Sly Cooper and the Thievius Raccoonus)は2002年(日本では2003年)に、その続編にあたる第2作目『怪盗スライ・クーパー2』(Sly 2: Band of Thieves)は2004年(日本では2005年)に発売。また、国内では2作目までしか発売されていないものの、海外では3作目『Sly 3: Honor Among Thieves』(2005年)が発売されている。
2010年には上記3作のコレクションパッケージ『スライ・クーパー コレクション』(The Sly Collection)がPlayStation 3向けに発売(日本では2011年)。この『スライ・クーパー コレクション』には日本未発売だった『Sly 3』の日本向け仕様が新規制作され収録されている。
ジャンル | 怪盗アクション |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | サッカーパンチプロダクションズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM |
発売日 |
2002年9月23日 2003年1月16日 2003年3月6日 |
対象年齢 |
CERO:全年齢対象 ESRB:E(6歳以上対象) |
PlayStation 2(原題:Sly Cooper and the Thievius Raccoonus / 2002年)
本作に遊びやすくするための追加要素を加えた PS4/PS5「怪盗 スライ・クーパー」が2024年6月11日に1100円で発売されている。
スライ・クーパー、ベントレー・ワイズタートル、マーレー・ザ・ヒッポはターゲットを絞った泥棒稼業を営む3人。互いに孤児院で知り合った中で、スライは一家で引き継いだ者が書いてある盗みの技術を習得するのみならず改良・開発した技術をも書き伝える秘伝書のある家に生まれた。その秘伝書が父の命と共に奪われ、3人は稼業を営みながら秘伝書を奪った5人を探している。
PS2版 | PS3(コレクション版) | PS4版 | PS5版 | |
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キャラクターの声 | 関智一 ほか | 草尾毅 ほか | 関智一 ほか | 関智一 ほか |
日本版専用
オープニングムービー |
タイトル画面で一定時間 操作しないと再生 |
未収録 | 未収録 | 未収録 |
エンドクレジット曲 | Black Jack | 海外版と共通 | 海外版と共通 | 海外版と共通 |
翻訳や演出 | PS2オリジナル版 | コレクション版 | PS2オリジナル版 | PS2オリジナル版 |
収録言語(音声) | 日本語 | 日本語 | 日本語, 英語, 韓国語 | イタリア語, スペイン語, ドイツ語, フランス語 , 日本語, 英語, 韓国語 |
オプション機能 | 無し | 3D出力対応、PlayStation Move対応 | アップレンダリング、早戻し、クイックセーブ、カスタムビデオフィルタ など対応 | アップレンダリング、早戻し、クイックセーブ、カスタムビデオフィルタ など対応 |
ジャンル | 怪盗アクション |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | サッカーパンチプロダクションズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM |
発売日 |
2004年9月14日 2004年10月28日 2005年6月16日 |
対象年齢 |
CERO:全年齢対象 ESRB:E(6歳以上対象) |
PlayStation 2(原題:Sly 2: Band of Thieves / 2004年)
自動修復機能で直ったクロックヴェルクの残骸が「クロー・ギャング」なる悪党一味に奪われてしまった。クロックヴェルクの復活を阻止するために、スライ、ベントレー、マーレーの3人は再び立ち上がる。
ジャンル | 怪盗アクション |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | サッカーパンチプロダクションズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM |
発売日 |
2005年9月26日 2005年11月17日 2005年11月18日 2011年1月27日(PlayStation 3) |
対象年齢 | ESRB:E10+(10歳以上対象) |
PlayStation 2(原題:Sly 3: Honor Among Thieves)
スライ・クーパーシリーズの第3作目。北米での発売から長らく日本未発売だったが、2011年に発売の『スライ・クーパー コレクション』で日本上陸を果たすこととなった。
昔、父と組んでいたマックス・ウィーニーという男から、クーパー一族の宝庫の話を聞いたスライ。早速、宝庫のあるカイン島へ向かったが、宝庫の前にはドクター・エムという謎の男が陣取っていた…
ジャンル | アクション |
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対応機種 | PlayStation 3, PlayStation Vita |
開発元 |
サンザルゲームズ サッカーパンチプロダクションズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | BD-ROM |
発売日 |
PlayStation 3 2010年11月8日 2010年12月2日 2010年12月3日 2011年1月27日 PlayStation Vita 2014年4月16日 2014年5月27日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
コンテンツアイコン | 犯罪 |
PlayStation 3, PlayStation Vita(原題:The Sly Collection / 2010年)
PlayStation 2用ソフトである『怪盗スライ・クーパー』、『怪盗スライ・クーパー2』、『怪盗スライ・クーパー3』をPlayStation 3とPlayStation Vita向けに移植した3作品セットパッケージ。『怪盗スライ・クーパー3』は今回のコレクション化で日本初登場となり、『1』と『2』も声優と和訳(『1』のローリーが「サー・ライレー」、「ポイントジャンプ」が「スパイアージャンプ」など)が変わった。移植はサンザルゲームズが行った。
ジャンル | アクション |
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対応機種 |
PlayStation 3 PlayStation Vita |
開発元 | サンザルゲームズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | BD-ROM |
発売日 |
2013年2月5日 2013年3月27日 |
PlayStation 3、PlayStation Vita(原題:Sly Cooper: Thieves in Time / 2013年)
PlayStation VitaおよびPlayStation 3用ソフトで、サンザルゲームズ開発のシリーズ4作目である。
第一作発売当初、日本国内で異業種(東京スカパラダイスオーケストラ、サントリー BOSS缶コーヒー、リーバイス、シトロエン)とのコラボレーション広告が話題になった。
『コミックボンボン』2005年1月号から9月号に掲載された。作者は今木商事。