戦場からのラブレター | |
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Testament of Youth | |
監督 | ジェームズ・ケント |
脚本 | ジュリエット・トウィディ |
原作 |
ヴェラ・ブリテン 『Testament of Youth』 |
製作 |
ロジー・アリソン デヴィッド・ハイマン |
製作総指揮 |
クリスティーン・ランガン ジョー・オッペンハイマー ヒューゴ・ヘッペル ジギー・カマサ リチャード・マンセル |
出演者 |
アリシア・ヴィキャンデル キット・ハリントン コリン・モーガン |
音楽 | マックス・リヒター |
撮影 | ロブ・ハーディ |
編集 | ルチア・ズケッティ |
製作会社 |
BBCフィルムズ ヘイデイ・フィルムズ |
配給 | ライオンズゲート |
公開 | 2015年1月16日 |
上映時間 | 129分[1] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
『戦場からのラブレター』(せんじょうからのラブレター、Testament of Youth)は、2014年のイギリスのドラマ映画。監督はジェームズ・ケント、主演はアリシア・ヴィキャンデルが務める。原作はヴェラ・ブリテンの自叙伝『Testament of Youth』である。
日本国内においては劇場公開されず、2015年12月2日にDVDが発売された[2]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
1914年、ヴェラ・ブリテンはサマーヴィル・カレッジに入学した。第一次世界大戦が勃発すると、ヴェラの弟であるエドワードとジェフリー、フィアンセのロナルド・レイトンの3人は徴兵され、前線へ送られた。ヴェラも大学を辞めて、救急看護奉仕隊に志願し、ロンドン、フランス、マルタ島で任務に当たることになった。
※括弧内は日本語吹替
2009年2月、BBCフィルムズがヴェラ・ブリテンの自叙伝『Testament of Youth』の映画化を模索していると報じられた[3]。なお、BBCは1979年に同書を5パートに分割してテレビドラマ化している。
映画化の段階ではブリテンの娘であるシャーリー・ウィリアムズやブリテンの伝記を執筆したマーク・ボストリッジらの協力を得た。
2013年12月、アリシア・ヴィキャンデルがヴェラ・ブリテンを演じるとの報道があった(当初、シアーシャ・ローナンがブリテンを演じる予定だった)[4][5]。2014年2月4日、キット・ハリントンがロナルド・レイトンを演じることが決まった[6]。13日には、コリン・モーガン、アレクサンドラ・ローチ、タロン・エジャトンらの出演が決まった[7]。
本作の主要撮影は2014年3月16日から、ロンドン、ノース・ヨークシャー、オックスフォードで始まった[8][9][10]。
戦争で失明したヴィクター・リチャードソンを演じるにあたって、コリン・モーガンはかつて軍隊で働いた経験を持つ人々と会って話をした。また、イギリスの退役軍人協会の協力を得て、視力を失った軍人が受ける訓練を実際に受けた[11]。
当初、マーク・ブラッドショーが本作で使用される楽曲を作曲する予定であったが[12]、降板し、マックス・リヒターが後を引き継ぐことになった[13]。
本作は2014年10月14日に開催されたロンドン映画祭で初めて上映された[14]。2015年1月16日、ソニー・ピクチャーズ クラシックスが本作を北米、ラテンアメリカで配給する権利を獲得した[15]。
2014年8月1日、本作のファースト・トレイラーが公開された[16]。同年11月10日には、セカンド・トレイラーが公開された[17]。
2014年12月4日にはマーク・ボストリッジが書いた『Vera Brittain and the First World War: The Story of Testament of Youth』がイギリスで出版され、その中には本作の製作に関する章がある[18]。
本作は批評家から高い評価を受けた。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには34件のレビューがあり、批評家支持率は82%、平均点は10点満点で6.8点となっている。サイト側による批評家の意見の要約は「『戦場からのラブレター』にはイギリスの歴史ドラマのファンが求める冒険的な要素はない。しかし、良質の演技と美しい場面構成は素晴らしい。」である[19]。また、Metacriticには6件のレビューがあり、加重平均値は75/100となっている[20]。