江角 マキコ(えすみ マキコ[1]、1966年〈昭和41年〉12月18日[1][3] - )は、日本の元女優、元タレント、元CMタレント、元モデル、元バレーボール実業団選手。島根県出雲市出身[1]。
2014年までは研音所属[5][6]。2014年から2017年1月までは、自身の個人事務所であるインクワイヤーに所属[3][7]。
島根県立大社高等学校卒業[2][8]。在学中よりバレーボール部で活躍し[2][8]、卒業後の1985年に日本たばこ産業女子バレーボールチーム(現SVリーグ・大阪マーヴェラス)に入団し、バレーボール選手として活動した[1][2]。1986年、右肩の故障で競技引退[9]。なお、日本たばこでは「塩事業部」に所属していた。
バレーボール選手引退後はファッションモデルに転身。モデルに転身したきっかけは入院中に看護婦から「背が高いからモデルが向いてるんじゃないの?」と言われた事である。
1990年代から、テレビCMへの出演多数。たとえば資生堂の女性化粧品については「エルセリエ」(1991年)、「セレイド」(1993年)、「ANESSA」(1995年)、「オプチューン」(1995年 - 1998年)、「プラウディア」(1999年 - 2000年)、「化粧惑星」(2002年)のCMに出演。ほかにもJR東日本、大塚製薬「ファイブミニ」(1996年 - 2000年)、ヤマハ発動機のアシスト自転車「PAS」(1996年‐1997年)、日産自動車「ウイングロード」(1996年 - 1998年)、キヤノンのカメラ「IXY」(1996年 - 2000年)など出演多数。→#CM
1994年には、矢沢永吉のアルバム『the Name Is...』のジャケット写真にも登場。
1995年、映画『幻の光』で女優デビューし、以後数々のドラマ・映画などに出演。女優として数々の賞を受賞。→#出演、#受賞歴
1996年、2月に写真家の桐島ローランド(桐島かれんの弟)と結婚したが、9か月後に離婚[2]。
1998年、主演を務めたフジテレビのドラマ『ショムニ』が大ヒット、自身の代表作となる[1][2]。また『江角マキコの恋愛の科学』でバラエティ番組MCにも初挑戦した。
2000年、シングル「ONE WAY DRIVE」(『ショムニ』エンディングテーマ)で歌手デビューし、2003年には同ドラマの担当ディレクター・平野眞と再婚[2]。
2003年11月から、当時の社会保険庁による、国民年金保険料の収納率アップを狙った、「国民年金保険料納付キャンペーン」の広報イメージキャラクターとして起用された。しかし2004年3月、本人の17年間に及ぶ国民年金保険料の未納が明らかとなり、会見で謝罪した[注 1]。なお2012年には、明治安田生命のCM(ビフォアサービス「社会保障制度」篇)で、江角が演じるアドバイザーが「社会保障制度ってご存知ですか?」と加入者に提案する内容が放送された。
2005年2月21日、第1子となる女児を出産し、約1年間は育児に専念する[2]。
2006年4月にNHKのドラマ『マチベン』で女優復帰。さらに、バラエティ番組『グータンヌーボ』で約8年ぶりにMCへ就任し、これ以降はバラエティ番組での露出も本格的に増える。
2007年、バラエティ番組『未知の世界を撮りたい 驚き(秘)映像ハンター!ドリームビジョン』で、ゴールデンタイム初のレギュラー出演。
2009年、日本テレビの番組『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!10」で新メンバーとしてレギュラーになるが、初戦から4連続で自腹という屈辱を味わい、後に本人が同コーナーにて、このときの連敗によるストレスが原因で体調不良を起こしていたことを振り返っている。その後は順調に勝ち進めたものの、第2子の妊娠・出産を控えた時期には出演者たちから精神面を気にするコメントが相次いだ。その後産休を挟んで2015年12月に卒業するまでおよそ7年間に渡りレギュラーを務めた[11]。
2009年11月30日、第2子となる男児を出産[2]。2010年2月に『グータンヌーボ』で活動を再開し、2011年7月スタートのドラマ『ブルドクター』で本格的に女優へ復帰。
2012年末に、週刊誌など複数の媒体で「江角が元マネージャーの男性に指示し、都内に住んでいる長嶋一茂の自宅に『バカ息子』などと落書きをさせた」「互いの子供が同じ幼稚園に通っており関係が悪化したことが原因」などと報道されたが、江角本人は後にそのような指示はしていないと否定している。なお一茂は「うちには息子はいなくて娘が2人だからおかしい」という感想を抱いたという。
2014年3月、それまで所属していた研音を離れ、個人事務所「インクワイヤー」を立ち上げた[2][6][12]。
2017年1月23日、代理人の弁護士を通じて芸能界を引退する事をFAXで発表し、同月末をもって個人事務所も閉鎖された。芸能活動の末期(落書き騒動後)は仕事が激減していたという。さらに現夫との離婚説も浮上したが否定している(ただし別居していたことは認めた)[2][7][13]。
子供が二人いる。
前夫は写真家の桐島ローランド(1996年2月 - 1996年10月)、現夫はフジテレビのディレクター・平野眞(2003年 - )[2]。大宮アルディージャなどでプレーした元プロサッカー選手の江角浩司とは遠戚にあたる[14]。
2015年に息子を入学させて通わせていたK.インターナショナルスクール東京において、江角が原因で[15]理事長が解任された[16]後も、江角と同校とのトラブルが続いている[17][18]。
- 1995年
- 1996年
- 1998年
- 第17回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『ショムニ』)
- 第2回日刊スポーツドラマグランプリ 主演女優賞(『ショムニ』)
- 1999年
- 第22回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 ベストドレッサー賞(『独身生活』)
- 2000年
- 2002年
- 2003年
- 2008年
- 2010年
- 江角マキコの恋愛の科学(フジテレビ・1998年10月15日 - 1999年3月25日)※司会
- 江角マキコの恋愛の科学 復活スペシャル 〜A.D.2000セックス研究報告〜(フジテレビ・2000年1月4日)
- 江角マキコの恋愛の科学 スペシャル〜20世紀最終研究報告!(フジテレビ・2000年12月28日)
- 江角マキコ 遥かなる氷河と太古の森とアラスカそしてカナダクイーンシャーロット島への旅(フジテレビ・2003年1月13日)
- グータンヌーボ(関西テレビ・2006年4月12日 - 2009年10月7日・2010年2月17日 - 2012年3月21日)※司会
- 未知の世界を撮りたい 驚き(秘)映像ハンター!ドリームビジョン (日本テレビ・2007年4月17日 - 2007年9月18日)※レギュラー
- 笑顔がごちそう ウチゴハン(テレビ朝日・2007年4月8日 - 2013年3月24日)※司会・アシスタント
- 1ページの輝き〜素顔のトップモデル〜(テレビ朝日・2008年12月8日)※ナレーション
- ぐるぐるナインティナイン『グルメチキンレース・ゴチになります!』(日本テレビ・2009年1月9日 - 2015年12月24日)※レギュラー
- 熱血教師スペシャル第1夜「居場所をください 〜愛と涙の密着1000日〜」(フジテレビ・2010年3月12日)※スタジオ出演・インタビュアー
- 私の何がイケないの? (TBS・2011年 - 2012年、単発番組・不定期放送)※司会
- スパニチ!! 私の何がイケないの?(TBS・2011年5月4日)
- 私の何がイケないの? 全国1万人アンケート緊急調査!結婚できない女性の生態ワースト20を大発表!!(TBS・2012年1月12日)
- 私の何がイケないの? 全国1万人緊急調査!誰にも言えない女性の悩み ワースト20大発表(TBS・2012年3月22日)
- 私の何がイケないの? 病み女ワースト10専門家1000人緊急調査SP!(TBS・2012年7月3日)
- 日本一の頭脳王!大決定戦!!知力No.1は誰だ!?(日本テレビ・2011年12月30日)※司会
- 火曜曲!(TBS・2012年4月24日 - 2013年9月3日)※司会
- 私の何がイケないの?(TBS・2012年10月8日 - 2016年3月14日)※司会
- 日本No.1の頭脳王!大決定戦!!2013(日本テレビ・2013年12月13日)※司会
- バイキング(フジテレビ・2014年4月1日 - 2015年12月22日[20])※火曜レギュラー
- 超問クイズ! 真実か?ウソか?(日本テレビ・2014年 - 、単発番組・不定期放送)※司会
- 超問クイズ!真実か?ウソか?(日本テレビ・2014年4月30日)
- 超問クイズ!真実か?ウソか?(日本テレビ・2015年1月6日)
- 最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王(日本テレビ・2014年12月5日) ※司会
- 坂上忍のホンネJAPANが行く!!香港&マカオ(フジテレビ・2015年6月16日) ※司会
- JT「セブンスター・ボックス」
- 丸井ギフト(1990年、卒業1作のみ)
- 資生堂
- 「エルセリエ」(1991年)
- 「セレイド」(1993年)
- 「ANESSA」(1995年)
- 「オプチューン」(1995年 - 1998年)
- 「プラウディア」(1999年 - 2000年)
- 「化粧惑星」(2002年)
- JR東日本「SKI SKI」(1995年 - 1997年)
- 大塚製薬「ファイブミニ」(1996年 - 2000年)
- ヤマハ発動機「PAS」(1996年 - 1997年)
- 森永製菓「アッセ」(1996年 - 1997年)
- 森永製菓「フェス」(1996年 - 2000年)
- 森永製菓「ポテロング」(1999年)
- 森永製菓「オーガニックシリアル」(2001年)
- 森永製菓「カレ・ド・ショコラ」(2002年)
- 日産自動車「ウイングロード」(1996年 - 1998年)※ナインティナインと共演
- キヤノン「IXY」(1996年 - 2000年)
- サッポロビール「サッポロ生ビール・スーパースター」(1997年 - 1999年)
- シチズン「XC」(1999年)
- トヨタ自動車「ハイラックスサーフ」(2000年)
- 東洋水産「ホットヌードル」(2000年 - 2001年)
- アデコ(2000年 - 2001年)
- アツギ コンフォート(2001年 - 2002年)
- NTTコミュニケーションズ「マイライン」(2001年)
- 日立製作所
- 「日立冷蔵庫」(2002年 - 2003年)
- 「PAMエアコン白くまくん」(2002年 - 2003年)
- ライオン
- 社会保険庁「国民年金は確実にもらえます」(2003年 - 2004年)※のちに江角自身の未納問題が発覚し、降板となる。
- コーセー
- 「ホワイトクオリティ エッセンス」(2005年)
- 「グランデーヌ」(2005年 - 2006年)
- ホーユー「CIELO」(2006年 - 2007年)
- 三菱自動車工業「eKワゴン」(2006年 - 2008年)
- エスエス製薬「ハイチオールC(&ハイチオールC プルミエール)」(2007年 - 2009年)
- ピザハット「ベルサイユのピザ」(2008年)
- 明治安田生命
- 「MYライフプランアドバイザー物語」シリーズ(2008年 - 2010年)
- 「MYライフプランアドバイザー物語」シリーズ 新作(2011年 - 2013年)
- 味の素 Cook Do『クックドゥ』(2009年 - 2010年)
- 花王
- メリット(2010年 - 2014年)
- ソフィーナ オーブ クチュール(2010年 - 2014年)
- ヘルシア緑茶 すっきり(2011年 - 2012年)
- ソフィーナ ボーテ(2011年 - 2014年)
- アタックNeo (2012年 - 2014年)
- ソフィーナ ホワイトプロフェッショナル(2013年 - 2014年)
- 三洋電機 ライスブレッドクッカー「GOPAN」(2010年 - 2011年)
- ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン『塔の上のラプンツェル』(2011年)
- セブン&アイ・ホールディングス「セブンプレミアム」(2012年 - 2013年)
- 明治「明治スポーツミルク」(2013年 - 2014年)
- 東京ワンダフルプロジェクト「ベイズ タワー&ガーデン」(2014年 - 2015年)
- ΣΧΘΛΗ(1994年 - 1995年) ※カタログ起用(観月ありさがブランド立ち上げ当時からメインモデルであったため)
- next eye(ネクスト・アイ)イメージモデル(1998年) ※ポスター、カタログに起用
- チャイルド・ファンド・ジャパン(2008年)
- ESUMI(1996年10月)撮影:藤井保
- E-MODE(1999年11月)撮影:野波浩
- 『燃えるゴミ』(1997年12月)角川書店 のち文庫
- 『江角博士の恋愛の科学 研究レポート』(1999年)フジテレビ「江角マキコの恋愛の科学」編 ワニブックス
- 絵本『ハートがピカピカ』(2005年8月)真鍋太郎絵 フジテレビ出版
- 『もう、迷わない生活』(2006年3月)集英社 のち文庫
- ^ 芸能界入りの前に、勤務していた日本たばこ産業を退社後、本来行うべきである厚生年金から国民年金への切り替え申請をしていなかったことが原因[10]。
関連項目 |
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括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
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*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
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