片岡 龍也 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1979年5月1日(45歳) |
出身地 | 愛知県 |
SUPER GTでの経歴 | |
デビュー | 2005 |
所属 | GOODSMILE RACING & TeamUKYO |
車番 | 4 |
過去所属 |
TOYOTA TEAM TOM'S TOYOTA Team LeMans TOYOTA TEAM KRAFT RACING PROJECT BANDOH |
出走回数 | 146 |
優勝回数 | 9 |
シリーズ最高順位 | 1位 (2009、2014、2017) |
過去参加シリーズ | |
2002-2003 2004-2007 |
全日本F3選手権 スーパーフォーミュラ |
片岡 龍也(かたおか たつや、1979年5月1日 - )は、愛知県出身のレーシングドライバー。
1992年に12歳でカートレースデビュー。その後、全日本カート選手権で実績を上げ、1999年と2000年にFSAクラスで2年連続でチャンピオンに輝いた。
2000年にはフォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)を受講し、初代スカラシップ生に選ばれた。翌年からフォーミュラ・トヨタに参戦しシリーズ2位。2002年からは、FTRSサポートドライバーとして全日本F3選手権にステップアップ、2003年はシリーズ3位を獲得。またこの年はマカオグランプリにも出走した(結果はリタイヤ)。
2004年には全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにデビューし、第3戦もてぎで表彰台(3位)に上った。2005年にはトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)契約ドライバーとしてTeam LeMansに移籍し、第7戦富士では自己最上位の2位を記録し、シリーズ11位となった。2006年は第5戦オートポリスと第8戦もてぎ及び第9戦鈴鹿で3位を獲得してシリーズ7位となった。その後2007年はTDPから卒業し、前年と同じ体制で臨んだがシリーズ14位となり、2008年のシートを失った。
全日本GT選手権及びSUPER GTでは、2003年の第6戦もてぎラウンド・第7戦オートポリスにGT300クラスのセリカで初参戦し、スポット参戦した2戦共に優勝を飾った。
2004年はGT500クラスにステップアップし、TOYOTA TEAM TOM'Sの37号車のステアリングを握った(パートナーはジェームス・コートニー)。この年は、土屋武士/マルコ・アピチェラ組の36号車よりポイントランキングが上位であった。
2005年も、TOYOTA TEAM TOM'Sから山本左近と共に37号車で参戦。第4戦菅生ラウンドで初優勝を飾った。
2006年はフォーミュラ・ニッポン同様Team LeMansに移籍し、飯田章とのコンビとなったがシリーズ12位に終わった。
2007年はビヨン・ビルドハイムとのコンビに変わり、2度表彰台に上がりシリーズ9位となった。
2008年はKRAFTに移籍しピーター・ダンブレックとコンビを組み、シリーズ9位となった。
2009年からはGT300クラスのWedsSport Racing Team with BANDOHに移籍し、織戸学とのコンビでシリーズチャンピオンを獲得した。
2010年も同様の体制で臨み、シリーズ8位となった。
2011年2月21日に、チームのGT500クラスへのステップアップに伴って、LEXUS Team WedsSport BANDOHのドライバーとしてGT500クラスへと復帰することが発表された[1]。
2012年はTeam BANDOHを離れ、GT300クラスの前年度チャンピオンチームであるGSR & Studie with TeamUKYOの0号車を谷口信輝と共にBMW・Z4をドライブ[2]。1勝するも性能調整に苦しむかたちでシーズン5位に終わる。
2013年も同様の体制で望むが、ポイント圏外や鈴鹿1,000kmでのレース後の車両検車で失格になるも、終盤で2勝しシーズン3位に終わった。
2014年はスタディが離れたGSR & TeamUKYOから参戦、開幕2連勝を果たし、ウェイトハンデに苦しみながらも終盤でポイントを重ね、自身としては5年ぶりとなる2度目のシリーズチャンピオンを獲得した。
2015年は、ディフェンディングチャンピオンとして、また車種をメルセデスベンツSLSに変更して参戦する。しかしレギュレーションの影響もあってか全体的に苦戦が続き、最終戦で2位表彰台を獲得するも、結局、表彰台に乗ったレースは1年を通してこれのみというに終わった。
2016年では、前年と変わらず谷口信輝とのコンビで参戦。車種がSLSからAMGに変更となる。シーズンでは、開幕戦を2位と好調な滑り出しを見せたものの、ストレートスピードが極端に遅いという問題をかかえ苦戦が続く。それでも安定した成績を残し、また車も後半になるにつれて調子を上げていった結果、最終戦のもてぎでは3位表彰台を飾り、シーズン5位で終わる。またこの年はTOYOTA GAZOO Racingからニュルブルクリンク24時間レースにデビュー。レクサス・RC-FでSP PROクラス優勝を飾った[3]。
2017年では、前年と同体制で参戦。開幕戦の岡山の予選にて2番手につける。決勝では、ポールでスタートをしたLEON AMGを交わし、3年ぶりに優勝を飾る。その後第6戦鈴鹿こそノーポイントだったが、第5戦、第7戦で2位表彰台を獲得するなど、着実にポイントを重ねていった。最終戦ツインリンクもてぎでは、予選Q2でGT300クラスのコースレコード1'46.076をマークしSUPER GTでは自身初のポールポジションを獲得[4]。迎えた決勝を3位でフィニッシュし3年ぶりのGT300クラスチャンピオンを獲得した。また、初音ミクGTプロジェクト10周年を迎えるにあたり、谷口信輝・小林可夢偉と共にスパ・フランコルシャン24時間レースに挑戦した。予選のクラッシュにより車両は全損、AMGの協力の下、初音ミクが描かれた左ドア以外を交換し決勝に臨むも、残り13時間20分というところでクラッシュに巻き込まれ、リタイアに終わった。
カートではトヨタヤマハレーシングチームの監督[5]、フォーミュラでもTOYOTA GAZOO Racingドライバーチャレンジプログラム(旧称フォーミュラトヨタレーシングスクール、FTRS)の講師としてトヨタの若手育成を精力的に行っている。
2017年にはレーシングチーム『T's concept』(後のROOKIE Racing)を立ち上げてさらに育成に力を入れる。初年度はトヨタ・86でスーパー耐久のST-4クラスに参戦した[6]。また同じく2017年からチームルマンのスーパーフォーミュラ活動の監督にも就任した。
2022年までROOKIE Racingの監督を務めていたが、2023年は監督を辞めジュリアーノ・アレジの個人アドバイザーとなった[7]。
年 | チーム | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2002年 | TOM'S | トヨタ | A | TSU1 Ret |
TSU2 3 |
SUZ1 5 |
SUZ2 3 |
FSW1 Ret |
FSW1 1 |
MIN1 5 |
MIN2 3 |
TRM1 7 |
TRM2 8 |
SUZ1 7 |
SUZ2 9 |
SUG1 7 |
SUG2 10 |
SEN1 4 |
SEN2 9 |
TAI1 7 |
TAI2 7 |
TRM1 6 |
TRM2 4 |
6位 | 125 |
2003年 | SUZ1 11 |
SUZ2 Ret |
FSW1 2 |
FSW1 2 |
TAI1 2 |
TAI2 2 |
TRM1 3 |
TRM2 4 |
SUZ1 4 |
SUZ2 4 |
SUG1 4 |
SUG2 3 |
TSU1 2 |
TSU2 1 |
SUG1 5 |
SUG2 2 |
MIN1 2 |
MIN2 4 |
TRM1 5 |
TRM2 5 |
3位 | 207 |
年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 | LeMans Spirit | SUZ 10 |
SUG 11 |
TRM 3 |
SUZ 13 |
SUG Ret |
MIN 4 |
SEP 5 |
TRM 4 |
SUZ 12 |
8位 | 12 |
2005年 | Forum Engineering Team LeMans | TRM 7 |
SUZ 8 |
SUG 8 |
FSW Ret |
SUZ Ret |
MIN 7 |
FSW 2 |
TRM 6 |
SUZ 7 |
11位 | 7 |
2006年 | Team LeMans | FSW 13 |
SUZ 7 |
TRM Ret |
SUZ 6 |
AUT 3 |
FSW Ret |
SUG 9 |
TRM 3 |
SUZ 3 |
7位 | 13 |
2007年 | Forum Engineering Team LeMans | FSW 7 |
SUZ Ret |
TRM Ret |
OKA 9 |
SUZ Ret |
FSW Ret |
SUG Ret |
TRM 10 |
SUZ 7 |
14位 | 4 |
(key)
年 | チーム | コ・ドライバー | 使用車両 | クラス | 周回 | 総合順位 | クラス順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年 | DOME Racing Team | 立川祐路 伊藤大輔 |
童夢・S102 | LMP1 | 272 | 33位 | 11位 |
2004年に、レース中ピット作業時にハンバーガーを食べてしまうというマクドナルドのCMが放送されていたが、ドライブは本人によるもの。
mobilecast IMPUL | CARCHS KONDO RACING | SG 5ZIGEN | Team LeMans | RECKLESS CERUMO | Arabian Oasis IMPUL | ||||||
1 | ブノワ・トレルイエ | 3 | 柳田真孝 | 5 | 平中克幸 | 7 | 片岡龍也 | 11 | 立川祐路 | 19 | 本山哲 |
2 | 松田次生 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 6 | 吉本大樹 | 8 | 高木虎之介 | 12 | 佐々木孝太 | 20 | ミハエル・クルム |
PIAA NAKAJIMA | BOSS INGING | DHG TOM'S | DoCoMo DANDELION | ARTA | |||||||
31 | ロイック・デュバル | 33 | ロニー・クインタレッリ | 36 | アンドレ・ロッテラー | 40 | ビヨン・ビルドハイム | 55 | 井出有治 | ||
32 | 小暮卓史 | 34 | 横溝直輝 | 37 | 荒聖治 | 41 | ファビオ・カルボーン | 56 | 金石年弘 |