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基本情報 | |
国籍 |
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生年月日 | 2006年2月2日(19歳) |
出身地 |
東京都[1] (→ 岡山県美作市) |
親族 | 野田英樹(実父) |
スーパーフォーミュラでの経歴 | |
デビュー | 2024年 |
所属 | TGM Grand Prix |
車番 | 53 |
出走回数 | 9 |
過去参加シリーズ | |
2017年 2018年 - 2019年 2020年 - 2021年 2022年 2022年 - 2023年 2022年 - 2023年 2023年 2023年 - |
F U17チャレンジカップ F U-17&シニアレース デンマークF4選手権 Wシリーズ F3ドレクスラーカップ F2000トロフィー ユーロフォーミュラ・オープン BOSS GPレーシングシリーズ |
選手権タイトル | |
2023年 | F2000トロフィー |
受賞 | |
2019年 2022年 2022年 |
オカヤマアワード Wシリーズ Driver of the year 服部真二スポーツ賞 |
野田 樹潤(のだ じゅじゅ、Juju Noda、2006年〈平成18年〉2月2日 - )は、日本の女性レーシングドライバー。通称「Juju」。東京都出身、岡山県美作市育ち。マネージメントはNODAレーシングコンサルタンツ。父は元F1ドライバーの野田英樹。
2006年、F1ドライバーであった野田英樹の次女として誕生。3歳よりキッズカートを乗り始め、4歳でレースデビュー。6歳以降からレーシングカートに出場。本来はクラスの出場規定年齢に達しておらず特例での出場だった[2]。9歳の時点でFIA-F4を運転した[3]。
2017年、11歳で岡山国際サーキット/NODAレーシングアカデミーが共催する「フォーミュラU17チャレンジカップ」(F4、スーパーFJの混走レース)に参戦。野田はFIA-F4、それ以外の参加者(野田レーシングアカデミー生徒)はスーパーFJを使用。翌2018年からは同シリーズのF3マシンクラスに転向し[4]、2019年まで出場した全レースで優勝した[5]。
日本国内でのF4レース活動は14歳という年齢制限がありフル出場できるレースを模索、唯一可能であった「デンマークF4選手権」に2020年から参戦、家族で活動拠点をヨーロッパに移した[6]。6月の初戦をポールトゥーウィンで優勝[7][8]。シーズンは世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の拡大を受け当初のレース数を短縮、10月に予定していた最終2ラウンド(全6戦。最終ラウンドをスウェーデンで代替開催する計画もあったがコロナ再発により直前で中止[9])も中止[10]、ドライバーズランキング6位[11]でシーズンを終了した。
10月、国際自動車連盟(FIA)主催のフェラーリ(FDA)若手女性ドライバー育成プログラム「FIA Girls on Track Rising Stars」の選考キャンプに参加し、1次通過した8名に残るも[12]最終選考には進めず[13]。
1月、アメリカF4選手権の参戦を表明しROKiT社と育成ドライバー契約を結んだ[14]。しかし3月末の開幕戦予選直前に急遽参戦を取り止め。NODAレーシング側は多岐にわたる諸事情問題が改善されなかったと説明し野田本人に対して何らかの負担が慢性的化していく問題があると示唆した[15]。
5月、昨シーズンに引き続き「デンマークF4選手権」の参戦を継続[16][17]、しかし1勝の最低限目標が達成できずドライバーズランキング7位に終わった。野田は「総合力がないと速いだけでは勝てない」とコメントし大きな組織やチームへのステップアップを希望する[18]。監督・野田英樹の意向もあり、今期限りでNODAレーシングのチーム活動を一旦離れることになった[19]。
複数のプロジェクトに参加。そのメインに女性ドライバー限定のフォーミュラ選手権「Wシリーズ」のテストに参加し[20]、正式に2022年シーズンの参戦が決定した[21]。所属チームは育成枠であるWシリーズ・アカデミーに籍を置き少なくとも2シーズンのサポートを受ける[22]。第6戦のハンガリーでは9位に入りWシリーズ初ポイントを獲得した。しかしシーズン途中の10月財政難により3戦を残しての打ち切りが決定[23]。来シーズン開催の目途もつかず経営破綻しシリーズそのものが消滅した[24]。シリーズ終了時のドライバーズポイントは2点でドライバーズランキングは14位。
その他オーストリアのドレクスラーカップやイタリアのF2000トロフィー(カテゴリーはともにフォーミュラ・リブレ)に幾度かスポット参戦している。
この年Wシリーズのドライバー・オブ・ザ・イヤー[25]、第5回 服部真二賞の服部真二スポーツ賞ライジングスターを受賞した[26]。
NODAレーシングに復帰し、旧F3規格の「ユーロフォーミュラ・オープン」(EFO)に参戦。日本のスーパーフォーミュラ・ライツと同格のレギュレーションであり、車両はダラーラ・320のワンメイク[27]。第4戦フランスのポール・リカール レース1にて同シリーズに出場した女性ドライバーとして初優勝した[28]。
シリーズ後半戦、今期から導入した女性ドライバー最低重量の優遇措置が段階的に引き上げ修正されたのち最終的に撤廃、後半戦再開前にマシンの日本製ホイールに関わる使用許可を取り消された。野田英樹監督は「さすがにこの短時間の中で対応して参戦するのは物理的に無理がありすぎる」と判断、残りのEFO参戦を断念[29]した。
そのほか前年度から継続参戦しているシリーズでF3ドレクスラーカップは年間2位、F2000トロフィーでは女性として大会史上初の年間チャンピオンとなった[30]。またシーズン途中からは欧州の「BOSS GP」シリーズにもスポット参戦した。
1月7日、前年にスポット参戦したBOSS GPへフル参戦することを発表。チームはスポット参戦時と同じTeam HS ENGINEERING。
4月6日、BOSS GP参戦のチームをMM International Motorspotに移籍することを発表。車両はダラーラGP2/11。
5月5日、BOSS GP初戦ホッケンハイムはFP1、FP2、予選全てクラス2位、レース1はスタート直後の1コーナーでチームメイトのシモーネ・コロンボと接触パーツを壊しながらもオーバーテイクに成功するが数コーナー先でコロンボに追突されリタイア[31]。レース2はクラス2位。
5月26日、BOSS GP第2戦ニュルブルクリンクではFP1はクラス2位、FP2はクラス最下位、マシン不調が解消せず出走直前でScuderia Paradioからマシンを借りて出走、予選クラス2位。レース1はクラス3位、レース2はチームメイトのシモーネ・コロンボのオーバーテイクを試みるもスピン。その際、エンジンが停まったマシンから降りて手にしたステアリングをマシンに戻すことなく競技中のコースを許可なく横断。その途中でステアリングをコース上に叩きつけコース外に出て行くという行動があった[32][33]。結果はクラス5位[34]。
6月9日、BOSS GP第3戦レッドブルリンクではFP1、FP2、予選全てクラス1位、レース1はクラス1位でフィニッシュ後ローリングスタート時に列を乱したとし30秒ペナルティを課される。このレースに公式映像はないが観客が撮影した映像がSNSに上がっておりスタート時にチームメイトのシモーネ・コロンボを芝生まで押し出しているように見える[35]。チームは抗議をするも認められず[36]最終的に結果クラス6位へ降格となる[37]。レース2は参戦後初となるクラス優勝。
8月4日、BOSS GP第4戦TTサーキットアッセンではマシン不調でまともに走行できずFP1はクラス9位、FP2は最下位、マシン修復後予選はクラス1位、レース1はスタート失敗が影響しクラス5位、レース2は参戦後初となる総合優勝。
BOSS GP第5戦はスーパーフォーミュラ日程と重なる為欠場。
11月3日、BOSS GP第6戦(最終戦)ミサノでは、FP1クラス2位、FP2クラス5位、予選クラス1位。レース1はポールポジションでスタートもチームメイトのマックス・クッカレーゼにオーバーテイクされる。最終ラップ残り数コーナーで野田はオーバーテイクを試みるも接触スピン、両者ともレースを完走することはなく野田はその事故の責任を問われドライブスルーペナルティーを課される。実際には事故が最終周だった為に25秒加算ペナルティーが課された。最終結果クラス4位[38]。
レース1後、マネージャーである父・野田英樹とチームメンバーの間で激しい口論が起きたことでチームはスポーツマンシップと協調性の原則に反する行動をとったとして翌日のレース2に野田を参加させないという決断を下し野田との契約を解除した。この日の夜に事件が起こる。チームのガレージで盗難が発生、チームメイトのシモーネ・コロンボとマックス・クッカレーゼ両車の同じ位置の配線を何者かにカッターで切断される。この為翌日のレース2はマックス・クッカレーゼが無傷だった野田使用予定車を使用し3位表彰台を獲得。シモーネ・コロンボは代替車が用意出来ずレース参加を断念、年間タイトル獲得の可能性も断たれた。チームは公式リリースで「非常に苦々しい思いを抱きながらも、スポーツにおける誠実さ、尊敬、正義という価値観をしっかりと繰り返し述べ、議論するつもりはない。」とコメントしている[39]。
2024年BOSS GP、フォーミュラクラス年間ランキング3位[38][40]。
2023年12月6日〜8日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ合同テストにルーキー枠で参加。レーシングチームTGM Grand Prixの協力でダラーラ・SF23に初搭乗した[41]。
2024年1月9日、2024年のスーパーフォーミュラにTGM Grand Prixからの参戦を発表。国内トップフォーミュラにおいては、史上最年少かつ初の日本人女性ドライバーとなる[42]。
全9戦を終え、シリーズランキング21位[43]となり、スーパーフォーミュラに参戦した女性ドライバーとして初めてのシーズンフル出場、全戦完走となった。
公式アプリ『SFgo』での人気投票「IIJ Group SFgo AWARD」の「推しドラ部門 supported by IIJ」[44]で1位を獲得。2024年 JAFモータースポーツ表彰式[45]で表彰された。
身長は170 cm[46]。
家族は、元カーレーサーの父・英樹、元バレエダンサーでトレーナー、帯同マネージャーも務める母・雅恵(NODAレーシングコンサルタンツ株式会社代表取締役)のほか、姉と弟がいる。
樹潤という名前は、父・英樹の「樹」の一文字を貰い「樹木が潤いすくすくと育つようにのびやかに成長して欲しい」との願いが込められている(2024年10月4日「上柳昌彦 あさぼらけ」出演時に母が発言)[47]。
好きなものは、工作・動物・演劇・料理など[1]。
モータースポーツのトップカテゴリーまでステップアップし、女性ドライバーとしての優勝が最大の目標[3]。
フォーミュラレースへの挑戦で岡山国際サーキットを本拠地にするため、年少期より美作市に在住[48]。中学・高校は、神戸のインターナショナルスクールや日本体育大学桜華に在学[49]。卒業後は、日本大学スポーツ科学部へ進学する[50]。
モータースポーツ業界に入るきっかけは、3歳の誕生日に父がプレゼントしたキッズカートであった。遊び道具程度のつもりで贈ったのだが、みるみると上達し乗りこなしていった。初見からサーキットの爆音にひるむこともなく精神的な強さを垣間見せてもいたため、元からレーサーの資質があったのだろうと父・英樹は回顧している[51]。
2024年からスーパーフォーミュラに参戦するが、日本国内でレースをするにはレーシングライセンスと運転免許の2つを所持していなければならないため、自動車教習所に通って免許を取得した。その教習の際には普段のレースとは逆の低速運転などもあるため、スピードに慣れることに苦労したことを語っている[50]。
オフィシャル(専属)カメラマンは日本レース写真家協会(JRPA)所属の遠藤樹弥。
日本自動車連盟(JAF)ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024[52]にエントリーされる。2021~2023年までは、「その年に最も輝いたドライバー」が対象だったが、2024年は「最もモータースポーツ業界を輝かせたドライバー(四輪モータースポーツ競技参加者)」が顕彰対象と変更された。選出された4名(候補者1名が選出を辞退した為実際は3名)から一般投票を含めた投票で決定。野田はweb投票では最大得票数を獲得したがX投票と有識者投票の合計投票数では及ばず2位となった。
2024年8月28日、自動運転フォーミュラシリーズであるA2RLのテストを担当、バレルンガとイモラでテスト走行を務めた。
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年 | シリーズ | チーム | レース | 勝利 | PP | FL | 表彰台 | ポイント | 順位 |
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2017年 | フォーミュラU17チャレンジカップ | NODAレーシング | 3 | 3 | |||||
2018年 | フォーミュラU-17&シニアレース | 4 | 4 | ||||||
2019年 | 4 | 4 | |||||||
2020年 | デンマークF4選手権 | 9 | 1 | 3 | 2 | 3 | 85 | 6位 | |
2021年 | デンマークF4選手権 | 16 | 0 | 0 | 2 | 5 | 149 | 7位 | |
2022年 | Wシリーズ | Wシリーズ・アカデミー | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 14位 |
オーストリアF3ドレクスラーカップ | Vadum Racing | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48 | 8位 | |
イタリアF2000トロフィー | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | NC | ||
2023年 | ユーロフォーミュラ・オープン | NODAレーシング | 12 | 1 | 0 | 1 | 3 | 118 | 8位 |
オーストリアF3ドレクスラーカップ | 14 | 7 | 8 | 8 | 11 | 262 | 2位 | ||
イタリアF2000トロフィー | 14 | 7 | 8 | 9 | 11 | 275 | 1位 | ||
BOSS GPレーシングシリーズ | HS Engineering | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 44 | 16位 | |
2024年 | スーパーフォーミュラ | TGM Grand Prix | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0* | NC* |
BOSS GPレーシングシリーズ | MM International Motorsport | 8 | 2 | 2 | 2 | 4 | 146* | 3位* | |
2025年 | スーパーフォーミュラ | HAZAMA ANDO Triplr Tree Racing |
年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | NODA RACING | JYL 1 1 |
JYL 2 DSQ |
JYL 3 4 |
PAD 1 3 |
PAD 2 2 |
PAD 3 6 |
DJU 1 10 |
DJU 2 7 |
DJU 3 11† |
6位 | 85 | |||||||||
2021年 | PAD1 1 2 |
PAD1 2 2 |
PAD1 3 8† |
PAD2 1 DSQ |
PAD2 2 6 |
PAD2 3 11 |
JYL1 1 DNS |
JYL1 2 DNS |
JYL1 3 4 |
PAD3 1 2 |
PAD3 2 3 |
PAD3 3 Ret |
DJU 1 2 |
DJU 2 4 |
DJU 3 Ret |
JYL2 1 5 |
JYL2 2 8 |
JYL2 3 4 |
7位 | 149 |
年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022年 | Wシリーズ・アカデミー | MIA1 12 |
MIA2 15 |
CAT 13 |
SIL 16 |
LEC 13 |
HUN 9 |
SIN Ret |
14位 | 2 |
年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | NODA RACING | PRT 1 7 |
PRT 2 7 |
PRT 3 7 |
SPA 1 6 |
SPA 2 7 |
SPA 3 6 |
HUN 1 5 |
HUN 2 3 |
HUN 3 9 |
LEC 1 1 |
LEC 2 4 |
LEC 3 3 |
RBR 1 WD |
RBR 2 WD |
RBR 3 WD |
MNZ 1 |
MNZ 2 |
MNZ 3 |
MUG 1 |
MUG 2 |
RBR 1 |
RBR 2 |
RBR 3 |
8位 | 118 |
年 | チーム | シャーシ | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | TGM Grand Prix | ダラーラ・SF23 | ホンダ | SUZ 17 |
AUT 20 |
SUG 18 |
FSW 19 |
MOT 18 |
FSW 17 |
FSW 16 |
SUZ 12 |
SUZ 20 |
21位 | 0 | |||
2025年 | HAZAMA ANDO Triplr Tree Racing | SUZ 16 |
SUZ 21 |
MOT |
MOT |
AUT |
FSW |
FSW |
SUG |
FSW |
FSW |
SUZ |
SUZ |
NC* | 0* |
VANTELIN TEAM TOM'S | KONDO RACING | DOCOMO TEAM DANDELION RACING |
Kids com Team KCMG | HAZAMA ANDO Triplr Tree Racing |
ThreeBond Racing | docomo business ROOKIE | |||||||
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TEAM MUGEN | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL |
KDDI TGMGP TGR-DC | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING |
San-Ei Gen with B-Max | PONOS NAKAJIMA RACING | ||||||||
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