青り4号

世界一
リンゴ属 Malus
セイヨウリンゴ M. pumila
交配 'デリシャス' × 'ゴールデンデリシャス'
品種 '青り4号'
商品名 世界一 (Sekai Ichi)[1]
開発 日本の旗 日本 青森県、1974年
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青り4号’(あおりよんごう)は、青森県で育成されたリンゴ(セイヨウリンゴ)の栽培品種の一つである。‘レッドデリシャス’と‘ゴールデンデリシャス’の交配によって作出され、1974年に登録された。果実は赤く、極めて大きくなり、重さは1キログラムを超えることがある。この大きさから、世界一 (せかいいち、Sekai Ichi)との通称がつけられた。果肉は硬く、果汁が多く、甘さ・酸味とも控えめ。

特徴

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自家不和合性に関わるS遺伝子型はS3S9である[2]。中生種であり、収穫期は10月上旬から中旬[3]

果実は円形からやや円錐形、大型から非常に大型であり、小さなもので重さ350グラム、大きなものは500–600グラム、特に大きなものは1キログラム以上になる[1][3][4][5]。地色は黄緑色、全体に縞状に赤く染まる[1][3][5]。果肉は緻密でやや硬め、シャキシャキしており、果汁が多く、甘味・酸味とも控えめ[1][4][5]。冷蔵で3–4ヶ月ほど貯蔵可能であるが[3]、大きすぎるものは日持ちがやや劣ることがある[4]

利用

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2021年の栽培面積は約100ヘクタール、ほとんどは青森県である[4]

大玉品種として商品性が高く、特に贈答用や輸出用としての需要がある[3][5]

県立戦隊アオモレンジャーのリンゴレッドの必殺技として使用される[要出典]

歴史

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1930年、青森県苹果試験場(1950年に青森県りんご試験場に改称、2009年以降は青森県産業技術センターりんご研究所)において、‘レッドデリシャス’を種子親、‘ゴールデンデリシャス’を花粉親とした交配が行われた[1][3][4][5]。その実生が1946年に初めて結実し、選抜などを経て1974年に登録された[4]。試作を行なった一般農家が、「世界一大きいりんごだ」と宣伝したため、それがこの品種の通称となった[3][5]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e Sekai Ichi”. Pomiferous. Pomiferous.com. 2024年12月27日閲覧。
  2. ^ 阿部和幸 & 荒川修 (2015). “リンゴ”. In 金浜耕基. 果樹園芸学. 文永堂出版. pp. 59–90. ISBN 978-4830041297 
  3. ^ a b c d e f g 世界一(せかいいち)”. りんご大学. 2024年12月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 世界一 リンゴ”. 果物ナビ. 2024年12月27日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 世界一”. 旬の食材百科. フーズリンク. 2024年12月27日閲覧。

外部リンク

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