開発者 | Apple |
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OSの系統 | iOS |
ソースモデル | オープンソースのコンポーネントを使用したクローズドソース |
RTM版 | 2024年9月16日 |
最新安定版 | 18.1 (22B83) / 2024年10月29日 |
最新開発版 | 18.2 beta2 (22C5125e) / 2024年11月4日 |
使用できる言語 | [注釈 1] |
プラットフォーム |
iPhone
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カーネル種別 | ハイブリッド(XNU) |
既定のUI | Cocoa Touch (マルチタッチ, GUI) |
ライセンス | プロプライエタリソフトウェア |
先行品 | iOS 17 |
ウェブサイト | Apple - iOS 18 |
iOS 18は、Appleが開発しているモバイルオペレーティングシステムiOSの18番目のメジャーリリースである。開発者向けβ版は、発表当日の2024年6月11日(日本時間)に配信され、正式リリース版が2024年9月16日(日本時間17日)から配信開始された。[2]
2024年6月11日、WWDC 2024で発表された[3]。対応端末はiPhone XS/XS Max以降のiPhoneで、iOS 17対象の全てのモデルがサポートされる[4]。
Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)が、プライバシー保護に配慮し、パーソナルコンテキストを理解する、独自開発した生成モデルを据えるパーソナルインテリジェンスシステム(人工知能プラットフォーム)として、iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1以降での全面採用と応用した多数の機能が発表された[注釈 2][3][5][6]。
新しいSiriから、外部のChatGPT-4oをOpen AIのアカウントや契約無しで利用することも可能となる。2024年10月から米国英語でのベータテストが始まり、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、英国での英語は同年12月から、日本語、中国語、スペイン語、フランス語対応は2025年中となる予定[注釈 2][3][6]。iPhoneシリーズにおいてはiPhone 15 Pro/Pro Max以降でサポートされる予定[7][8]。
ホーム画面のアプリが画面上の自由な位置に配置する事が可能となった。また、アプリアイコンがダークモードによって黒基調の色彩に変更できたり、任意の色に変更できるオプションやアプリ名の表示を消してアイコンを大きくするオプションが追加された[3][4]。
ロック画面の下に表示されるアイコンの変更と用途が変更可能になった[3][4]。
全てのアプリでFace IDあるいはTouch IDでのロック機能に対応したほか、他の人に見られたくないアプリを隠す機能などが搭載された[3][4]。アプリをロックをすることで通知が自動的にオフとなる。
新しくデザインされたコントロールセンター。これまでよりもさらに自由にカスタマイズ可能になり、コントロールギャラリーからアプリなどのコントロールを追加できるようになった。また、ボタンのサイズの変更やページを複数にすることも可能になった[3][4]。さらに、サードパーティーのアプリのコントロールを追加することも可能となった。
写真アプリが一新され、新しい表示方法に変更された。Apple Intelligenceを活用し、自動でアルバムを生成したり、音楽と共にスライドショーを作成する機能の機能向上とより一層複雑な検索キーワードに対応した検索機能や、意図しない写り込みを除去してくれる機能などが搭載された[注釈 3][3][4]。
一新されたデザインに変更され、「重要」「支払い」「プロモーション」などに自動で振り分ける機能が追加される予定である[注釈 4]。また、Apple Intelligenceを使用できるようになるため、メールの返信内容を校閲してくれたり自動で返信内容の提案や文体の変更を行なってくれる[注釈 3][3][4]。
新しいテキストスタイル(太文字、イタリック、下線、取り消し線など)に対応。リアクション機能であるTapbackも強化され、自分の写真から作成したステッカーや絵文字を使用できるようになった。さらに、「あとで送る」機能やRCSに対応した[3][4]。
RCS対応により、iPhoneとAndroidの端末間でのメッセージ機能が強化され、SMSよりも高解像度の写真、動画、大きなファイルサイズのファイル共有、音声メッセージ、絵文字リアクション、入力中のインジケーターの表示、既読機能、携帯電話もしくはWi-Fi経由でのメッセージ送信に対応した[注釈 5][注釈 6][10]。
米国でiPhone 14以降のモデルの場合、インターネット通信がない場合でも通信衛星を経由してメッセージを送信する機能が登場[3][4]。
電話内容を録音する機能に対応した。さらに録音した音声を自動でテキストに変換する機能も実装された[注釈 7][3][4]。
計算機アプリが大幅に強化され、通貨や単位の変換にも対応した。その他、縦画面での関数計算に対応し、「計算メモ」と呼ばれるメモに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示したり、履歴などの機能が搭載された[3][4]。
Safariに関連項目について自動的に検索し表示してくれる機能やApple Intelligenceを活用した要約機能が追加された[注釈 3][3][4]。
AirPods Pro(第二世代)が首振りによる操作に対応。「はい」なら縦に、「いいえ」なら横に首を振ることで人の多いところや話せない場面でもSiriに応答することが可能になった[3][4]。
メモアプリで音声から自動で文章を書き出す機能やノートに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された[3][4]。その他、ハイライトの色や折りたたみ式の書式が追加された。
Apple TVアプリで音声の協調に対応[注釈 8]。InSightと呼ばれる機能で映画の最中に出演している俳優や音楽を検索しお気に入りやAppleミュージックに追加する事が可能になった[3][4]。
これまでのiCloudキーチェーンが独立したアプリになった。このアプリはiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro、Windowsに対応している[3][4]。
macOS Sonomaで追加されたゲームモードと同様の機能に対応した。これにより、ゲーム時のゲームアプリ以外の動作を極力控えることでゲームパフォーマンスを向上させる[3][4][11]。
高度が表示に対応し、ハイキングコースをカスタマイズしたり、オリジナルのウォーキングやハイキングのルートの作成が可能になった[3][4]。
ウォレットに追加したパスに会場の案内やマップ、当日の天気などが表示できる機能が追加された[3][4]。
iPhoneをポケットに入れたまま、Apple Watchを装着したまま何も操作せずにロックされたドアのロックを解除できる機能が追加された[3][4]。
新しくなったデザインにより見やすさが向上したほか、リマインダーとの機能連携が可能になった[3][4]。
アプリに共有する連絡先が、今までは全てを共有するかしないかの二択だったが、自由に共有する連絡先をユーザー自身が選択する機能が追加された[3][4]。
緊急通報時に接続している機関とビデオ通話を行う機能に対応した[3][4]。
「視線トラッキング」によって目線での操作に対応。その他、音楽に合わせiPhoneが振動する「ミュージックの触覚」、Siriが理解できる独自の発話音声を割り当ててタスクを実行させる「ボーカルショートカット」、自動車等に乗車中の乗り物酔いを軽減させるのに役立つ「車両モーションキュー」などの機能が追加された[12][3][4]。
凡例: 過去のバージョン 最新のバージョン 最新のベータバージョン
バージョン | ビルド | 配信日 | 更新内容 | ノート |
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18.0 | 22A3351 | 2024年9月20日 | iPhone 16シリーズ向けの初期インストール版 | |
22A3354 | 2024年9月17日 | [16][17] | ||
18.0.1 | 22A3370 | 2024年10月4日 | 一部のiPhoneモデルで、メモリ割り当ての不具合によりパフォーマンスに影響が及ぶことがある問題の修正 その他のバグ修正・セキュリティアップデート |
[15] |
18.1 | 2024年10月28日 |
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版 | バージョン | ビルド | 配信日 | 更新内容 | リリースノート |
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developerβ版 | 18.2 Beta 2 | 22C5125e | 2024年11月4日 | Apple Beta Programに参加する開発者向け(18.2 Beta2はApple developerβ版のみ)
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[18][19] |
(注:全て日本時間)
以下は、iOS 18に対応している端末の一覧である[4]。